放出弁に関する規格

放出弁に対する規格
対象・構造
  • 2酸化炭素、ハロン2404、粉末消化剤に限定し採用
  • 等価管長
    流路抵抗を水に因る等価管長への換算に際し、管長・管径に応じ上限が規定
  • 常時閉止状態、手動操作を含む電気・ガス圧式等の開放装置にて開放可能な機構

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  • 製造年
  • 製造者名又は商標
  • 型式番号
  • 耐圧試験圧力
  • 流体の流路方向

材質
  • JIS規格への適合
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  • 不活性ガス消化剤以外
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  • JIS H3250:銅及び銅合金の棒
  • JIS H5120:銅及び銅合金鋳物
  • JIS H5121:銅合金連続鋳造鋳物
  • JIS G3201:炭素鋼鍛鋼品
  • 不活性消火剤
    JIS G5121:ステンレス鋼鋳鋼品

  • 代替に対する条件
    代替元の材質への同一・類似の資料採取・試験方法にて化学的成分、機械的性質が同等以上の強度・耐食性

  • 参考
    • 連続鋳造鋳物:液化金属の凝固過程にて、加工が容易な半製品となる鋼片を形成
    • G:鉄鋼
    • H:非鉄金属

  • 金属処理に対する条件
    錆の発生に伴う機能低下の懸念対象部位に対しては有効な防錆処理を施行

  • ゴム・合成樹脂に対する条件
    変質が困難な組成

放出弁に対する強度・試験
耐圧試験
  • 弁箱
    下記試験に際し、漏洩、変形を伴わない構造
    • 2酸化炭素を放射する低圧式の場合、3.5[MPa]を加圧
    • その他の場合、最高使用圧力の1.5[倍]となる試験水圧を2[min]間加圧

  • 制御部位
    最高使用圧力の1.5[倍]となる試験水圧を2[min]間加圧に際し損傷等を伴わない構造

  • 機構全体
    弁閉止状態にて弁1次側への下記試験に際し損傷等を伴わない構造
    • 2酸化炭素を放射する低圧式の場合、試験水圧3.7[MPa]にて加圧
    • その他の場合、最高使用圧力の1.5[倍]となる試験水圧を加圧

気密試験
  • 制御部位
    最高使用圧力にて空気・窒素を利用し加圧した際に5[min]間漏れを伴わない構造

  • 機構全体
    • 弁開放状態
      空気・窒素を利用し試験、下記に際し漏れを伴わない構造
      • 2酸化炭素を放射する低圧式の場合、2.3[MPa]にて加圧
      • その他の場合、最高使用圧力を5[min]間加圧
    • 弁閉止状態
      弁1次側への試験に際し漏れを伴わない構造、試験内容は弁開放状態に同一

作動試験
弁1次側への下記加圧に対し、作動時に確実・円滑に開放
  • 不活性ガス消火設備の放出弁
    液化2酸化炭素に因る加圧
  • ハロゲン化物消化設備の放出弁
    最高使用圧力に因る加圧時、及び最高使用圧力に0.8を乗じた値の加圧
  • 粉末消火設備の放出弁
    最高使用圧力に因る加圧時、及び最高使用圧力に0.8を乗じた値の加圧
最終更新:2010年01月21日 14:18
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