けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

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mioritsu

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私と澪は、私の部屋でダラダラしていた。
明日は日曜日だしーどっかいこっかー、なんて話しつつ。
「律さー」
「なに?」
「明日、行きたい所、無いの?」
「別に、無い、かなー」
私はゴローン、と仰向けになりながら答えた。
「ふーん・・」
澪は、頬杖を突いた。
「・・あのさ、律」
「何?」
「いつもさ、律がリードしてくれてんじゃん、デートの時」
「そ、そうか?」
言われてみると…そんな気がしなくも無い。
「こっちとしては嬉しいし、楽しいんだけど、さ」
澪は身を乗り出して来た。
「たまには、律がホントに行きたい所とか。行ってみたいと思うんだけど」
「ん~…」
私は眉をハの字にして少し考え込み
「イギリス、かな・・」
とりあえず頭に浮かんだ所を答えてみた。
「そういうんじゃなくてさ…」
澪は、はぁ・・と呆れた。呆れるだろう、とは思ったけど。
「どーせ本場のロックを!!とか言うんだろ?」
「う、うん・・」
澪にはやっぱりお見通しだった。
「デートで、行きたい所、だよ」
澪は、頭を私の腹と胸の間に乗せてきた。
枕、見たいな感じ。
「うーん・・」
私は澪の黒髪を撫でながら
「楽器屋、とか・・」
「いつも行ってるじゃん」
「動物園、とか・・」
「前、一緒に行ったよね?行った事無い所は?」
「ん~…」
私は、黙り込んだ。
「…無いの?」
「無くは無いって言うか・・」
「・・ん?」
「聞かれると、困る、かな…」
ホントに、困る。
「澪と一緒なら、ドコ行っても楽しいし…」
「うん」
「…それに、行きたい所とか。全部一緒だからなぁ」
「いっしょ?」
「・・あぁ、一緒」
「一緒なの?」
「いっしょ、だよ」
私は澪の頭をポンポン、と叩き
「澪が行きたい!って言った所は私も行きたい所だし」
「うん」
「それに私も、あそこ行きたい!って、言ったりするだろ?」
「そういえば、そうだね」
「そん時そん時で思い付くからなー」
私はふぅ、と息をつき
「今聞かれても困るって、感じだな」
こんな答えで申し訳ないけど、と澪の頭を撫でると
「・・私も律が行きたい!って言った所は、私が行きたい所、だな!」
澪は私の手を撫で、上半身を起こした。


「そ、そう?」
「あぁ!」
澪は、仰向けの私に顔を近付けた。
「なっ、なに!?」
思わずうろたえる私。
「・・ふふっ」
澪は微笑み、私の胸に顔を埋めた。
「・・キスされるーとか、思ったんでしょ?」
「そんなことねーし…」
思ったけど…。
「…ま、律と一緒なら、ドコでもイイ、かな」
澪は私のなだらかな胸越しにニコッ、と笑った。
「…」
私は無言で、微笑みを返した。
澪は、私の胸を撫でながら
「…ねぇ、律」
話し掛け
「・・ん?」
「・・イギリスは、新婚旅行にしような!」
またニコッと、笑った。
「・・そうだな!」
私も、笑顔を返した。
「とりあえずアビーロード行ってー」
「本場のパブにも行ってみたいよなー」
「律、飲みすぎないようにね?」
「わかってるよ…」
「ふふっ」


夜は、更けて行く。


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