ロミ


基本情報


略歴

ロッド国の将軍、名門の家系の末っ子として生まれ、兄弟達と共に軍人としての英才教育を受け育てられた。
戦いに際しての高い知識と理論を持っており、ロッド国の未来の一端を担う存在として、期待を掛けられ、異例の速さで士官学校卒業と同時に将軍として兵を率いる事になる。
この頃からロッド国軍師ギザイアに強い憧れを持っており、10代の頃から国を動かす彼の姿を自分に照らし合わせ、追い続けた。
だが実戦では若さが表に出てしまい、部下との衝突や、戦果を焦るあまりの拙策等、兵を上手く纏める事ができず苦悩の日々を送る。
彼女の部隊は最大数の兵士を与えられ、アル国との国境戦で多大なる戦果を出し続けたが、損失率も凄まじく、小さな見た目から「小悪魔」と味方から渾名された。
高い理想と崇高な理念を持つが故の周りとの衝突は続いたが、乱世の世を行きぬくための成長を続け、次第に周りからの信頼を勝ち取り、それに応じるように本来彼女が持つ力を発揮していく事になる。

707年のベルザフィリス国によるロッド国遠征において、ロッド国は降伏し、ギザイアと共にベルザフィリス国に籍を置くことになるが、その頃から意外な才能を発揮する事となった。
それは、工作員(隠密)としての才能であった。こうしてロミはギザイアの信頼を勝ちとり、彼の元で特殊部隊の創設に関わる事になり、それらを率いる事になる。
ギザイアの謀略の為の工作を次々とこなし、 彼の思いのままに事を運んで行く。
後に自らを戦死扱いにさせ、全ての情報を抹消し、ギザイアの影として、謀略に生きた彼を裏から支え続けた。

人物

  • 表舞台から完全に名前を消していた為、具体的な活躍はほとんど記録が残らず、生没年に関してもどこまで信頼できるかわからない。
  • 彼女に関しての記録は全て抹消されていたので、実在したのかすら怪しまれるところであったが、後世になって発見された他の将軍達や兵士達の文章や手紙に名前が出てくることから、歴史家の間では実在した事になっている。
  • 前述の様に、当初は実在した将軍かどうかの論争もあったが、これに決着がつき、徐々に発見されていく資料から、彼女の若き日の悩みが判明されていくと、今度は「能力はあるものの、本来の力を発揮し始めるまでに相当な時間を掛けてしまった人間」の代名詞として扱われることになる。
  • 物語では、嫌われ者のギザイアの人間的な一面を描かせる為の部下としてや、若きエリートが苦悩しながら成長していくという姿で書かれる事が多い。

関連項目


最終更新:2011年12月05日 11:31