けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

深夜電力

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匿名ユーザー

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「んん…」
私は、暑さで目を覚ました。
部屋の中を、窓から差し込む月明かりが照らす。午前一時。
私は、恋人に抱き着かれていた。
「すー‥すー‥」
当の恋人は、滅っ茶苦茶気持ち良さそうに寝ていた。
「‥ったく‥」
私は、恋人を揺すった。
「みおー。おーい」
…起きない。
「みーお!!」
「…ふぁ?」
澪はやっと瞼を上げ、少しだけ瞳を見せた。
‥が
「‥りぃつぅ~‥」

ぎゅむっ

私を見た瞬間、直ぐ様私を抱き締めた。
「…暑いんだけど」
私は、無理矢理引き剥がそうとした。
「‥イヤなの?」
澪はうっすら瞼を上げて、上目遣いで聞いてきた。
「イヤ、じゃないけど‥」
暑いんだよ、と私が言うと
「‥エアコン‥」
澪は、左手を枕元のエアコンのリモコンに伸ばした。
「こーら。節電だろ?」
私は、右手で澪の手首を掴んだ。
「あついじゃん‥」
澪は、寝ぼけ眼で駄々を捏ねた。
‥‥いつもは、逆なんだけど。
寝起きの澪は、コドモっぽい。
「ダーメ。いつも私に言ってるだろ?節電節電、って」
私は、澪の手をリモコンから遠ざけようとした。

その瞬間

ぐいっ

「うわっ!」
澪はわざと、腕を伸ばした。
私は、態勢を崩した。

どさっ

………。

私は、両肘を突いて澪の上に覆い被さった。
目の前には、黒髪をシーツの上に散らした澪。
‥‥確信犯だった。
澪の目は、いつものように釣り目で。私を見つめていた。
視界に私の前髮が、現れた。
「なっ‥なにすんだよっ‥!」
私は、小声で叱った。
「‥いたずら」
澪は、優しい笑顔で答えた。
「いたずら‥って‥」
澪の優しい笑顔に、私は弱い。
「また‥律とくっつきたくてさ‥」
澪は、左手を私の右手に絡めてきた。
そして、ぎゅっ‥と握って
「‥‥いたずら、しちゃった」
上がった目尻を優しく下げ、微笑んだ。
‥その笑顔は、私を陥落させた。
「………」
私は頬が赤く染まるのを、自分で感じた。
「…りつ?」
澪は、左手の中指で私の右手の甲を撫でつつ。
優しい笑顔で、声を掛けてきた。
「…なんだよ…」
私は目を背けて答えるので、精一杯。
「‥くっつきたい、な‥」
澪は、右手を私のキャミの中に潜り込ませ、背中に滑らせた。
「んっ‥」
私は思わず少し声を上げ、背筋を伸ばした。
「…だめ?」
澪は、背中を撫でてきた。


……‥駄目だ。
背中は、弱い。
「んんっ‥」

‥ぽすっ

私は耐え切れず。ゆっくりと、澪の柔らかい胸の上に墜ちた。
「‥よしよし」
澪は、左手を放し、私の頭を撫でた。
「‥子供じゃないんだから‥」
私は柔らかい胸の上でそっぽを向いた。
「‥いいコだぞ、りーつ?」
「ひゃっ!」
澪は、左手を背中から腰へと滑らせた。
「…ドコさわってんだよ」
「ん?」
澪は、やさしいやさしい笑顔で
「‥ドコ、かな‥」
手を、更に下へ滑らせた。
「ーっ‥」
私は、盛大に赤面した。
「…………寝る前にしたばっかじゃんか‥」
「‥え?」
「また‥するんだろ?」
私の言葉に、澪はくすっと笑った。
「…しよう、なんて。言ってないぞ?」
「っ……!」
私は、限界だった。
「……」
「律?」
私は、エアコンのリモコンに手を伸ばした。
「節電、だろ?」
「…」

ピッ

私は、エアコンのスイッチをオンにした。
「‥‥深夜電力は、別だし‥」
「そう?」
「それ、に……」
「‥‥それに?」
「………これから、もっと暑くなるから…」

んちゅっ

私は、澪の首筋に吸い付いた。

「ひゃうっ!」
可愛い、澪の声。
首筋は、寝汗でしょっぱかった。

れろっ

私は、舌を這わせた。

「んぅぅっ!」
澪は、また可愛い声を上げた。
声を上げる度に、身体がビクッと震えた。

‥‥絶対、楽しんでるな。

声の具合から、口角が上がってる事がわかった。

「‥‥」
…私は、なんか悔しくなった。
悔しくなったから。

んちゅ‥

首筋を、味わうことにした。
唇をくっつけたまま。湿った首筋の上で舌を遊ばせた。

「‥んっ‥はぁぁ‥」
澪の身体が、静かに震え上がった。
澪の首筋なんか、ふやけちゃえ。と思いながら、私は舌を遊ばせた。

「んんっ…!」
声を堪える澪。可愛い。
両腕を私のうしろに回して
両手で私の背中をつかんで

……私の背中に、爪を立てて。

多分、澪は感じてるんだろう。
いつも、拳骨で痛い目見せられてるしかえし、だ。


……拳骨は、大概私が悪いんだけど。

「‥みーおー?」
私は、声を甘くして。顎越しに澪の目を見上げた。

「‥な‥に?」
息を荒くして、澪が答えた。

「かんじた?」
私が悪戯っぽくニヤっと笑いながら聞くと

「………きもちいい‥よ‥」
とろん、と垂れた眼で。やさしく、答えてきた。
ランダムに散った黒髪が、澪のカオを艶っぽく見せた。

「…っ」
誘ってんだろーな、と察した。
澪は私の首に手を回し、撫でてきた。

「んっ…」
…私は、誘いに乗るしかなかった。
出来るだけゆっくり。澪のカオを覗き込んだ。

「ふふっ‥」
ソコには、優しい笑顔の澪が待っていた。
…引っ掛かったね、と優しい笑顔に書いてあった。
こういう駆け引きは、いつも負ける。
澪が上手いっつーか、私が下手糞なんだろう。
茶化したり、からかったりってのはお手の物の私だったが
こういう場面では、澪の方が何枚も上手。
スイッチが入ると、澪はナチュラルに仕掛けてくる。
‥‥私は、身体を少し起こした。

「澪…キス…したい?」
私は澪を見下ろし、悪足掻きをした。

「………」
澪は、無言の微笑で答えた。
………私は、仕方無く。あくまで、仕方無く。言った。

「………いただきます」
電気も点けてなくて、月明かりだけだったけど。
おそらく、私の顔は真っ赤に見えただろう。

「…ふふっ…」
澪は少し笑うと、可愛い可愛いキス顔で私を迎えた。

…ちゅっ

唇が、触れた。

澪はやさしく私の背中を撫でながら、唇を開けた。

私は迷わず舌を入れた。

薄目越しに、澪の微笑が見えた。

澪は私の舌を滑らかに受け入れ、舌を絡ませた。

甘い唾液が、混じり合う。

唇と唇の隙間から、荒い呼気が溢れた。

そんなコトもお構いなしに、互いの口を貪った。

「…りつー‥」

「‥なに?」

「‥ほしい…な…」

澪は右手で私の左手を掴み、太腿と太腿の間へと誘った。

「…しょーがないな…」

私は、澪の唇を唇で塞ぎつつ

左手の、中指を伸ばし


「‥ぁんっ!!」


澪に、あげた。


  • 愛の温暖化温暖化 -- 名無しさん (2011-08-05 14:41:08)
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