概要
戦闘に至るまでの背景
両軍の戦力
※実際は、かなりの兵数を
ギザイアが引き連れていった為、
ロッド国軍の正確な兵数は不明。
戦闘経緯
グルファ城への攻撃は、
バイアラスと
アレスに委ねられた。まずは
バイアラスが
グルファ城へ総攻撃を仕掛ける。これは、
アレスが別働隊を率いて城攻めの策を発動するまでの時間稼ぎではあったが、
バイアラス部隊の士気は高く、策の発動までに城を落とす覚悟での攻撃であった。
バイアラスが真正面から
グルファ城を攻めている間に、
アレスの別働隊が動き始めていた。
アレスは、この城が
ロードレア国領土の時代から、「山を利用して背後を守る要塞」であることを熟知していた。
だからこそ、この城は背後の守りは常に手薄である。実際、崖に守られた城の背後から軍勢を派遣することは不可能であった。
だが、突如として
グルファ城の背後は崩壊する。
アレス部隊が、山頂から巨大な岩石を次々と落とし、これが勢いをつけて崖の上から城に落下してきたのだ。
一瞬にして城の背後は崩壊するが、元々手薄だった城門を破壊されても、
グルファ城そのものの崩壊には繋がらない。
にも関わらずこの手に打って出たということは、城攻めをする切り札となるべき策がもう一つある。
シーヴァスはそれを予期し、
ロードレア国軍がその第二の策の準備に取り掛かっている間に先手を打つべく、城を捨てて全軍
バイアラス部隊へと打って出た。
それこそが
アレスの第二の策であった。
シーヴァスの智謀を決して侮ってはいない
アレスは、
シーヴァスならばそこまで考えて行動するだろうと予期し、
バイアラス部隊に真の布陣を指示した。
城を力攻めしていた
バイアラス部隊は、一旦後退すると素早く陣形を建て直し、城から出てきた
シーヴァス部隊を包囲する形をとった。
シーヴァスは完全に包囲されるが、獅子奮迅の戦いぶりを見せて数十騎に討ち減らされながらもかろうじて生き延びた。
そして、
シーヴァスは軍勢を立て直すと称して、
ギザイアとは合流せず、一旦本国へと退いていく。
いまの彼が望む最後の頼みは、
ギザイアと
ミルナスが、
ロードレア国軍に敗れる事であった。
戦いの結末
最終更新:2011年12月12日 02:12