けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編198

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mioritsu

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「みおー」
「おい律くっつくな。もっと離れて歩け」
いつもの朝の登校時澪がこんなことをいう。私は当然不満だ。
「えーなんでだよー」
「梓にあんなこといわれて恥ずかしくないのか」
梓にいわれたことって…あれか

「2人きりだといつもそんな感じなんですね」

昨日部室で澪に膝枕をしてるのを軽音部のみんなに見られてその時に
梓にいわれたんだ。

「いーじゃん別に」
「よくない!」
澪はかたくなに拒んでさっさと歩いていってしまう。なんだよもう。

ようやく退屈な授業が終わって休み時間。私はいつものように澪の席に
むかう。
「みっおー」
「休み時間の度に私の席にくるな」
「えーなんでだよー」
「理由は朝も言っただろ。いいから自分の席に戻れ」
なんだよもう。いいよいいよ。りっちゃんさっさと戻っちゃうもんねー。
「あっ」

昼休みもお弁当食べるのは別々、放課後部室でも澪は全然私に話しか
けてこなかった。全く、ここまで徹底する必要なんてないと思うんだけど。

帰り道、私と唯が並んで歩いている後ろから話し声が聞こえる。

「今日は澪ちゃんとりっちゃんずっと別々だったわね」
「そっそうか?別にいつもと変わんないだろ」
「私も今日の澪先輩と律先輩はいつもとちょっとちがうなって思いましたけど」
「まっまあ私と律もいつもベッタリってわけじゃないってことだよ」
「あっあの澪先輩…大丈夫ですか?私、余計なこといっちゃんたんじゃ…」
「ぜっ全然平気だよ。律の方が私にベッタリなだけだから。」

あーはいはい。本当澪ちゃんは素直じゃないですねー。どうせ…


「りつぅ~」
私の部屋に入ってくるなりベッタリと甘えてくる澪。
「なんだよ、ベッタリはやめるんじゃなかったのか?」
「それはみんながいるとこでの話だろ?今は二人っきりなんだしいいだろ」
「私の方が澪にベッタリなだけで澪は平気なんじゃなかったのか~」
「もう…意地悪いうなよ」
そういってちょっと拗ねる澪があんまりかわいいから思いっきり抱き締めて
やる。そしたらけっこうな力で抱き締め返してきたからちょっとびっくり。
「なんか澪、家帰ってきてからは積極的だな。学校ではあんなに」
「だって律、私が離れろっていったらすぐ離れちゃって…」
「うん」
「しかも全然平気そうにしてるし…」
「平気じゃなかったんだけどな…」
「えっ」
全く、自分で冷たくしといて私が平気そうだからって拗ねて甘えてくるなんて
ほんと澪はかわいいやつだな。
でもやっぱり学校ではずっと別々なんて私はやだな。
「澪に学校で冷たくされて、私ほんとはけっこう寂しかったよ」
「う…」
「しかも帰り道では澪あんなこといってるし」
「…ごめん」
「なあ澪、この間は確かにやり過ぎちゃったけど別に普通でいいんじゃないか」
「でも…」
「私達は私達だろ?堅苦しいこと考えないで普通に過ごそうよ」
澪はちょっと考えるそぶりを見せたあと答えてくれた。
「そうだよな。なんか今日はムギや梓にも気をつかわせたみたいだし」
「そうそう」
「うん、やっぱり普通がいいよな。明日からはまた私達らしくいくか」
「さんせー!じゃあ明日は腕組んで学校行って、部室でちゅーするか!」
「調子にのるな!!」
ガツン


次の日部室で
「やっぱりりっちゃんと澪ちゃんはこのほうがいいわね」
「このケーキおいし~ね~」
「やっぱり三日もちませんでしたか。でもこの方が見てて安心します」

なーんていわれちゃったけど気にしない。
私は澪と一緒にいることが一番大事だからな。

恥ずかしいこというなバカ律


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