概要
戦闘に至るまでの背景
女神戦争勃発より国境付近で両国の小競り合いが続いていたが、初めて大規模な制圧作戦が行われた。
両軍の戦力
戦闘経緯
初めはクリート国軍対ヤディシリ駐留軍の構図。本格的にクリートの軍隊が進軍してくるとの報を受けて、ヤディシリ駐留軍は守備を固めるとともに、近隣のル・マンティス軍に救援を求めた。が、この進軍が本命だとの確証を得られなかったル・マンティスの反応は鈍かった。
数日間の小競り合いの後に、クリートの第二陣が到着。これをもって完全に制圧作戦であることを確信したル・マンティスは慌ててヤディシリに戦力を集中させるように指示を出したが、クリート軍は先遣の第一部隊と第二部隊を合流させてヤディシリに強行突入した後だった。
ヤディシリ中央部での激戦によりル・マンティスの駐留軍は壊滅。ヤディシリはクリートが制圧した。
クリートがヤディシリを制圧後にル・マンティスの主力部隊が到着。ル・マンティスは当初予定していた防衛作戦から奪還作戦に転じる。
翌日。
すでにクリート軍によって破壊されていた北側の正門にル・マンティス軍は集結。前日までとは攻守を入れ替えた総力戦が行われる。
ル・マンティス軍は正門に一度クリート軍を引きつけておいてから、一部部隊を街の西側に割いて別の突入経路を造ろうとする。クリート軍がこれに対応できたのは、ちょうど壁が崩れた直後だった。
これ以上ヤディシリに留まっていても不利と見たクリート軍は即座に焦土戦術に移る。街に火を放ちつつ街の南門から脱出しようとするが、西側の壁を崩したル・マンティス軍はそのまま転進。野外から南に回り込み、外で待ち受ける。
北の正門から進軍した本隊と南門に回った分隊でクリート軍を挟撃しようとしたル・マンティス軍だったが、南部に回った分隊はその役目を十分果たせぬまま押されて徹底することになる。
この間にヤディシリの街は火に包まれ、避難しようとパニックを起こした市民で溢れかえるが、両軍ともこれを無視して街南部で野外戦に突入。
結局、ヤディシリの街が灰燼と化し、その機能を失うことで双方共に戦闘継続の意義を失い、戦闘による疲弊も相まって撤退した。
戦いの結末
ヤディシリの街が炎に包まれ崩壊することで、両軍とも戦略目的を見失い退却した。
ヤディシリが復興することはなかった。
最終更新:2011年05月24日 02:28