けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

一ヶ月

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mioritsu

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私と律は、律の自室に居た。
ジミヘンのアルバム「エレクトリック・レディランド」をBGMに
私は、ベッドサイドに寄り掛かって、
律は、ベッドの上に寝転がって。
それぞれ、音楽雑誌を読んでいた。
互いに気遣わず、自由な事をする。
幼馴染みだけど、恋人。
恋人だけど、幼馴染み。
心地良い関係だよな、とか思って、過ごしていた。

「…澪ー」
「何?」
「‥こっち、来て」
律はごろん、と転がり私がベッドに上れるスペースを作った。
「うん」
私はベースマガジンを片手に、ベッドに上った。
すると

がばっ

「!!?」
律が、いきなり押し倒してきた。
律はそのまま

ちゅっ

キスしてきた。

「っ…!」
律は思い切り唇を重ね合わせると

ちゅばっ

「…っはぁ!」
スッキリした表情で、私を見下ろした。
「り、律…!」
私は、戸惑い拳骨すら繰り出せなかった。
「なに?」
「何するんだよ!」
「何って‥キスだよ‥」
律はなんで?みたいな顔で答えた。
「ソレはわかるけど‥」
私は顔が真っ赤になった。
「なんだよ」
「こんな所でするなよ‥」
「じゃ、ドコならいいんだ?」
「…」
私は口を噤んだ。
「部室なら、良かったのか?」
「‥出来るワケ無いだろ!」
「じゃ、ココか澪の部屋しかないじゃん」
律の言葉に反論出来なかった。
私達は付き合ってるけど…キスするのも、たまに。
お互い意識して、よそよそしくフレンチキス。
それ以降は………まだ。
それだけに、律にいきなり押し倒されて

キスされた。

結構、衝撃だった。


「てか、なんでいきなり‥」
「なんでって‥キスしたかったら‥」
「いきなり‥するなよ‥」
私と律は、押し倒して、押し倒されて、そのままの体勢で会話していた。
口調から察するに、律はいつものちょっかいの延長線上のつもりでキスしたらしい。
でも、押し倒さなくても…。
互いに赤らめた顔が、近かった。
「‥いきなり‥じゃ、なかったら?」
律が、言葉をつまらせつつ、聞いてきた。
「………」
私は、考えて
「……‥いいけど‥」
律の、首を見て答えた。近くて、顔を見られなかった。
「‥‥」
律は、私の頬に手を添えた。
「‥こっち、見て?」
優しく、声を掛けてきた。
いつもの律じゃないみたい。
私はそっと、律の顔を見た。

「キス‥‥していい?」

律の顔は、優しかった。
私は何か、恥ずかしくなり

ばっ

律のカチューシャを外した。
「えっ?」
律の声と一緒に、前髮が降りてきた。
「‥あっ」
律は自分の頬を掠る前髮の感触に気付いた。

「っ澪‥!」
なにすんだよ?と言いたげな律の顔。
いつもと違う、前髮が降りた律の顔。

私は、優しい律の顔に照れていた。
照れ隠しのつもりで、カチューシャを外した。

「律‥」
「‥ん?」
私は、前髮が降りた律に話し掛けた。

「………キス、したい…」

「‥!」

私の言葉に、律は少し緊張したみたい。
私は、微笑んで律の前髮を撫でた。

「…律は?」
私が問い掛けると

「…わ、私も‥」

頬を赤く染めて答えた。


「………‥‥しよ?」


私は声を掛け、目を瞑り。
唇を律に傾けた。



少し、間を置いて。
明るい茶髪が、私の頬を撫でた。


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