フェリアザード海戦

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概要

フェリアザード海戦とは、アルファ687年、偽帝討伐連合軍ゲーリー国軍の間に起きた戦いである。

戦闘に至るまでの背景


▲687年3月における勢力図

ネルヴァ城を占領し、旧アゾル領土は、ロードレア国の別働隊によって奪還され、フェリアザード城までの砦も、レイディックカルディスによって次々と陥落、後退に後退を重ねたゲーリー国軍の士気は、完全に落ちていた。
勢いにのった偽帝討伐連合軍だが、マラが立てこもるフェリアザード城は、陸路で攻めるのが困難な土地であった。
そこで、連合軍は艦隊を率いて海路からの攻撃を実行、海戦へと向かう。
ロードレアロー・レアルス国は、それぞれの艦隊を集結させ、リューグ国、ゾリメック国は海がない国だった為、両国の艦隊の指揮下に入ることで、便宜上「ゾリメック艦隊、リューグ艦隊」を名乗ることとなった。

両軍の戦力

攻撃側 守備側

偽帝討伐連合軍
軍勢
ゲーリー国軍
総兵力20000 兵力 総兵力11000
★連合国主 総指揮
軍師
主要参戦者

ロードレア

レイディック

ソフィス

フィリス

アリガル






ラディア

ロー・レアルス

カルディス

ゼノス

ゾイ

ドルトン

アメシアン

ゾリメック

サリーア

ナッシュ

リューグ

ライグ

バロゥド

シリナ
★盟主をおかず、4ヶ国を同列とした為、総大将はレイディックカルディスサリーアライグの4人となる。


戦闘経緯


ロードレア国、ロー・レアルス国の艦隊がゲーリー国艦隊を正面から見据え、一斉に全艦隊を突撃させた。
しかし、この先陣を切った艦隊はダミー艦隊であり、実際はほぼ無人の船ばかりであった。ゲーリー国はそうとも知らず、先陣の艦隊に攻撃を集中させ、これを轟沈させることに成功するが、囮艦隊は内部に仕掛けられていた火薬を爆発させ、この爆煙を眼くらましとして、両国の主力艦隊が突撃を開始、更にこれに呼応してリューグ国、ゾリメック国の艦隊も側面から攻撃を開始する。
この時代の海戦とは、艦隊に積まれた法術(魔力を温存させた主砲)による艦砲射撃の他に、艦に艦をぶつけて抜刀隊を乗り込ませる戦法が主であった。
ゲーリー国艦隊は、ロードレア国艦隊の突撃を受けて次々と艦を占拠され、夕刻には勝敗は決した。

戦いの結末

フェリアザード海戦における敗北の報告がマラの元に届いたのは3月27日であった。
これを受けて、城に立て篭もり徹底抗戦して最後の決戦を挑むか、無条件降伏かの選択を迫られたマラは、配下の将に「2時間後に軍議を開く、それまでここには誰も入れるな」と言い、一旦解散させた。
この間の出来事は証言者がいるわけではなく、全ては物語「蜉蝣戦記」での想像の部分であるが、転寝をしていたマラは、リディアニーグの悪夢に魘されたという。
そして、彼の悪夢は一人の男の侵入によって妨げられることとなる。配下のザリアンである。
彼は軍議の開始前に乱入すると、マラをその場で殺害、そのまま偽帝討伐連合軍に投降する。
こうしてゲーリー国国主マラによる偽帝騒動は終わりを告げた。
偽帝擁立に関わった将は処刑されたが、才能を見出された者達はロードレア国、ロー・レアルス国がいち早く目をつけてそれぞれ引き抜いていくこととなった。リューグ国、ゾリメック国が戦後処理に追われていた間に、レイディックカルディスが素早く人材の補充に動いていたところに両者のしたたかさを感じさせる。
ゲーリー国の旧領土のほとんどをロー・レアルス国が、旧アゾル領土のほとんどをロードレア国が、直接国境を接していなかったリューグ国には、相応の物資と金銭を渡す、ということで論功の話し合いはついた。
が、ゾリメック国にだけは別の思惑があった。国主サリーアは、自らの器が乱世に適したものではないことを知り、国と民をそのままレイディックに託す形で、ゾリメック国を完全にロードレア国に吸収してもらうことを決意、レイディックもこれに応じた。

こうして偽帝討伐連合軍は解散することとなったが、ゲーリー国の滅亡により、ロードレア国とロー・レアルス国が国境を接する事となり、レイディックカルディスの直接対決はもはや避けられないものとなっていた。
別れ際、カルディスレイディックに一太刀浴びせ、レイディックもこれを受け止める。これが、天下を賭けての両者の宣戦布告であったという。

ひとまずそれぞれの帰路へと付く連合軍、しかし、ロードレア国軍はその途中、北方のメヌド砦へとその足を向けていた。ここにはゲーリー国の残党軍が兵を集めて立て篭もり、最後の抵抗を続けていた為である。
そして、その残党軍をまとめていたのがかつてラディアと名勝負を繰り広げたヴァイナックであった。
ラディアはこの城を落とすのに一兵も使わず、自ら挑戦状をもってヴァイナックに一騎打ちを申し出た。これに応じたヴァイナックは、自らの最後の戦いに華を添えてくれたことを感謝して、壮絶な一騎打ちの末に果てた。彼の息子メナスも後を追い自決、指揮者を失った城は降伏勧告に応じて開城することとなる。

また、リューグ国も分岐点に立たされていた。共に偽帝を討った同士と思っていたロー・レアルス国から同盟の使者が到着したとき、その口上に国主ライグは激怒した。同盟とは名ばかりで、まるで自らの配下になれという内容だった為である。
しかし、ライグは現時点におけるカルディスとの力の差を十分に知っていた為、この同盟に応じることとなった。それを見て、一人怪しい笑みを浮かべる男がいた、リューグ国の将軍で、この時点ではまったく無名の存在であったベルザウスである。
彼が歴史の表舞台に立つには、まだしばらくの時間が必要であった。