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奇々怪界

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奇々怪界



データ

  • タイトー:2008年7月8日配信
  • タイトー:1990年3月27日発売
  • ジャンル:アクション
  • プレイ人数 1人
  • コントローラ:リモコン・GC・クラコン
  • 使用ブロック数:19
  • Wiiポイント:600
  • 当時の販売価格:5,500円(税抜き)
  • 紹介ページ

概要

 本作は1986年にタイトーがアーケード向けに制作した同名の作品を、PCエンジンに移植したものである。
 ファミコンのディスクシステムにも移植されたがかなりアレンジが加えられている。本作はファミコン版に比べ、アーケード版を忠実に移植している。

 プレイヤーは巫女の『小夜ちゃん』となり、妖怪にさらわれた七福神を救出していく。七福神は各ステージの最後に登場するボスを倒すことで、ひとりずつ解放することができる。
 すべての七福神を解放し、最終ステージ(ステージ8)をクリアするとエンディングとなる。アーケード版は2周目以降が存在するループ制であったが、PCエンジン版は1周エンドとなっている。

 なお音楽は「ダライアス」シリーズで有名なOGR氏が担当している。とても耳に残る名曲である。


かわいい! だけど凶悪な難易度

 本作の一番の特徴は、やはり主人公の小夜ちゃんをはじめとするキャラクタのかわいらしさにあるだろう。小夜ちゃんのぽってりした姿はなんとも愛らしく、お祓い棒を振る動作は操作していて実に楽しい。
 そして敵の妖怪達のデザインも負けず劣らずの秀逸さだ。白いおばけ『プカプカ』のふわふわした動きとデザイン、6面ボス『魔尾狐(まびこん)』のしっぽを振る姿、7面ボス『魔奴化(まぬけ)』が逃げる時のかわいさは反則級である。
 本作が発売された当時に『萌え』なんて言葉はなかったと思うが、巫女キャラは当時のゲームセンターにおいて異彩を放っていたし、コアなファンを沢山生んだ。

 しかし見た目のかわいさとは裏腹に、本作は非常に難易度の高いゲームである。特にボスの攻撃は単純ながらも非常に強力で、序盤から初見では攻略不可能と思えるボスが出現する。

 また4面以降、ふわふわ漂うだけの存在であった『プカプカ』が弾を撃ってくるようになり、道中の難易度も激しく上昇する。小夜ちゃんの当たり判定が見た目そのままのため、きちんと避けたつもりでもうっかり敵の攻撃に当たってしまうことがある。慎重かつ正確な操作が必要だ。

 さらに初期状態ではお札の攻撃判定が頼りないため、敵の素早い動きに対応出来ず体当たりを喰らいがちだ。そのため敵が大量に出現する後半の面でミスをしてしまうと、立て直しが非常に困難だ。クリアを目指すにはある程度のパターン化が必要になるだろう。

アイテム


アイテム名 説明
青のお札 お札の飛距離がアップする。取るたびにボスの耐久力があがる。
赤のお札 お札が敵を貫通するようになる。
黄のお札 お札が大きくなり攻撃判定が増す。滅多に出現しないが攻略には不可欠。
二重のお札 お札の速度が速くなる。
青の水晶玉 敵の動きを一定時間止めることが出来る。ストック出来る。
黄の水晶玉 画面上の敵を全て消し去ることが出来る。ストック出来る。
赤の水晶玉 一時的に小夜ちゃんが無敵になる。取るとすぐに効果が発動する。
お祓い棒 小夜ちゃんが一人増える。
ボスの部屋に入るために必要。うっかり取リ忘れないようにしよう。
巻物 ステージ8で出現。3つ集めると最後の門が開く。

※青と黄の水晶玉はストックすることができ、IとIIボタンの同時押しで使用出来る。

攻略情報


 以降はボス攻略等のネタバレを含むため、ご覧の際は自己責任で。
 なお攻略方法は筆者の自己流なので、最善の方法ではないかも。

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ステージ1の進め方

 ステージ1開始直後、画面右上に『青のお札』が隠されている。お札を当てると出現するので入手しよう。その後、灯籠をお祓いしたり、赤い敵を倒すとアイテムが出現するのでなるべく回収する。

