けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

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mioritsu

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『しょうらいはりっちゃんのおよめさんになりたいです』

「………」
澪の家にいつも通りに行くと、澪は大掃除の途中だった。
「忙しい時に来るなよ…」 と澪から迷惑がられたので、私も大掃除を手伝うことにした。(勝手に)
んで、澪の部屋の押し入れの中を掃除してると、澪の小学生の時の作文を数枚見つけてしまった。
ちょっとした悪戯心で読んでみると…
冒頭の文が書かれてあった。
題名、将来の夢。
そういえば、私も書いた覚えがある。
確か、パイロットって書いたっけ。
ん?あれ?
でも澪は確かパティシエって発表してたような…
もしかして、下書きかな…
まあ流石にこれを出すのは澪には無理か。

ふふ、全く可愛いなぁ…

ってこれ読んでたらいけないんじゃないか。
絶対澪に怒られる。
…でも、もう一枚だけ…

『わたしのしょうらいのゆめはりっちゃんのおよめさんになることです。』

澪しゃん…翌年も同じ事書いてる…
まさかと思い、他の作文を見てみると、

『大人になったらりっちゃんのおよめさんになりたいです。』
『しょうらいは律をおよめさんしたいと思っています。』
『私の夢は律のお嫁さんになる事です。』

案の定、全部こんな内容の作文だったとさ。
小学生と中学生の将来の夢関係の。
探せば高校生のもありそう。
どんだけ一途だよ。
あーもう。
今日はそんなつもりで来たんじゃないのに。


と、そこで澪の階段を登る音が聞こえてきて慌てて押し入れに仕舞いなおす。

「お茶持ってきた」
「お、おーサンキュ!」
「…変なとこ漁ってないだろうな」
「へっ?う、うん!」
「そこの押し入れは絶対開けるなよ」
「あー…うん」
「なにその微妙な返事…」
「あーいや…な、なんか眠たくなってきたなー!」
「なんだよ…帰って寝れば」
「ベッドにダーイブ!」
「あーもう…埃が散る!掃除したばっかなのに」
「…澪、おいで」
「…え、今?」
「うん」
「…今日は下に親いるんだけど」
「ハグするだけだよ」

というとしぶしぶ澪は私に近寄ってきた。
そんなに警戒すんなし。
んでギュッと。
澪の柔らかい感触と髪の甘い香りがする。
澪は恥ずかしがって私の胸にもぞもぞと顔を埋めている。
そこで私はなんの脈絡もなく澪の胸を撫でる。

「んぁっ」
澪の色っぽい声が漏れる。
「ちょっと…律…!」
「澪…嫌なら嫌って言って」
「いや!」
澪の腰を撫でる。
「やだ!やだやだやだ!」
澪のお尻を撫でる。
「いや止めろよ!?」
「澪が声抑えればいーじゃん」
「そゆことじゃっ…っ…」
「…じゃ、澪の将来の夢、教えてよ」
「…はぁ?」
「正直に言ったら止めたげる」
「なんだよそれ」
「ほら早く」
「あんっ…い、言うから!」
「うん」
「………私の、夢、は…」
「…夢は?」
「………」
「………」

「…パティシエ」

私は澪を押し倒した。

おしまい


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