『忘れられない一冊』

週刊朝日編集部編 『忘れられない一冊』 朝日文庫 2013.9

1.藍川京(官能小説家) 雪の記憶 富島健夫 読むのが早すぎた
2.青山南(翻訳家) 「怒りの葡萄」と文庫表紙の画家(ベン・シャーン) 高校生で出会った
3.阿刀田高(小説家) グリーン家殺人事件 ヴァン・ダイン ただひたすらおもしろい
4.安部龍太郎(小説家) 全東洋街道 藤原新也 役所をやめる決意を固めた
5.新井素子(SF作家) 忘れられない本だが忘れてしまった本
6.荒井良二(絵本作家) お伽草子 食わず嫌いだった
7.有栖川有栖(作家) 洞爺丸はなぜ沈んだか 旅の最中のご当地本
8.生島淳(スポーツライター) 三陸海岸大津波 3・11に上京するはずだった姉
9.井上荒野(作家) ちゃお・つうゆえ 父の書斎から
10.井上章一(国際日本文化研究センター教授) 少年のためのマンガ家入門 石ノ森章太郎 小学生の挫折体験
11.内澤旬子(イラストルポライター) 一寸法師 江戸川乱歩 時間を忘れた読書
12.冲方丁(作家) 鈴の鳴る道 星野富弘 教室に沈黙が降りた
13.海野弘(評論家、小説家) アール・ヌーヴォー シュムッツラー もの書きの世界へ
14.大竹聡(ライター) 長距離走者の孤独(原書) アラン・シリトー イギリスのパブで
15.太田治子(作家) 脂肪の塊 モーパッサン 中学生でやっと読めた
16.大林宣彦(映画作家) 田園の憂鬱 佐藤春夫 国民学校一年生だった
17.岡田利規(演劇作家) かもめのジョナサン リチャード・バック ナイーブさというのは厄介だ
18.奥野修司(ノンフィクション作家) 草合 夏目漱石 アマゾンの安宿で
19.角幡唯介(作家) 影の地帯 松本清張 清張が描いた新聞記者
20.金原瑞人(翻訳家) ふくろかつぎの王子 妹が略奪していった本
21.川内倫子(写真家) NAMI 梶井照陰 突き出ていっる写真集
22.菊地秀行(小説家) 闇の○子 藤沢周平 父の死を前に病院の待合室で
23.北村薫(作家) 道化役者と虫歯 父の作品(童話)
24.桐山秀樹(作家) デミアン ヘルマン・ヘッセ 手許に置いて繰り返し読む本
25.車谷長吉(小説家) 航海日誌 アルプ 結婚のきっかけ
26.小林エリカ(作家) シャーロック・ホームズ家の料理読本 ファニー・クラドック ヨーロピアンな食卓
27.最相葉月(ノンフィクションライター) 三太郎の日記 阿部次郎 二十歳の思い出
28.島田裕巳(宗教学者) 大菩薩峠 職を失って机竜之助と歩く
29.清水ミチコ(タレント) 大地 パール・バック 高校生の頃
30.志茂田景樹(作家) ベルレーヌの詩 戦死した兄の本箱
31.辛酸なめ子(漫画家) 王妃マリー・アントワネット 遠藤周作 小学生の頃、興奮した官能小説
32.鈴木邦男(一水会顧問) 一年有半 中江兆民 挫折を感じたときに
33.園子温(映画監督) J・コクトー詩集(堀口大學訳) 日本に帰ろうと決意させた
34.平安寿子(小説家) 砂の女 安部公房 夏休みの宿題
35.高野秀行(辺境作家) シドニー・シェルダンの作品 絶体絶命時に読むといい
36.高橋順子(詩人) 私語り口樋口一葉 夫の決意に触れた一冊
37.谷村志穂(小説家) 鴎外全集著作編33巻 先生からもらった本
38.旦敬介(作家) Negro Year Book (1947) 父の書斎にあった本
39.辻村深月(小説家) 屍鬼 小野不由美 帰省中に
40.出久根達郎(小説家) 華麗なるギャツビー 病院のトイレで
