14日の26時。
私は、恋人の腕の中に居た。
「りつ…」
「…ん?」
「……」
私は、腕の主に無言で張り付いた。
「…ん?」
「……」
私は、腕の主に無言で張り付いた。
律の胸は、あたたかい。
「どうした?」
「……」
私は、律の胸に張り付いたまま
「んん…」
なんでもないよ、と返事をした。
「どうした?」
「……」
私は、律の胸に張り付いたまま
「んん…」
なんでもないよ、と返事をした。
私は、怖がり。
昨日、克服しようとしたけど、ダメだった。
私が弱いのか。
律が、優しいのが悪いのか。
色々考えてみるけど。
律の腕に抱かれてると、どうでも良くなる。
律の腕に抱かれてると、どうでも良くなる。
律の腕は、あったかいから。
律の胸は、あったかいから。
律の胸は、あったかいから。
律は、話し掛けてきた。
「澪」
「なに?」
「…泣かなくなったな!」
律は私の頭をよしよし、と撫でた。
「澪」
「なに?」
「…泣かなくなったな!」
律は私の頭をよしよし、と撫でた。
「…うん」
私は、律と一緒に居て眼に涙は溜めても、零す事は無くなった。
私は、律と一緒に居て眼に涙は溜めても、零す事は無くなった。
「律…」
私は、胸に向かって語り掛ける。
私は、胸に向かって語り掛ける。
「…なに?」
律は、私のつむじに向かって語り掛ける。
律は、私のつむじに向かって語り掛ける。
「…………だいすき」
私は、律の胸の中で、囁いた。
私は、律の胸の中で、囁いた。
「…………」
律は、無言で私をぎゅうっ、と抱き締めた。
律は、無言で私をぎゅうっ、と抱き締めた。
…わたしも、だいすき
律の心の声が、聞こえた気がした。