 『青のお札』を沢山取るとボスの耐久度が上がってしまうが、ボス戦はなるべく距離を取って戦いたいため、飛距離を優先した方がよいだろう。ただし『赤のお札』は出現してもとりあえず無視しよう。これは後述する井戸稼ぎを楽に行うためである。

井戸稼ぎで『黄のお札』を入手

 ステージ1を上へどんどん進むと井戸が出現する。ここで上下左右にぴったり座標を合わせると、井戸から野菜おばけが連続で飛び出してくるので、ある程度距離を取ってひたすら撃ちまくろう。すると稀に白や赤や黄色の野菜おばけが混じって出てくるので、これらを倒すとそれぞれの色のお札が確実に出現する。
 ここに来るまでに『赤のお札』を取っていると、お札が敵を貫通して井戸の真上にアイテムが出現してしまい、アイテムが取れなくなってしまう。

 ここでは『黄のお札』を取ることが重要である。黄色のおばけが出たら絶対に逃さないようにしよう。もしもここで『黄のお札』が取れなかったら、最初からやり直した方が良いかもしれない。2面以降は画面外から出現する敵の攻撃が激しくなり、井戸の野菜おばけを撃ち続けるのが困難になるためだ。ただし後半の面にも、安全に井戸稼ぎが出来る場所が存在するので探してみよう。見つかれば復活が随分楽になるはずだ。

 なお井戸稼ぎの最中、目的のお札が出現したときに別のお札を出してしまうと、先に出した方のお札が消えてしまう。欲しいお札を出したら一旦座標をずらし、野菜おばけの出現を止めて確実にお札を入手しよう。

ステージ2でフルパワーアップにしよう

 ステージ2開始直後、画面右端の中央付近を撃つと『青の水晶玉』が出現するので入手しよう。
 暫く下へ進むと、右と下にコースが分岐するが、ここは右に進んだ方がアイテムが沢山出現する。右へ移動し突き当たりを下へ進んでいくと井戸が出現する。井戸の真下に『二重のお札』が隠されているので入手しよう。さらに下へ進むと突き当たりにお地蔵さんが並んでいるので、お札を当てると『黄の水晶玉』が出現する。その後左へ進むが、最初の灯籠のそばに『赤のお札』が出現するのでこれも入手しよう。
 ここまでアイテムを確実に入手していれば、フルパワーアップ状態になっているはずだ。

『青の水晶玉』の使いどころを決めよう

 『青の水晶玉』を使うと一定時間敵の動きと出現を止めることが出来る。玉はミスをすると無くなってしまうので、使用する場所を決めてどんどん使った方がいい。


ボス攻略


ステージ1ボス『豆頭(ずず)』

 左右に動きながら扇状に豆を投げてくる。特に苦労することもないだろう。このゲームは斜め方向のお札攻撃が飛距離が長く強力なので活用しよう。

ステージ2ボス『雷電王(らいでんおう)』

 いきなりの強敵。大小2種類の雷攻撃を仕掛けてくる。小さな雷は自機を狙って直線的に飛んでくる。大きな雷は地面に落ちると炎となり、しばらく燃え続けるため移動が制限される。
 大きな雷は発生が速いので見てから避けるのは非常に困難。しかし画面右下にいればまず当たらないので、その位置をキープし、小さな雷のみに気をつければよい。小さな雷は小刻みに避けよう。

ステージ3ボス『仙山(せんざん)』

 天狗の姿をしている。口から真下へ吐く炎と、扇子による斜め下方向への攻撃がある。
 ボスが下にくるまでは、最下段に居れば炎に当たらないため、お札をひたすら当てよう。ボスが下へ移動してきたら、ボスの真正面に入らないようにやや座標をずらしながらお札を撃っていれば、ボスの方から座標を合わせようとして勝手に攻撃に当たってくれる。大きく動くと斜め方向の突風攻撃に当たってしまうので、横移動は最小限に抑えよう。慣れれば楽なボスだ。

