けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編218

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匿名ユーザー

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「今日一日部屋を交換してみようぜ!」

律のこの一言で私は今、律の部屋にいます。
またバカなこといってとは思ったけど気分転換になりそうだしいい歌詞が浮かぶ
かもと思ってやってみることにした。

「うーん。静かな律の部屋ってのもなんか新鮮だな。」
独り言なんていってみる。律の声は当然返ってこない。なんか変な感じ。
過ごし慣れた律の部屋なのになんか律の部屋じゃないみたい。
うん、いい刺激かも。これはいい歌詞書けそうだ。

うん、いいデキだ。歌詞ノートを閉じて大きく伸びをする。
「なーりつー歌詞書けたからあとでちょっと…」
いいかけて我にかえる。そうだった。今日は律は私の部屋だ。
「ふう…」
いつも律が私の部屋でするように律のベッドに倒れこんでみる。
律の匂いがする…なんか安心する…
毛布にくるまって律の部屋を見渡す。
なんか広いな…律の部屋ってこんなに広かったっけ。
それにやっぱり静かだ。
お互いが雑誌を読んでたりして二人で部屋にいても静かに過ごすこともあったけ
どなんか違った静かさだな。
匂いだけは律の匂いがするのに…


私は今、澪の部屋にいる。
私の提案で今日はお互いに部屋を交換することにした。
うーん、こうして改めて澪のいない澪の部屋を見渡すとなんか変な感じだ。
澪の部屋で一人になることなんて今までいくらでもあったのに。
「よーし!まずは持ち物検査だ!!」
澪の下着が入っている引き出しを思いっきり開ける。
澪は戻ってこないとはわかっててもなんかスリルがあるな。
「うーん…普通だな…」
なんか今まで見たことあるやつと澪らしいやつしかないや。
しかしまあよく知ってはいたけどこのブラのサイズは…いや考えないようにしよう。
なんかサプライズはないものか…
って!!!
「えええええええええええ」
くっ黒のレース…そしてなにこれヒモパン!?
引き出しの奥の奥から予想とはかなり反した代物が…かなりのサプライズだ。
「こっこれが澪の勝負下着なのか…」
でも私…澪がこれはいてるの見たことない…まさか私以外の…
なんてな!そんなのないない。ありっこない。
「さーて下着チェックはおしまーい」
お次はっと。私は澪の机を漁る。
お、この辺は歌詞ノートか。ちょっと拝見。
「//////////////////////////」
かゆいかゆいかゆいかゆいかゆい!!!
んもう澪しゃんたらほんと私のことが大好きなんだから。
私は澪のベッドに倒れこみ枕に顔をうずめる。
「澪の匂い…」
当然する澪の匂い。やっぱこの匂い好きだなあ。
顔を上げて澪の部屋を見回す。見慣れた部屋で何度きても飽きることなんて
ないけどなんか物足りない。部屋でお互い別々のことして過ごすこともよく
あるけどやっぱり澪がいないとなんかつまんないな。
「よしっ!澪の部屋はもう十分楽しんだ!!」
私は澪の部屋を飛び出した。


「あれ?澪?」
「律?私の部屋にいたんじゃ…」
「澪の方こそ」
「わっ私はなんていうか気分転換に散歩っていうか」
「もしかして私の部屋に一人で寂しくなったとか?」
「そっそんなわけないだろ。律が私の部屋を荒らしてないか心配になったんだ」
「わっ私がそんなことするわけないだろ」
「あやしいな。私の下着とか漁ってないよな?」
「えっ!?ばばっばかいうな!」
「りつ?」
「う…」
「とりあえず私の部屋に行こうか?」
「はっはい…」


この後澪の部屋で頭に大きなタンコブができたのはいうまでもない。
でもタンコブと引換にあの下着の真相が聞けたからまあいっか。

律のやつ…せっかく奥に隠してたのに。でも考えてみたら律のやりそうなこと
だよな…でも……律にバレちゃったことだし…今度律の部屋に行く時はこれ…
はいてってみようかな…


おしまい


  • ニヤニヤが止まらない -- アクティブ (2012-02-09 18:03:11)
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