41.戸梶圭太(小説家) 富士見ロマン文庫(カバーがほぼ金子國義) センスのいい出版社
42.中島京子(小説家) 放浪記 林芙美子 通学途中でもらった本
43.中島誠之助(古美術鑑定家) 人間の条件 五味川純平 マグロ漁船で
44.中野京子(ドイツ文学者) ゲーテ詩集
45.長野まゆみ(小説家) 少年愛の美学 高校生の頃
46.中村文則(小説家) 一粒の麦もし死なずば アンドレ・ジッド 得体の知れぬ恐ろしさ
47.なぎら健壱(エッセイスト) ああ無情 かつての蔵書を古本屋で
48.西部邁(評論家) 白痴 ドストエフスキー 学生運動へのきっかけ
49.芳賀徹(比較文学者) ドミニック 私のマドレーヌと結婚
50.蓮見圭一(小説家) グッド・バイ 年上の男性がくれた本
51.秦建日子(作家) 娘に語る祖国 つかこうへい 初めてシナリオにおこした本
52.幅允孝(ブックディレクター) だるまさんが かがくいひろし 息子が好きな本
53.林あまり(歌人) 緑の部屋 木島始 背表紙に心魅せられて
54.速水健朗(編集者) 甦える金狼 大藪春彦 中学時代の愛読書
55.東直子(歌人) 星新一のショート・ショート 病院で
56.久田恵(ノンフィクション作家) ノルウェイの森 村上春樹 息子との思い出
57.平松洋子(エッセイスト) パリから 娘とわたしの時間 増井和子 高校生の頃
58.伏見憲明(作家) 「死への準備」日記 昨日と違う今日を生きる 千葉敦子 青春時代に詠んだ本
59.別役実(劇作家) 『鼻行類』 レオ・レオーニ 嘘の話 県立 8F自然科学480.4シ 市立
60.星野博美(作家) 白痴 ドストエフスキー 「別れ」のきっかけ
61.穂村弘(歌人) 最新ウエイトトレーニング法 山上での贅沢品
62.前田司郎(劇作家) 二分間の冒険 小学校で
63.万城目学(小説家) 餞金について 車屋長吉 大学生からよく読んだ
64.松浦弥太郎(「暮らしの手帖」取締役編集長) 高村光太郎詩集 反抗的な中学生だった
65.松田哲夫(編集者) カムイ伝 編集者になったきっかけ
66.松田美智子(作家) 春にして君を離れ アガサ・クリスティ 離婚への後押し
67.松本隆(作詞家) 少年探偵団 江戸川乱歩 父の書棚で
68.黛まどか(俳人) 叫ぶ私 森瑤子 OL時代
69.三浦しをん(作家) 好色 芥川龍之介 ウン○を食べる食べる話
70.宮下奈都(小説家) 武市の夢の庭 好きで好きでたまらないこと
71.マイク・モラスキー(一橋大学教授) ポケット版英和・和英辞典 日本に来たばかりの頃
72.森達也(映画監督) 一千一秒物語 稲垣足穂 別れ
73.森永卓郎(経済アナリスト) 転換期の宗教 笠原 30年間も読み続けた
74.森まゆみ(作家) 座右にある未読全集
75.森山大道(写真家) チボー家の人々 マルタン・デュ・ガール 母からの遺言がわりの本
76.諸田玲子(小説家) ベスト&ブライテスト ハルバースタム 夫が残していった本
77.山折哲雄(宗教学者) 春と修羅(初版本) 大学時代、酒代に消えた本
78.山川静夫(エッセイスト) 海軍主計大尉小泉信吉 息子が生まれる直前に
79.山田太一(作家) 立原道造詩集 十代後半の気持ち
80.山本譲司(作家) 鬼の○(あしおと) 西村寿行 拘置所で読んだ脱獄の話
81.吉田篤弘(作家) 夢の中の本屋で
82.吉田豪(プロ書評家) 紫の履歴書 美輪明宏 初めてのタレント本
最終更新:2014年03月10日 11:56
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