概要
戦闘に至るまでの背景
▲686年3月における勢力図(ネモリアの戦いは、2月に行われている)
アゾル城の戦いにおいて国を失い、
ロードレア国へと落ち延びた
ラディアを待っていたのは、思いのほか手厚いもてなしであった。
更に
ロードレア国主
レイディックは、
アゾル国の敵討ちと称して
ゾリメック国への軍勢の派遣を決意、その総大将には
ラディアが抜擢された。
勿論これは、
レイディックがロマンチストだったというエピソードではない。敵討ちに燃える
ラディアを飾り、実権を腹心の
ソフィス、
アリガルに持たせて行わせた軍事行動である。
友好国(文献によっては「同盟国」だったともある)であった
アゾル国の敵討ちという一面は無かった訳ではないが、真意はそれを利用した領土拡大にあったと見てまず間違いはない。
そして、それは戦国の時代ではとりわけ後ろ指を指される行為でもなく、寧ろ至極自然な流れであった。
だが、逆に後ろ指を指されるべき男もいる。
ゲーリー国国主
マラである。
彼は
ゾリメック国を利用するだけ利用すると、
アゾル国の旧領をほぼ全て独占し、
ロードレア国の軍勢に攻め込まれて救援を求める
ゾリメック国の要請を完全に無視している。ここにきて初めて
サリーアも自らが利用されていたことに気づかされた。
両軍の戦力
戦闘経緯
戦いの結末
最終更新:2011年11月30日 19:39