概要
戦闘に至るまでの背景
両軍の戦力
※ただし、ベルザウスと兵力3万は、後続部隊であって、最初からは参戦していない。
戦闘経緯
シャリアル国軍は、10倍近い兵力で
ラケイト城を包囲し、断続的に攻撃を仕掛けた。しかしこの城を守るのは
ベルザウスからも一目置かれている
グフスと
エルドスであった。
彼らは篭城戦の基本に乗っ取り、決して自分たちから討って出ず、守りを固めて
シャリアル国軍の攻撃を何度も迎撃した。もともと、この城は、
フェルスデッド国攻略のはじまりに過ぎなかった。にも関わらず苦戦を強いられ、出鼻を挫かれた
シャリアル国軍は、兵の士気を上げる為、
ラケイト城を放置して周辺の小砦を陥落させ、そのまま軍勢を東へと向けさせた。
だが、
ラケイト城が時間を稼いでいる間に、
ベルザウス自らが3万の軍勢を率いて援軍として到着、両軍は10月14日に再び
ラケイト城にて激突する。
しかし、援軍をあわせても兵力は
シャリアル国が倍近くあり、
ベルザウスの軍勢も押されていく。
翌日の総決戦に備えて一旦軍勢を引く両軍、だが、
ベルザウスがこの戦いの始まる前に打っておいた策は、静かに、しかし確実に進んでいた。
戦いの結末
この後
シャリアル国は、
メスローの長男が継ぐものの、幼い国主の下、それぞれの将が国を守り立てるのか、保身に走るのか、勝手な行動をとりはじめ完全な混乱状態となり、実質的にはこの時点で滅亡したといっていい。
ロードレアは北から、
ベルザフィリス国は西から、次々と城を陥落させる。その一方で、最大の勝利者であった筈の
フェルスデッド国は、国力の違いから、撃退に精一杯で、大きな領土拡大には至らなかった。これも全ては、
ヴェリアの遠謀により、
ベルザウスのクーデターが数年遅れたことに原因があったといってもいい。
最終更新:2011年12月13日 19:56