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アップデートを管理させる手順

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ohden

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アップデートを管理させる手順

InstallShield 2013 Limited Edition
Visual Studio 2013
Windows 7 Professional

Visual Studio 2012より前のmsiプロジェクトでは、過去のバージョンからのアップデートを特に意識しなくても問題無かったが、InstallShield Limited Editionでは、任意に定義してあげないとアップグレードが機能してくれなくて...こんなことになる。

これはアップグレードの管理機能を設定してないから、install時に旧バージョンのチェックとかが行われていない状態。

なので、設定を追加してアップグレードを管理させる。
※Project Assistantにこの辺設定する項目が無いのっておかしく無いっすか?(-ω-;)

InstallShield LEのプロジェクトを追加済みの前提でお話を進める。

左のtreeから[①Organize Your Setup]-[Upgrade Paths]を選択。
右ウィンドウにもtreeが現れるから『Upgrade Paths』を右クリックして『New Upgrade Path...』を選択。

するとダイアログが開く。ココでmsi形式かexe形式のインストーラを指定する。
ココで指定するのは、msiやexeから『Upgrade Code』やVersion情報を取得するため。なので、『Upgrade Code』やVersion情報を把握してるなら、何指定しても構わない。

ただし、インストーラ以外のexeとかを指定すると、警告のダイアログが表示される。
警告されてもentry追加されるので構わんのですけどね。

で、指定して『開く』ボタン押下すると、以下のようにentryが追加される。
※『Upgrade Code』を指定して

まずは、名前を設定してUpgradeに関するentryだと分かり易くする。

で、各項目の設定を行う。
Upgrade Code upgrade元のmsiやsetup.exeで指定されてるものを指定。
複数のUpgrade Codeが指定されてる場合は、その分だけentryを追加する必要がある。
Min Version upgrade対象の最小versionの値。空欄設定すると下限無し。
Include Min Version Min Version設定値をUpgrade対象に含めるか?
Max Version upgrade対象の最大versionの値。空欄設定すると上限無し。
Include Max Version Max Version設定値をUpgrade対象に含めるか?
Language Identifiers 言語識別子設定。合ってないとアップグレードできないみたい。
とりあえず、『1041』(Japanese)にしとけば問題無いと思われる。
『カンマ(,)』区切りで複数言語を設定することもできるらしい。
Lang Search Criterion Include Language Identifier(s) Specified: 以前のインストーラの言語識別子設定を含める。
Exclude Language Identifier(s) Specified: 以前のインストーラの言語識別子設定を含め無い。
空欄にすると全ての言語設定を含めるって事になるらしい。
Ignore Remove Failure よう分からん設定なので多分ですが...
アップグレード元の旧バージョンがinstall済みだったら、新バージョンinstall前に旧バージョンの削除にかかります。
この削除に失敗した場合、新バージョンのインストールを中止するかしないかを設定する。
『No』が選択されたら中止して、『Yes』だったら上書きinstallすんのかな?
Migrate Feature Status アップグレード時に機能選択画面を表示するか設定する。LEでは関係の無い設定。


ちなみに、Min~Maxの範囲外のversionがinstallされている状態へ、新しいアプリケーションをinstallしようとすると、警告とか出ずに普通にinstallされる。
で、この状況...(´・ω・`)

範囲外のversionがinstallされてる状態へ、新しいのinstallしようとしたら警告出るようにできんかなぁ...何か方法無いんかなぁ...


c.f.) 参考までにInstallShield 2014のBasic MSI Projectでの同機能の場所



更新日: 2014年07月23日 (水) 11時01分58秒

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