けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

理由のワケ

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集

「律…」
「‥なんだよ‥」
「練習…だろ?」
「そうだけど‥」

私は、口篭った。

「じゃあ‥いくぞ?」
「…」

私は、澪の言葉に無言で頷くしかなかった。

文化祭の、演劇の練習。
ロミオとジュリエットが抱き合う………言わば、ハイライトのシーン。
台本見た時は「あー澪ぜってー出来ないわ」とか、思ってたけど。
いざ、やってみたら

………逆転、した。

私が、出来なかった。

「りーつ」
「…ゴメン」

小っ恥ずかしいし
演劇だって言っても、やっぱ

………意識、しちゃうし。

澪はと言うと。
最初は顔を真っ赤にして照れ合いながら抱き合ってたけど
「私が演じるロミオ」になりきってから気にならなくなった、らしい。

…ぜってー、嘘だ。

抱き合うまでは、イイ。
問題は、ソコから。

「ロミオ…」
「ジュリエット…」

…っ!!

‥澪の吐息が、うなじを撫でる。
反射的に、身体が震える。

………頭から、台本が吹っ飛ぶ。

…ダメだ。言っちゃうけど、感じてしまう。

「律ー‥」
「ゴメン‥」

ぺたん、と座り込んで。いつものやり取りを繰り返す、二人。

「…澪」
「‥ん?」

ぎゅっ

私から、抱き着いてみた。


「ん?」
「‥っ」

澪の何気無い吐息を、私は感じた。

「…ははーん」

澪は、悪戯っぽい口調で

‥ふっ…

吐息を、首筋に吹きかけた。

「ぁぁっ!」
「…欲求、不満?」

澪は私の頭を撫でつつ、聞いてきた。

「…」

私は、そうかも…と思い。頷いた。

「…ま、仕方ないか」

澪は、苦笑したっぽい。
演劇も、HTTも、色々と準備が重なり。
最近。満足にしてなかった。

まさか。その影響が私が絶対的な自信を持つ「演技」に影響するとは…。

「んー」
「なに…?」

私が返事をするや否や

かぷっ

「ひぁっ…!」

私は、声を上げた。

「…まったく」

澪は、私の耳から口を離して溜め息をつき

「…したら、ちゃんと練習、しような?」

‥きゅっ、と。私を抱き締めた。

「‥うん」

私は、頷きつつ。澪のスカートに手を伸ばした。

「んっ…」

澪は、少し身体で反応して

「……バカ律」


耳元で、囁いた。


  • りっちゃんかわいい(´Д`) -- 名無しさん (2012-03-31 11:58:13)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

記事メニュー
目安箱バナー