投稿日:2010/01/29(金) 02:21:42
「今日は、どっちの家にする?」
「んー、昨日律の家だったから今日はうちにしよ」
「おっけー。んじゃ急いで澪んちレッツゴー!」
「いや、そんな急がなくても」
「んー、昨日律の家だったから今日はうちにしよ」
「おっけー。んじゃ急いで澪んちレッツゴー!」
「いや、そんな急がなくても」
学校帰りに、どっちかの家にいく。
別に何をするでも、ないんだけど。
別に何をするでも、ないんだけど。
「んでさ、ここんとこだけど・・」
「あー。やっぱりここ、変えてみるか」
「あー。やっぱりここ、変えてみるか」
澪が椅子に座って、私はその上に座る。
私が持ってる楽譜を見るために、澪が肩に顎をのっけてくる。
すっごいくすぐったいし、なんか恥ずかしいんだよな、これ。
でも、澪とくっついてるんだーって思うと、それすら心地よくて。
私が持ってる楽譜を見るために、澪が肩に顎をのっけてくる。
すっごいくすぐったいし、なんか恥ずかしいんだよな、これ。
でも、澪とくっついてるんだーって思うと、それすら心地よくて。
「澪」
「ん、どうかしたか」
「変なこといっていい?」
「・・・いいよ」
「ん、どうかしたか」
「変なこといっていい?」
「・・・いいよ」
ちょっと身構えるけど、了承してくれるのは澪のいいとこ。
別にいたずらとかしてやろうってんじゃないんだけどな。
これいうの、ちょっと恥ずかしいんだ。
別にいたずらとかしてやろうってんじゃないんだけどな。
これいうの、ちょっと恥ずかしいんだ。
「ぎゅーって、してほしい」
「・・・確かに、律にしては変だな」
「な、なんだとぉ!」
「ふふ、冗談だよ」
「・・・確かに、律にしては変だな」
「な、なんだとぉ!」
「ふふ、冗談だよ」
くすくすと笑いながらも、私の望みどおりに抱きしめてくれる。
「これでよろしいですか、お嬢様」
「んー、まだまだ足りませんわっ!」
「・・・なんだ、それ」
「そっちが振ったんだろー」
「んー、まだまだ足りませんわっ!」
「・・・なんだ、それ」
「そっちが振ったんだろー」
楽譜を机に置いて、澪に寄りかかってみる。
もっともっと、くっつければいいんだけどなあ。
もっともっと、くっつければいいんだけどなあ。
「なんか・・なんか、物足りない」
「なんてわがままなお嬢様なんだ」
「うるへー」
「これ以上、どうしろっていうんだよ」
「なんてわがままなお嬢様なんだ」
「うるへー」
「これ以上、どうしろっていうんだよ」
んー、それが思いつけば即実行してるって。
なんだろう・・うーん。
なんだろう・・うーん。
「あ、わかった」
「マジで」
「うん、ちょっと律こっち向いて」
「マジで」
「うん、ちょっと律こっち向いて」
そう言われたから、一度離れて向かい合う形で座り直す。
そしたら、澪がまた抱きしめてくれた。
嬉しい、嬉しいんだけどさ。
顔が、めちゃめちゃ近い。
なんだ、なんかすっげー恥ずかしい。
そしたら、澪がまた抱きしめてくれた。
嬉しい、嬉しいんだけどさ。
顔が、めちゃめちゃ近い。
なんだ、なんかすっげー恥ずかしい。
「・・顔真っ赤だぞ」
「うっさい!・・っつーか、なんで澪は平気なんだよ」
「律が慌ててると、なんか冷静に」
「っ!・・で、わかったってなんなんだよ」
「うっさい!・・っつーか、なんで澪は平気なんだよ」
「律が慌ててると、なんか冷静に」
「っ!・・で、わかったってなんなんだよ」
あんまりに恥ずかしいから、目を合わせらんない。
そんな私を見てくすくす笑う澪が憎らしい。
くっそー・・なんでそんな、余裕があるんだ。
そんな私を見てくすくす笑う澪が憎らしい。
くっそー・・なんでそんな、余裕があるんだ。
「それじゃ、教えてあげる」
「ん、いってみろい」
「・・言葉じゃ説明しにくいな」
「ん、いってみろい」
「・・言葉じゃ説明しにくいな」
じゃあどうするんだ、って言おうとしたら。
その言葉は、澪の唇に吸い込まれていった。
その言葉は、澪の唇に吸い込まれていった。
「物足りた?」
ふれるだけの軽いものだったから、すぐに離れて。
してやった、って顔をして澪が聞いてくる。
してやった、って顔をして澪が聞いてくる。
「・・・全然、足りない」
そういってやったら澪は、きょとんとした顔をした。
だってさ、こんなんされたらさ。
だってさ、こんなんされたらさ。
「今のでもっと、足りなくなったんだよ」
「ほんと、わがままだなあ」
「いや、これは澪が悪い」
「・・・やれやれ」
「ほんと、わがままだなあ」
「いや、これは澪が悪い」
「・・・やれやれ」
呆れた風に言ってるけど、顔は笑ってる。
澪に余裕があるのが悔しいのと、余計物足りなくなったから。
今度はこっちからくっつけてやった。
澪に余裕があるのが悔しいのと、余計物足りなくなったから。
今度はこっちからくっつけてやった。
おわる。