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-&bold(){組合員世界設定}*大見出し - +*&bold(){組合員世界設定} **・概要 現代のパラレルワールド。もし、おとぎ話や、昔語りにある妖怪や幽霊が本当に実在するなら、という世界。 この世界では、人間の想念が強い影響力をもち、場合によっては実体化を生むこともある。 この世界には、「エーテル」が精神媒介能力をもつ物質として存在していることが確認されている。 この世界では、人間は誰でも訓練を積めば「気」を操ることができ、一時的に身体能力を高めることが出来る。オリンピック記録は、そのために現在の世界よりも1割ほど効率がよい。 (現実のオリンピックレベルの選手は、無意識に気を発している、という設定。故に意識してもそれほど劇的には向上しない。ただし、魔術併用はドーピング規定に引っかかる) この世界で「魔力」とか「霊力」とか「地脈の力」とよばれるものは全部同じ存在。ただし、操る人間の想念が、無色のエネルギーに色を付けてしまうため、一度人体に吸収された後は異系統の術に変換しがたい。 **・発端 1955年、謎の次元振動が発生 地球上の事象としては、日照り、干ばつ、水害、熱帯性低気圧の乱発、地震、火山噴火といった災害が頻発していた。とくに、何か一つ、という大災害があったわけではなく、中規模の異変が世界各国で頻発した。 そのときに、それまでは「迷信」として忘れられかけていたオカルト(霊・幻獣のたぐい)が地表に姿を現すようになった。 世紀末をきどる新興宗教が乱立したが、自然災害の頻発は1年もしないうちになぜか収まってしまい、だんだん説得力を失い自然消滅した。 ただし、オカルト事象そのものの頻度は減らず、特に小規模の(市民生活の日常レベルでの)オカルト事象を解決する窓口の設立が急務となっていた。 **・超常事象復旧協同組合設立 -リスト宗教サイド 当時(今も、だが)世界最大の宗教組織=対オカルト能力を保有するのは、バチカンを頂点にすえるキリスト教である。ただし、公式には悪魔狩りをしないことになっているため、さらなる勢力拡大(布教)のチャンスではあったが、そう簡単に手を広げるわけにはいかなかった。 なお、仏教圏については、1種(霊体)事象の対応にはさして苦労していなかった。ただし、信仰地域の特性として、2種(非霊体・人型)や、3種(非霊体・魔獣)の比率が高く、対霊体戦闘能力だけでは対応し切れていなかった。また、世界規模での統一団体がないため、各国内での対応にとどまっていた。 なお、日本では、仏教系を統合する会合が開かれ、便宜上「山」という名称が割り当てられている。 #イスラームについては……。政治・宗教上の混乱から、個別対応に追われていた、ぐらい。 その他のローカル宗派では、まじめな教団はまじめに信徒の安全を図っていた。まじめでないところは、持ち前の技能を活かして拡大を図り、自滅するところもあれば、成功するところもあった。その様子に危機感を感じていたのが、「教会」勢力である。 -リスト術者サイド 国際規模で術者組織を結成していたのは、ロンドンに本拠地を持つ「魔術協会」のみ。 もちろん、非協会系の魔術も存在するが、協会ではラテン語に起源を発する魔術は一通り「保存」されている。 その他に、大規模な組織として機能していたのは、老子を始祖とする道教の術者連合(ただし寄り合い所帯。寄り合いの名称未設定)、また香港では特に風水匠合(名称未設定)がそれなりに実用的で強力だった。 他にも、各地域レベルでは、それなりに強力な術者組織はあった。 ただ、一子相伝、門外不出、などと言った教義がわざわいして、大規模な組織力をもつ術者団体は多くなかった。 #(超能力者については、アメリカあたりで研究が行われていたけれど、統一団体はない、という設定) 日本においては、国家規模で陰陽道の利用が生き残っている。 (その他、地域レベルならどんな技能団体があってもよし) 一般人からは、「どんな団体でもいいから、目の前の幽霊、化け物をとにかくなんとかしてくれ」という依頼が殺到する。行政は、当然のことながらそれに対応する能力を持たない。 宗派・術者の最大勢力は、自力での解決は手に負えないが、他の連中に油揚げをさらわれるのはもっと嫌だった。 そのような状況下で、「(キリスト)教会」と「(魔術)協会」の橋渡しをする人物が現れた。両者の面目が立つ形で「後援」を認めてもらうことで、「怪異退治の便利屋団体」の窓口を設置することになる。 それが、「超常事象復旧協同組合」(通称「組合」または「ユニオン」)である。 最初期は、「協会」と「教会」から人員派遣することで体裁を整える、と思われていた。が、ふたを開けてみれば両団体から「異端」と追われていたはぐれ術者が大量に在籍していた。このことに憤慨する者も多かったが、一応「教会」「協会」の上層部に話はついていたようだ。はぐれ術者たちにしてみたら、これで、おおっぴらに活動できるということであるし、最大団体にすれば、目の届くところで管理する方がマシ、ということでもあった。 こうして、統一的な窓口ができたが、課題である戦力不足は解消しない。そのため、異能者の養成が急務になった。 「組合」では、その戦力として、すでに身体能力を一定以上高めている公務員から募集することを提案する。 「組合」は、なぜかその最初期から気闘法に関する鍛錬技能を保有していた。これは、設立者たちが、保有していた共通技能であったからと思われる。また、「気」は身体を鍛錬している人間なら、無意識に習得する対霊体戦闘能力でもあり、他の系統の「術」に比べて育成が容易であったことも影響する。 その際、世界最大の協力者をもつ「教会」は、人類のためということで積極的に場と金を提供した。 また、魔術協会は「(どうせあちこちに漏れているし)公開しても問題のない初歩の魔術」の技術提供を行う。 このことにより、各国の軍・警察・消防官から人材派遣を受け、肉弾戦能力が高く、初歩的な術を行使できる標準的な「組合員」の育成が行われるようになった。 「気闘法」または、「魔術協会の初歩魔術」を使用する前線戦闘員、それが、組合員に課せられた要求であった。 #無論、某国などは、魔術の軍事転用を積極的に狙っている。ただし、それほど効果的に運用されていない。 そして、時代は流れ、怪異現象が一般に認知されるに伴い、緩やかに発生頻度は減少する。 これは、異変直後、人の想念が「怪異現象」に向けられていたため、怪異現象を呼び込んでいたのだと思われる。 それに伴い、組合員の役割も「単純な正面戦闘能力」から、「調査・解決」へと比重を移していく。こうして、公的な戦力として各国の支部には「直轄組合員」が置かれる一方、各街レベルには組合から認可を受けた、自営業者に近い「組合員」が存在することになる。 もちろん、自営業者に近い「組合員」の質は(能力・性格ともに)ピンからキリまであり、練度が高くまじめな直轄組合員たちの中には、嫌悪するものもいる。 主人公・一式礼司は、直轄組合員あがりの「自営型組合員」である。 自営型組合員は、椎名高志の「ゴーストスイーパー」そのまんま、を予定している。 だから、「掃除屋」と呼ばれる。
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