ステージ4ボス『山婆(さんば)』

 両手から扇状に包丁を投げてくる。姿といい生々しい攻撃方法といい、まじやばいです。包丁攻撃は非常に凶悪。また時間の経過やダメージにより包丁の数が増え、避けるのが困難になる。
 筆者には有効な攻略方法が見つけられなかったが、左下の位置をキープすると比較的攻撃が避けやすいような気がする(気のせいかもしれない)。

 ここでミスしてしまった場合、復活の際はパワーアップを取らずにボスに挑もう(『青のお札』を取るとボスの耐久度が上がってしまう為)。ボスは殆どの場合右上から出現するので、正面に張りついてお札を連続ヒットさせる。後はボスの横移動に合わせながら正面をキープし、上手くお札を当てれば速攻で倒すことが出来る。

ステージ5ボス『操珠僧(そうじゅそう)』

 ステージ4に引き続き強敵。数珠を振り回し鞭のように攻撃してくる。上方向には攻撃してこないが、ボスよりも上に居ると突進してくるので、体当たりに注意が必要。パワーアップによりお札の飛距離が上がっていれば比較的楽に戦える。距離を取りながら真横から攻撃、近づかれたらボスの体当たりに気をつけながら反対方向へ移動、で大丈夫なはず。逆にお札の飛距離を充分アップしていないと詰む可能性がある。

ステージ6ボス『魔尾狐(まびこん)』

 複数の尾を持つ狐。画面外から子狐を呼び寄せる。ボス自身は時折飛び跳ねながら体当たり攻撃を仕掛けてくる。4面や5面のボスに比べれば非常に楽な相手である。子狐は倒すことが出来るし、体当たりも距離を把握すれば当たることはないだろう。「コンコン」という鳴き声に癒されよう。

ステージ7ボス『魔奴化(まぬけ)』

 この面は道中の方が圧倒的に難しい。地形が狭く『プカプカ』や黄色い『ばけちょうちん』の火の玉攻撃が激しいので、ノーミスで抜けるのは非常に困難だろう。そのかわりボスはラクチンである。
 ボスは狸。小夜ちゃんに化けて登場する(しっぽが生えていてかわいい)。ダメージを与えると狸の姿に戻る。小夜ちゃん姿の時はお札攻撃をしてくる。お札に当たっても一定時間痺れてしまうがミスにはならない。しかし近づかれてお祓い攻撃を受けると吹っ飛ばされてミスになるので、それだけに注意して距離を取りながら戦えば楽勝である。
 狸の時は逃げるか突進してくる。突進してきたらお祓い棒で吹っ飛ばそう。

ステージ8ボス なし

 この面にボスは登場しない。入り組んだ地形にお地蔵さんが沢山並んでおり、特定のお地蔵さんをお祓いすると巻物が登場する。巻物を3つ入手して上へどんどん進むと無事エンディングとなる。ここも雑魚敵の攻撃が非常に激しく難しい。

 なお、アーケード版は巻物をすべて入手しないと永久ループとなりエンディングにならないが、PCエンジン版は巻物が揃っていなくても出口が現れる(ような気がする。気のせいかも)。



裏技


残機増加

  • タイトル画面でコントローラーのIボタンを押しながら上、左、下、右、上、右、下、左の順に入力する。次にセレクトボタンを押しながらIIボタンを10回押すと効果音が鳴りプレイヤー数が9人に増える。


おまけ


口上


アーケード版のインストカードには次のような『口上』が記されていた。
一、巫女と為りて、妖怪にさらわれし七福神を助けるゲイムにて、
  多大なる御利益ある事受合也り。
二、気運快復の効用有り。次の者に奨めるもの也り。
 ○受験、失恋、片思いの者。 
 ○物の気(ルビ:テレビゲーム)につかれし者。 
 ○心に病(ルビ:ストレス)のある者。


他作品との関連


VC配信が期待されるソフト

  • 奇々怪界・怒濤編(FC)
  • 奇々怪界〜謎の黒マント(SFC)
  • 奇々怪界〜月夜草子(SFC)
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