OSSの精神を理解しよう
OSSの精神を理解しよう
要約
OSSの精神「相互扶助」と「自助努力」を理解したうえで質問しましょう。
説明
- OSSは一般的な有償ソフトウェアとは違います。まずはその背景にある精神「相互扶助」と「自助努力」を必須の知識として理解してください。
- OSSの精神
- OSS(Open Source Software)は、基本的に誰でも無償で使用することができ、また機能を追加(改造)したり、他の人にコピーを渡(頒布)したりできます。そのかわり、それを使用するにあたっては自己責任が求められ、たとえプログラムに明確なミスがあったとしても、開発者がミスを修正する義務はありません。原則として「無制限・無保証」なのです。※1
- 一般的に有償で提供されるソフトウェアならば、ユーザーはそれを使用する権利と同時に、サポートを受ける権利も買っているということを、暗に知っています。しかし、これはOSSには当てはまりません(OSSをパッケージ化し、商品として売っている「ディストリビューター」という業者もあります。そのような場合、ユーザーはディストリビューターからサポートを受けることができます)。
- OSSはしばしば、開発者とユーザーとの間で活発な情報交換が行われることで発展していきます。その背景には「相互扶助」と「自助努力」というモットーがあります。優れたソフトウェアを、開発者とユーザーの共有財産ととらえ、互いに負担を強いることなく作り上げていこうという精神です。
- OSSコミュニティ
- 特定のOSSに関するコミュニティがあったとして、そこはサポートセンターではなく、そこに集うメンバーはサポート担当者ではありません。
- コミュニティはボランティア活動のひとつといえるでしょう。そこでは「互いに負担をかけることなく、互いの情報を持ち合う」という「相互扶助」と「自助努力」の精神に沿ったやりとりが期待されています。
- 相互扶助
- あなたが質問をコミュニティのフォーラムや掲示板に投稿したとき、それは「新しいスレッド」としてシステム的に受け付けられるかもしれませんが、その向こう側には「人」がいるということを意識してください。スレッドは多くの人の目に触れることになりますが、それにどのように反応するかは、見た人の判断に任されているのです。ですからあなたの質問がより多くの人の興味を引き、かつ多くの人に「問題としての」共感を得られるほど、反応は得やすいものとなるでしょう。そのときあなたは、問題について一緒に考えてくれる「仲間」を得たことになるのです。また、あなたが日本人であるならば、ある程度言葉遣いに配慮することも大切な要素です。
- 自助努力
- 「あなたにとっての」問題は、もしかしたら他の多くの経験のあるユーザーにとっては、すでに問題ではないかもしれず、そのような問題の解決策が、既存の知識としてネット上に蓄積されているかもしれません。その場合、問題に関係するいくつかのキーワードで検索すれば、解決のためのヒントとなる情報が得られるでしょう。特定の状況で顕著に表れるような問題なら「FAQ」や「Tips」としてまとめられているサイトもあるでしょう。他の人に探させるのではなく、あなた自身がそのような「知識の保管場所」を調べることで、自分だけでなく、「仲間」の多くの時間が節約できるかもしれません。
理由
- OSSの恩恵を受けて(それを使ったり、そのサービスに関わったりして)いるなら、その背景となっているモットーを必須の知識として理解していただきたいと思います。掲示板などに質問を投稿する際に、そうした理解がないままでいるなら、少なからず否定的な反応が返ってくるかもしれません。
参考例
- 未稿
補足
- ※1:原則として「無制限・無保証」
- 著作権の表示に関しては、これを改変したり、削除したりすることは認められていません。
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