設定

東方ライブアライブ独自の設定について解説。
製作者コーキー氏のブログより引用・抜粋。
解説の都合上、ネタバレに繋がる情報もあるので注意。



人里

東方LALの人里は東西南北に一つづつ計4つあり、それぞれで文化の発達レベル等違いがある。
方角 登場編 補足
冥界編(OPのみ)、門番編(中華料理街)、幻想編 長屋や木造造りの家屋等一般的に認知されている人里の姿そのもの。だが、奥にはスラム街が存在し経済格差がみられる。
幻想編 一言で言うと田舎。田畑が並び、家畜の鳴き声が響く。幻想郷で流通する野菜の大半はここで生産されている。
西 蓬莱編 一番近代化が進んでいる。里というよりはもはや都市に近い。慧音の寺子屋や霖之助の香霖堂が存在する。西には迷いの竹林がある。
幻想編 石炭が産出される事から発展した新しい人里。一攫千金を狙い多種多様な種族が混在する。近年の幻想郷の環境問題の一番の原因。

魔導

魔道ではない。
魔法によって抽出した動物や植物の精神を機械頭脳として使用することにより機械を動かす技術。
これにより自立思考を持った機械やロボットの開発が容易になった。
もともとは月の技術。

魔力

幻想郷で生まれたものは人間妖怪問わず魔力を持っている。
そのため練習次第で誰でも魔法が使える。
しかし、生まれつきの才能がないと基本的な火炎攻撃魔法でさえライターレベルになってしまう。
また、魔力は年齢を重ねるごとに大きくなる。
ちなみに、外界人には魔力がないため
生粋の外界人はどうあがいても魔法は使えない。
独り身で三十路行っても無駄。
妖怪は人間に比べて魔力が高い。

第一次魔法革命

起きた時期は荒野編以外の6編の1年後。
幻想編へ向かう歴史では起こらない。
北の人里に住む無名の魔法使いが呪文を書物に記すことで
長い呪文を詠唱することなく魔法を使えることを発見。
その後呪文の記された書物を魔道書として大量生産、
一般販売することで庶民レベルにまで魔法は普及した。
魔道書による魔法は呪文の詠唱を省いただけなので
使用者によって威力が変わるため、専門の魔法使いが
立場を失うような事態には至らなかったが
元々よくないものとされていた金属製品の需要がさらに下がることとなった。

金属

幻想郷において金属製品は軽視されてきた歴史がある。
金属は魔力の流れを阻害するため、生まれつき魔力を持つ幻想人が触れると
体を流れる魔力の流れが変わり、様々な弊害が出てしまう。
そのため第一次魔法革命により誰でも
手軽に魔法が使えるようになってからはますます廃れていった。
弊害は軽度なので慣れれば触れていても魔法が使えなくなるだけになる。
魔法の阻害率については
鉛が最も阻害率が高く金が最も阻害率が低い。
以下は主な金属とその阻害率。
鉛       100%
ニッケル    80%
鋼鉄      60%
鉄       50%
銅       40%
白金      30%
銀       20%
ミスリル銀   10%
金       0%

金属製武具の活用

魔力の流れを阻害するという特徴を持つ金属。
それを利点として金属を武具に活用することが最近始まった。
例えば人間が魔法や弾幕を得意とする妖怪を退治する際
今までは絶え間ない攻撃に為す術がなく多くの犠牲が出ていたが
鉛の防具を装備することで弾幕、魔法を無効化。
金属製の武器による攻撃で魔力の流れを変化させ妖怪の体調を悪くさせる
という戦法が可能となった。
また、金属の弾を発射できる銃の登場により
妖怪退治は今までに比べ幾分も簡単になった。

幻想郷と銃社会

数年前から始まった銃の幻想入り。
それにいちはやく飛びついたのは人間と河童だった。
河童が構造を把握することで幻想郷内での銃の生産が始まった。
この『銃』をいち早くビジネスとして活用したのは人間だった。
人間は銃の開発、製造、販売を一手に行う会社『バレル社』を作り
人里で銃の一般販売を始めたのだ。
銃は金属製ということもあり、普及こそしなかったが
一部の間では優秀な武器としての活用が始まっている。

河童と人間の違い

河童は人間に比べ技術力が高いが新しい発想を苦手とする。
設計図かアイデアを外部から持ってこないと作れないし発明も出来ない。
その点人間は河童より技術は劣るが発想力があり
『必要は発明の母』の精神でいろんなアイデアを出すことができる。
これが河童が人間を盟友としている所以である。

天狗社会

「天狗社会の政治体制」
大天狗─様々な能力が評価され昇格試験に通った天狗の就く地位─による
中央集権政治体制がとられている。
最も地位が高く大天狗をまとめ上げる「総務部長」を中心に
天狗以外の種族との交流や一般天狗への取次を担う「外交部長」
天狗社会の財政を担う「財務部長」
大天狗昇格試験や秘書の雇用などを担う「雇用部長」等
複数の大天狗によって構成されている。

