けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

ポニーテール

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mioritsu

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律は、今日も私の髪で遊んでいる。
ツインテールにして「あーずさー」、とか。
ポニーテールにして「きゃークールビューティー☆」とか。

私は、堪忍袋の緒が切れた。



「み、澪…?」
律は、怯えていた。
「何?」
「…い、いや…どーしたのかなー?って…」
私は右手にリボン、左手に髪留めのゴムを携え、律と対峙していた。
「律の髪…触りたいなぁ…って…」
「ひ…ひいぃっ!!」
悲鳴を上げる律。
「そ…そんなに怖がらなくてもイイだろ!?」
「そんな目で追い込まれれば誰だって怖がるわ!!」
律の一言で、私は目が覚めた。



「…はい、コレでいいんだろ?」
「…うん」
律は、私の前で胡座を掻いた。
胡座を掻く前に「そんなに触りたいなら…普通に頼めよ…」と照れる律の頬は、赤くなっていた。
「…えーと…」
私は律のサラサラの髪を適当にまとめてみた。
「……はいっ出来たっ」
私は不恰好ながら、律の髪を両サイドでまとめてみた。
鏡を渡してみた
「…不合格」
「えぇ!?」
「もうちっと、上手く出来ないのか?」
律からクレームが入った。
「ごめん…」
顔を赤くして小さくなる私。
「ん~」
律は少し考え
「…ポニーテールなら、簡単だろ?一つにまとめるだけだし」


私は、律の言葉に従いポニーテールにチャレンジした。
サラサラの髪は、上手くまとまった…気がする。
目の前に明るい茶髪がフサフサしていた。
「…できたっ!!」
私は律に鏡を渡した。
「…」
律は鏡で両サイド、トップ、正面を確認すると

「ごうかくっ!!」

私に振り向き、とびっきりの笑顔をくれた。

きゅんっ

「澪もやれば器用に出来るんだなー」
律は感心しながらポニーテールのフサフサを撫でた。
ポニーテールの、律。


「じゃあ、次は澪ちゃんの黒髪を……って」
律は、私の異変に気付いた。
その瞬間

がばっ

「わぁっ!?」
私は、ポニーテールの律を、異常に欲した。
気付いたら、目の前にポニーテールの律が倒れていた。

私の、下になって。

「澪…」
「…何?」
「髪、ちょっと、痛い」
律は、ポニーテールのフサフサを撫でた。
押し倒された所が丁度、結い目だったらしい。
私は息遣いが荒いことに、自分で気付いた。
ポニーテールの律に、興奮したらしい。

するっ

私は、律のポニーテールを、解いた。

「いたく、ない…?」

「うん」
律が優しく微笑んだ。

「律が…悪いんだからなっ…!」
私は、律にくちづけた。
律は、私にくちづけた。
律は、私の背中に腕を回した。

「りつ・・?」
私は、律に声を掛け、頬を撫でた。

「いやがらないの…?」
唇を放した私が聞くと

「・・私が、わるいんでしょ?」
律は、私の髪越しに背中を撫でた。

「ポニーテールの、私が」
前髪を下ろした律は、ふふっ、と。微笑んだ。

「うん…」
私は、律の唇を左手の人差し指でなぞり

「こんなに、可愛い律が悪い」

唇を、奪った。


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