第2次グルファ城の戦い

「第2次グルファ城の戦い」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

第2次グルファ城の戦い」(2011/12/12 (月) 02:12:19) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&bold(){概要} ---- 第2次グルファ城の戦いとは、[[蜉蝣時代]]の戦乱の中で、[[アルファ]]696年10月、[[ロードレア]]国軍と[[ロッド]]国軍の間に起きた戦いである。 &bold(){戦闘に至るまでの背景} ---- &ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/map/696-10.JPG,left) ▲696年10月における勢力図 [[ロードレア四天王]]の一人[[ラディア]]は毒矢に倒れ、同じく四天王の一人[[アリガル]]は寝首をかかれた。 この2度の事件を裏で操っていたのが[[ロッド]]国軍師[[ギザイア]]である。698年10月28日、ついに[[ロッド]]国を真正面から討つことを決めた[[レイディック]]は、各地の将に集結命令を下し、総兵力12万という大軍を動員させた。 総大将に[[レイディック]]、軍師に[[ヴェリア]]、副軍師に[[アレス]]、先陣に[[バイアラス]]という磐石の陣営であった。 [[ラディア]]の敵討ちというこの戦いに、彼女の愛弟子だった[[バイアラス]]の戦意はこれまでになく高揚していた。彼は自軍の旗に「翼」の絵柄を用い、その全てに「舞風の仇討ちを」と書かせた。 [[バイアラス]]は、[[レザベリアスの戦い]]の中、[[ラディア]]に「お守り」と称されたリボンを渡された事があり、そのとき自分が[[ラディア]]の運を吸ってしまったのではないかという迷信めいた負い目を感じていたという。 [[グルファ城]]を[[アリガル]]から奪った[[ロッド]]国は、ここを国境最前線基地とするため、2万8千の軍勢を駐屯させていた。 しかし、[[ロードレア]]国の反撃が想像を上回る速度と兵力を擁していたことに加えて、[[アル]]国が停戦条約を破って侵攻を開始したこともあり、[[ギザイア]]は後方で兵を集結させると、[[ミルナス]]を引き連れて[[グルファ城]]より撤退、城を[[シーヴァス]]に任せた。 後継者争いに敗れた[[シーヴァス]]を捨て駒にしたのは誰の目にも明白だが、[[シーヴァス]]自身は、この戦いで[[ロードレア]]国を撃退すれば逆に自分の地位を一気に向上させれると野望に燃えていた。 &bold(){両軍の戦力} ---- |>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''攻撃側''|BGCOLOR(#cccccc):|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''守備側''| |>|>|>|>|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/ro-dorea.PNG)&br()[[ロードレア]]国軍|CENTER:''軍勢''|>|>|>|>|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/roddo.PNG)&br()[[ロッド]]国軍| |>|>|>|>|CENTER:総兵力120000|CENTER:''兵力''|>|>|>|>|CENTER:総兵力28000| |>|>|>|>|CENTER:[[レイディック]]|CENTER:''総指揮''|>|>|>|>|CENTER:[[シーヴァス]]| |>|>|>|>|CENTER:[[ヴェリア]]|CENTER:''軍師''|>|>|>|>|CENTER:| |>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''主要参戦者''| |CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/reidiku.JPG,width=55,height=68)&br()[[レイディック]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/veria.JPG,width=55,height=68)&br()[[ヴェリア]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/aresu.JPG,width=55,height=68)&br()[[アレス]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/baiarasu.JPG,width=55,height=68)&br()[[バイアラス]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/reibaado.JPG,width=55,height=68)&br()[[レイバード]]||CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/si-vasu.JPG,width=55,height=68)&br()[[シーヴァス]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,width=55,height=55)&br()|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,width=55,height=55)&br()|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,width=55,height=55)&br()|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,width=55,height=55)&br()| ※実際は、かなりの兵数を[[ギザイア]]が引き連れていった為、[[ロッド]]国軍の正確な兵数は不明。 &bold(){戦闘経緯} ---- &ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/monogatari/map/35.JPG,left) [[グルファ城]]への攻撃は、[[バイアラス]]と[[アレス]]に委ねられた。まずは[[バイアラス]]が[[グルファ城]]へ総攻撃を仕掛ける。これは、[[アレス]]が別働隊を率いて城攻めの策を発動するまでの時間稼ぎではあったが、[[バイアラス]]部隊の士気は高く、策の発動までに城を落とす覚悟での攻撃であった。 [[バイアラス]]が真正面から[[グルファ城]]を攻めている間に、[[アレス]]の別働隊が動き始めていた。 [[アレス]]は、この城が[[ロードレア]]国領土の時代から、「山を利用して背後を守る要塞」であることを熟知していた。 だからこそ、この城は背後の守りは常に手薄である。実際、崖に守られた城の背後から軍勢を派遣することは不可能であった。 だが、突如として[[グルファ城]]の背後は崩壊する。 [[アレス]]部隊が、山頂から巨大な岩石を次々と落とし、これが勢いをつけて崖の上から城に落下してきたのだ。 一瞬にして城の背後は崩壊するが、元々手薄だった城門を破壊されても、[[グルファ城]]そのものの崩壊には繋がらない。 にも関わらずこの手に打って出たということは、城攻めをする切り札となるべき策がもう一つある。 [[シーヴァス]]はそれを予期し、[[ロードレア]]国軍がその第二の策の準備に取り掛かっている間に先手を打つべく、城を捨てて全軍[[バイアラス]]部隊へと打って出た。 それこそが[[アレス]]の第二の策であった。 [[シーヴァス]]の智謀を決して侮ってはいない[[アレス]]は、[[シーヴァス]]ならばそこまで考えて行動するだろうと予期し、[[バイアラス]]部隊に真の布陣を指示した。 城を力攻めしていた[[バイアラス]]部隊は、一旦後退すると素早く陣形を建て直し、城から出てきた[[シーヴァス]]部隊を包囲する形をとった。 [[シーヴァス]]は完全に包囲されるが、獅子奮迅の戦いぶりを見せて数十騎に討ち減らされながらもかろうじて生き延びた。 そして、[[シーヴァス]]は軍勢を立て直すと称して、[[ギザイア]]とは合流せず、一旦本国へと退いていく。 いまの彼が望む最後の頼みは、[[ギザイア]]と[[ミルナス]]が、[[ロードレア]]国軍に敗れる事であった。 &bold(){戦いの結末} ---- [[グルファ]]城を奪還した[[ロードレア]]国軍は、[[リヴァイルシア]]との直接対決となる[[エスデリアの戦い]]へ駒を進めることとなる。 &ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,left)
&bold(){概要} ---- 第2次グルファ城の戦いとは、[[蜉蝣時代]]の戦乱の中で、[[アルファ]]696年10月、[[ロードレア]]国軍と[[ロッド]]国軍の間に起きた戦いである。 &bold(){戦闘に至るまでの背景} ---- &ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/map/696-10.JPG,left) ▲696年10月における勢力図 [[ロードレア四天王]]の一人[[ラディア]]は毒矢に倒れ、同じく四天王の一人[[アリガル]]は寝首をかかれた。 この2度の事件を裏で操っていたのが[[ロッド]]国軍師[[ギザイア]]である。698年10月28日、ついに[[ロッド]]国を真正面から討つことを決めた[[レイディック]]は、各地の将に集結命令を下し、総兵力12万という大軍を動員させた。 総大将に[[レイディック]]、軍師に[[ヴェリア]]、副軍師に[[アレス]]、先陣に[[バイアラス]]という磐石の陣営であった。 [[ラディア]]の敵討ちというこの戦いに、彼女の愛弟子だった[[バイアラス]]の戦意はこれまでになく高揚していた。彼は自軍の旗に「翼」の絵柄を用い、その全てに「舞風の仇討ちを」と書かせた。 [[バイアラス]]は、[[レザベリアスの戦い]]の中、[[ラディア]]に「お守り」と称されたリボンを渡された事があり、そのとき自分が[[ラディア]]の運を吸ってしまったのではないかという迷信めいた負い目を感じていたという。 [[グルファ城]]を[[アリガル]]から奪った[[ロッド]]国は、ここを国境最前線基地とするため、2万8千の軍勢を駐屯させていた。 しかし、[[ロードレア]]国の反撃が想像を上回る速度と兵力を擁していたことに加えて、[[アル]]国が停戦条約を破って侵攻を開始したこともあり、[[ギザイア]]は後方で兵を集結させると、[[ミルナス]]を引き連れて[[グルファ城]]より撤退、城を[[シーヴァス]]に任せた。 後継者争いに敗れた[[シーヴァス]]を捨て駒にしたのは誰の目にも明白だが、[[シーヴァス]]自身は、この戦いで[[ロードレア]]国を撃退すれば逆に自分の地位を一気に向上させれると野望に燃えていた。 &bold(){両軍の戦力} ---- |>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''攻撃側''|BGCOLOR(#cccccc):|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''守備側''| |>|>|>|>|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/ro-dorea.PNG)&br()[[ロードレア]]国軍|CENTER:''軍勢''|>|>|>|>|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/roddo.PNG)&br()[[ロッド]]国軍| |>|>|>|>|CENTER:総兵力120000|CENTER:''兵力''|>|>|>|>|CENTER:総兵力28000| |>|>|>|>|CENTER:[[レイディック]]|CENTER:''総指揮''|>|>|>|>|CENTER:[[シーヴァス]]| |>|>|>|>|CENTER:[[ヴェリア]]|CENTER:''軍師''|>|>|>|>|CENTER:| |>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''主要参戦者''| |CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/reidiku.JPG,width=55,height=68)&br()[[レイディック]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/veria.JPG,width=55,height=68)&br()[[ヴェリア]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/aresu.JPG,width=55,height=68)&br()[[アレス]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/baiarasu.JPG,width=55,height=68)&br()[[バイアラス]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/reibaado.JPG,width=55,height=68)&br()[[レイバード]]||CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/si-vasu.JPG,width=55,height=68)&br()[[シーヴァス]]|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,width=55,height=55)&br()|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,width=55,height=55)&br()|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,width=55,height=55)&br()|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,width=55,height=55)&br()| ※実際は、かなりの兵数を[[ギザイア]]が引き連れていった為、[[ロッド]]国軍の正確な兵数は不明。 &bold(){戦闘経緯} ---- &ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/monogatari/map/35.JPG,left) [[グルファ城]]への攻撃は、[[バイアラス]]と[[アレス]]に委ねられた。まずは[[バイアラス]]が[[グルファ城]]へ総攻撃を仕掛ける。これは、[[アレス]]が別働隊を率いて城攻めの策を発動するまでの時間稼ぎではあったが、[[バイアラス]]部隊の士気は高く、策の発動までに城を落とす覚悟での攻撃であった。 [[バイアラス]]が真正面から[[グルファ城]]を攻めている間に、[[アレス]]の別働隊が動き始めていた。 [[アレス]]は、この城が[[ロードレア]]国領土の時代から、「山を利用して背後を守る要塞」であることを熟知していた。 だからこそ、この城は背後の守りは常に手薄である。実際、崖に守られた城の背後から軍勢を派遣することは不可能であった。 だが、突如として[[グルファ城]]の背後は崩壊する。 [[アレス]]部隊が、山頂から巨大な岩石を次々と落とし、これが勢いをつけて崖の上から城に落下してきたのだ。 一瞬にして城の背後は崩壊するが、元々手薄だった城門を破壊されても、[[グルファ城]]そのものの崩壊には繋がらない。 にも関わらずこの手に打って出たということは、城攻めをする切り札となるべき策がもう一つある。 [[シーヴァス]]はそれを予期し、[[ロードレア]]国軍がその第二の策の準備に取り掛かっている間に先手を打つべく、城を捨てて全軍[[バイアラス]]部隊へと打って出た。 それこそが[[アレス]]の第二の策であった。 [[シーヴァス]]の智謀を決して侮ってはいない[[アレス]]は、[[シーヴァス]]ならばそこまで考えて行動するだろうと予期し、[[バイアラス]]部隊に真の布陣を指示した。 城を力攻めしていた[[バイアラス]]部隊は、一旦後退すると素早く陣形を建て直し、城から出てきた[[シーヴァス]]部隊を包囲する形をとった。 [[シーヴァス]]は完全に包囲されるが、獅子奮迅の戦いぶりを見せて数十騎に討ち減らされながらもかろうじて生き延びた。 そして、[[シーヴァス]]は軍勢を立て直すと称して、[[ギザイア]]とは合流せず、一旦本国へと退いていく。 いまの彼が望む最後の頼みは、[[ギザイア]]と[[ミルナス]]が、[[ロードレア]]国軍に敗れる事であった。 &bold(){戦いの結末} ---- [[グルファ城]]を奪還した[[ロードレア]]国軍は、[[リヴァイルシア]]との直接対決となる[[エスデリアの戦い]]へ駒を進めることとなる。 &ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,left)

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: