森とふれあおう
- 皆さんは、「森づくり」というと何を思い浮かべますか? おそらくそれは、人が山で木を植えている姿のように思います。
- しかし、ただ単に木を植えるだけでは森は作れません。
- ここでは、森をつくる活動にはどんなものがあるか紹介します。
森づくりの活動
地ごしらえ
- 木を植えるためのスペースを作るのが地ごしらえです。
- もともと畑や空き地、家屋のあった場所に木を植えるのでなければ、たいていの場合そこには草木が生えています。木を植えるには、まずその場所の地面を開けてやる必要があります。
具体的な作業としては、切り倒された木をどかした後の残材、枝葉、それに生えている草木などをどかします。これらの塊は、ひとまとめにすると時に人の背丈を超えるような巨大な山になってしまいます。こうなると、植える場所が狭くなってしまううえ作業上危険です。このため、適度な大きさで筋状にまとめます。
この作業は不安定な斜面上で何人かが力を合わせ共同して行うため、転落や巻き込まれなどの危険に注意が必要です。
また、整地した後の場所には、木を植えるための目印をつけます。
- もともと畑や空き地、家屋のあった場所に木を植えるのでなければ、たいていの場合そこには草木が生えています。木を植えるには、まずその場所の地面を開けてやる必要があります。
植樹
- 木を植える作業です。
- 地ごしらえを行った後の斜面では、木を植える場所が事前に決められています。ここに穴を掘って苗木を植えます。木を植える場所はたいてい山の中腹などの斜面であり、その場合苗木を担いで斜面を登り降りする場合もあるため、意外と体力を要する作業でもあります。
下刈り
- 苗木がある程度成長するまで、成長の邪魔をする草木を除去する作業です。
- たいていの場合、苗木よりも周囲の草木の方が成長が速いため、これらの草木を年に1~2回、鎌などで刈り取る必要があります。夏の日当たりのよい斜面で行われるため、時に過酷な作業となります。
除伐・大刈り
- 他の作業を効率よく行うために、生えている目的以外の草木を刈り取る作業です。
- 特に地ごしらえや間伐、主伐を行う前には、作業の邪魔となるものがないようあらかじめ準備をします。この作業を除伐といい、特に大がかりでない除伐は山に入る際に日常的に行われています。
また、植樹前に行われる、生えている草木をあらかた取り除く除伐は大刈りとも呼ばれています。
- 特に地ごしらえや間伐、主伐を行う前には、作業の邪魔となるものがないようあらかじめ準備をします。この作業を除伐といい、特に大がかりでない除伐は山に入る際に日常的に行われています。
枝打ち
- 育てている木から出ている不要な枝を取り除く作業です。
- 主に木材の品質を向上させるために行いますが、見通しをよくしたり成長量をコントロールするためにも行われています。
時には木に登った状態で鉈や鋸を用いるため、危険を伴う作業でもあります。
- 主に木材の品質を向上させるために行いますが、見通しをよくしたり成長量をコントロールするためにも行われています。
収穫作業、炭焼き
- 林産物を収穫する作業です。
作業道・遊歩道づくり
- 作業などのために山に入る道を整備する作業です。
獣害対策
- 苗木や成木を獣から守るために行う作業です。
山の散策・見学会、各種調査等
- もっと山を知るために行われます。
各種講演、講習会、体験会等
- 森づくりの輪を広げるために行われます。
その他
- 森づくりに関係した作業等は、その他にもいろいろあります。