大天狗は交代制であり、例えばある大天狗の死期が迫った際、
あるいは事故や暗殺などで死亡、自ら役職を降りる際に
役職を引き継ぐ新しい大天狗に相応しい者を一般天狗より決定し大天狗昇格試験を受けさせ
試験を通過した場合新たな大天狗となる。
大天狗昇格試験を受ける条件は能力のみで性別、年齢は考慮されない。
また、大天狗になるに相応しいとされても受験を拒否することも可能である。
しかし、天狗界隈では大天狗になることは大変名誉なことであるため
過去受験を拒否したものはいない。

「一般天狗の生活」
新聞や物書きを生業としているものが最も多く、
多くの天狗による購読者の取り合いは幻想郷の恒例行事の一つとなっている。
また、高い身体能力を生かし傭兵になるものもいるが極少数である。
幼少児に烏天狗は槍術、狗天狗は剣術を習うことが習慣となっている。
故に戦闘経験の少ない者でも武器の扱いは手馴れていることが多い。
地位的には烏天狗の方が狗天狗よりも高く、大天狗も烏天狗が圧倒的に多い。
近年の天狗社会の不況により生活が困難になった者の中には
人里に下り新たな仕事を探す者や盗賊に身をやつす者もいる。

「天狗社会の不況」
財務部長の急死(暗殺の線が濃厚)し役職を継ぐものを探すもののがなかなか見つからず
財政不安から天狗社会はかつて無い不況となった。
この不況の被害は甚大で、家賃が払えず家を追い出される者や
借金が返せず自殺、あるいは犯罪行為に走るものが急増。
この自体に政府が何の対策も講じようとしないため反政府組織が出来上がる始末であった。
なお、この不況は北の人里のスラムを束ねるマフィアのボスである老天狗、Mr.ドンが「財力平等計画」によって
得た資金を政府に寄付したことにより景気が上向きになったことで終結した。

「黒翼盗賊団」
不況がピークに達した頃現れた烏天狗達によって構成された窃盗団。
だが、窃盗団というのは表向きの顔で裏は現大天狗政府に対する反政府組織である。
が、不況の終結後は反政府組織としての存在意義が消えただのならず者の集団となり
社会問題の一つとして数えられるようになってしまった。
『人里から出たら野良妖怪(ルーミアなど人を積極的に襲う妖怪のこと)と黒翼盗賊団に気をつけろ』は
人里に住む人間達の常識である。


なお、不況は幻想編へと向かう歴史では終結せず問題がさらに大きくなっている。

GSPO

GSPO(幻想郷総合警邏機関)は
日々様々な異変事件が起こる幻想郷において
解決するのが巫女一人だと大変なので
巫女が出る幕もないたいしたことの無い異変を
巫女の代わりに解決するために八雲紫によって組織された。
事件の内容によって4つの対応した課から
隊員が出動、事件を解決する。
通報も受け付けており、電話一本ですぐに駆けつけてくれる。
4つの課の説明をすると

  • 人間課…人間の起こした事件を主に担当する。
隊員はほぼ全員が人間の男性。
武装は軍隊そのものであり、
武器や兵器は紫が外界の米軍からこっそりかっぱら…ゲフンゲフン
拝借したものを使っているためかなり近代的。
GSPOで最も隊員が多い課であり
40を超える歩兵部隊(一部隊約三名)、10の機甲師団、
二つの空軍部隊と一つの海軍部隊が存在する。
幻想郷の銃社会化に伴い銃に頼った人間による
テロが発生する危険性があるためそれを抑止する意味でも
一般に出まわっていない最新兵器を用いている。
災害時には被災者の救助に当たることもある。
主力戦車はM1エイブラムス。主力ヘリはコブラ。
幻想郷に滑走路を作る土地がないため
空軍の兵器はヘリのみである。
ちなみに海軍部隊は幻想郷に海がないため
霧の湖に浮かぶ島で事件が起こったときにしか出番はない。
制服はACU迷彩等。

  • 妖怪課…妖怪や妖精の起こす事件担当。
といってもそのような事件は巫女が出ることが多いため
巫女が他の事件に行っていていない際には
外界でいう警察のような働きをする。
隊員は全員女性の妖怪。
制服はスーツ。

  • ゆっくり課…ゆっくりの関わる事件専門。
一番のんびりしている。
制服は無く自由。

  • RW(リーサルウェポン)課…一言でいうと特殊部隊。
巫女に命の危険がある大事件(大きなテロなど)の時出動する。
その他要人(主に大天狗)から名指しで頼み事をされたり
それなりに仕事はある。GSPOで経験を積んだエリートのみがなれる。
大抵他の課と服属している。
制服はなく私服でOK。

となっている。
入隊の条件はそれなりの運動能力とやる気と
有名人を盲信していないこと。(つまり罪袋OUT)
また、過去に異変の解決に関わった者は入隊出来ない。
階級には伍長や少佐などの軍隊階級を用い
階級によって給料が変化する。
階級が離れていても上下関係はあまりなく
隊員同士の交流はかなりフランクである。

GSPOについての詳しいことはゆっくりいじめSSのGSPOゆっくり課という作品で書かれている。
ちなみにこのSSの作者はハンドルネームは違うがコーキー氏である。

地図

※門番編改より引用。

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最終更新:2019年05月03日 22:04
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