『誰も戦争を教えてくれなかった』

古市憲寿 『誰も戦争を教えてくれなかった』 講談社 2013.8

p.9 多くのアメリカ人は第二次世界大戦を「よい戦争」と記憶 カート・ピーラーアメリカは戦争をこう記憶する。☆正義の戦争ってことか?
p.13 なぜ日本人は戦争したのか。負けたのか。加藤陽子それでも、日本人は「戦争」を選んだ、戸部良一編失敗の本質、ジョン・ダワー敗北を抱きしめて
p.14 歴史博物館は死物の貯蔵庫ではない。上野千鶴子ナショナリズムとジェンダー
p.14 東日本大震災の被害を後世にどう伝えるかが話題。東浩紀編『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』 思想地図β
p.25 戦争研究では、「記憶」の研究が流行。関沢まゆみ編戦争記録論、戦争社会学ガイドブック
p.27 フランス国民意識を作り出すために博物館を利用。松宮秀治 新装版ミュージアムの思想
p.27 フランス革命でキリスト教を排除し、逆に宗教的なものの必要性。宇野重規他編社会統合と宗教的なもの
p.27 公共ミュージアムは国家的なアイデンティティの創出に寄与。横山佐紀ナショナル・ポートレート・ギャラリー
p.28 中世の傭兵。菊池良生傭兵の二千年史
p.29 現代の博物館のキーワードはディズニー化。アラン・ブライマン ディズニー化する社会
p.30 ラスベガスのディズニー化。梅澤忠雄カジノ・エンターテインメントと都市開発(「ニッポンカジノ&メガリゾート革命」所収)
p.32 戦争は世界を単純化するドラッグ。クリス・ヘッジズ戦争の甘い誘惑
p.32 スポーツ観戦としての戦争。一ノ瀬俊也故郷はなぜ兵士を殺したか、ケネス・ルオフ紀元二千六百年
p.32 戦争で豊かな社会を夢見た。NHK取材班 日本人はなぜ戦争へと向かったのか
p.33 女性の自己実現。斎藤美奈子モダンガール論
p.33 主婦ノ友のぶち殺せキャンペーン。早川タダノリ 『神国日本のトンデモ決戦生活』 広告チラシや雑誌は戦争にどれだけ奉仕したか 県立 市立
p.33 抜け穴だらけの贅沢全廃運動。『井上寿一理想だらけの戦時下日本』
p.37 なぜ8月15日が終戦記念日なのか。佐藤卓己八月十五日の神話
p.42 日本における戦争博物館構想。荒井信一編戦争博物館
p.43 千葉の歴博。一ノ瀬俊也旅順と南京日中五十年戦争の起源
p.50,52 中谷剛『アウシュビッツ博物館案内』。テレサ・シフィボツカ他アウシュビッツ・ビルケナウ
p.51 1978年のテレ朝「ホロコースト」の影響。佐藤卓己編ヒトラーの呪縛
p.52 アウシュビッツ第一収容所の入り口「ARBEIT MACHT FREI」(働けば自由になる)のゲート。☆僕たちみたいだな。
p.60 オーストリアの負の側面。仲正昌樹日本とドイツ
p.61 1980年代は歴史認識をめぐって揺れた時期。小熊英二私たちはいまどこにいるのか
p.66 スターリンによる犠牲者数。松戸清裕ソ連史
p.71 ホロコースト記念館をめぐるゴタゴタ。米沢薫記念碑戦争
p.77 アウシュビッツはかすかにうきうき。森達也ほか戦争の世紀を超えて
p.79 ローマの国立近代美術館。田之倉稔ファシズムと文化
p.81 マンガ「チェーザレ 破壊の創造者」の監修は原基晶さん。北原敦編新版世界各国史15イタリア史
p.86 あちこちで戦争。マーチン・ファン・クレフェルト戦争の変遷
p.92 中国の鉄道情報は、阿部真之ほか中国鉄道大全
p.100 満州開拓の意味。蘭信三「満洲移民」の問いかけるもの(満洲とは何だったのか)
p.100 朝鮮半島の人にとっても魅力のある土地。○尚中ほか興亡の世界史18大日本・満州帝国の遺産
p.100 馬賊による自治社会。小林英夫<満洲>の歴史
p.100 日本の満洲進出はソ連との最前線であり、地下資源。小林英夫「大東亜共栄圏」と日本企業
p.103 旧国務院は国会議事堂みたいな印象。西澤泰彦『植民地建築紀行 満洲・朝鮮・台湾を歩く』県立、日本の植民地建築
p.104 駅の類似性。『中国東北部の「昭和」を歩く』 昭和十年の鉄道旅行満鉄「あじあ」へ、仮想超特急の旅路
p.108 赤塚、ちばも満洲育ち。ボクの満洲 漫画家たちの敗戦体験
p.113 大連。松原一枝幻の大連
p.113 満洲はロシアの設計図を引き継いだ。富永考子”実験場”にされた「満洲」の天国と地獄(満洲とは何だったのか 所収)
p.113 初期の満鉄車両は輸入。天野博之満鉄特急「あじあ」の誕生
p.117 日露戦争の見方。横手慎二 『日露戦争史 20世紀最初の大国間戦争』 中公新書 7FS210.6ヨ  市立
p.137 文化と戦争。佐藤卓己編ソフトパワーとメディア文化政策
p.138 植民地政策における強制。樋浦郷子神社・学校・植民地
p.140 韓国と北朝鮮が8月15日を「終戦」の日。佐藤卓己ほか東アジアの終戦記念日
p.144 3・1独立運動。武田幸男朝鮮史
p.160 韓国の徴兵制。康○韓国の徴兵制、○韓国の軍隊
p.160 韓国の住民登録番号制度。田島泰彦他編共通番号制度のカラクリ
p.162 木村幹近代韓国のナショナリズム
p.171 韓国貿易における日本のシェアは減少。浅羽祐樹ほか徹底検証韓国論の通説・俗説
p.174 高月靖独島中毒。浅羽祐樹したたかな韓国。玄大松領土ナショナリズムの誕生
p.181 沖縄。大城将保沖縄戦の真実をめぐって(石原昌家他争点・沖縄戦の記憶 所収)
p.182 沖縄の琉球処分。小熊英二<日本人>の境界
p.187 県営平和記念公園。北村毅死者たちの戦後誌
p.200 ベルリンの反戦博物館。エルンスト・フリードリッヒ編戦争に反対する戦争
p.246 縄文、弥生の戦争。松本武彦日本列島の戦争と初期国家の形成、佐原信ほか『世界史のなかの縄文』 県立 7F210.2サ 市立210.2サ 大学210.25Sa16
p.246 農耕社会の前でも戦争。アザー・ガット 『文明と戦争』
p.246 チンパンジーも戦争。ジャレド・ダイアモンド 『昨日までの世界』 県立 8F389タ 市立389ダ 公
p.247 有史以降の戦争。マシュー・ホワイト殺戮の世 界史
p.248 徴兵制。加藤陽子徴兵制と近代日本、大江志乃夫徴兵制
p.249 軍隊無くても戦争。石川明人戦争は人間的な営みである
p.250 税金や徴兵で安全保障。菅野稔人カネと暴力の系譜学
p.250 国家の説明。木村草太憲法の創造力、明石○司ウェストファリア条約
p.251 日本の中世の戦争。黒田基樹百姓から見た戦国大名
p.251 鎌倉の戦争・略奪。中橋考博日本人の起源
p.251 傭兵は金銭獲得の手段。藤木久志『雑兵たちの戦場』 中世の傭兵と奴隷狩り 県立 8F210.4フ 市立 公立210.48F59
p.252 『新しい「中世」』 21世紀の世界システム 田中 県立 8F319タ 市立 大学 公、戦争の民営化。田中明彦新しい中世相互依存深まる世界システム。スティーヴ・ファイナル 『戦場の掟』傭兵会社 県立 8F393.2フ 市立 公
p.253 『ロボット兵士の戦争』。シンガーロボット兵士の戦争
p.257 宇宙の”平和的利用”とは。鈴木一人宇宙開発と国際政治
p.258 サイバー戦争。土屋大洋サイバー・テロ、伊東寛「第5の戦場」サイバー戦の脅威
p.259 生物兵器の危険性。クリス・インピーすべてはどのように終わるのか
p.260 軍隊の環境への関与。ヨルゲン・ランダース 『2052 今後40年のグローバル予測』 県立 8F304ラ 大学304R14 公304R14
p.260 戦争はペイできない。ポール・ポースト 『戦争の経済学』 県立 8F393.7ホ 市立393ポ 大学393.7P76
p.262 中小企業は有利だった。中岡哲郎近代技術の日本的展開
p.262 戦時下、企画院は旧ソ連の計画経済の手法を参考に。菅山真次「就社」社会の誕生
p.263 戦時期のシステムが高度成長の原動力。野口悠紀雄増補版1940年体制。GHQの影響も。森武麿「総力戦・ファシズム・戦後改革」(なぜ、いまアジア太平洋戦争か所収。)
p.266 火野葦平の小説が戦争をリアルに。神子島健戦場へ征く、戦場から還る
p.267 1億総懺悔。吉田裕日本人の戦争観戦後史のなかの変容
p.278 プロイセンの徴兵制。丸畠宏太兵役・国家・市民社会(近代ヨーロッパの探求12軍隊 所収)
p.278 非軍人の扇動で激化する戦争もある。三浦シビリアンの戦争
最終更新:2024年04月07日 23:40
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