「りっちゃんと澪ちゃんこないねー」
ある日の朝の教室での私のそんな一言でクラス中がその二人の話題で盛り上がる
ことになっちゃった。
「ああ、またお泊りか」
「そうとも限らないんじゃない?あの二人ならどっちかが寝坊したりしても絶対
相手がくるまで待ってると思う。」
「あーありそう」
うんうん、絶対そうだと思う。この間も二人で遅刻してたしね。多分遅れるのは
毎回りっちゃんだと思う。私には憂がいるから大丈夫だけどね。
「澪ちゃんが毎日りっちゃんを迎えにいけばいいのに~」
いやいやムギちゃん、そこまでしないのが澪ちゃんらしいと思うよ。
「でもあれだけいっつもくっついててまわりには二人が付き合ってるってバレてない
って思ってるところがすごいよね」
あーそれは確かにそう思うかも
「そうそう。秋山さんなんか首元に絆創膏なんか貼ってね。あれって絆創膏貼らなき
ゃ襟に隠れて見えないと思うんだけど…」
「だよね。襟元から絆創膏の端っこが見えるとかかえって目だってエロイよね」
「田井中さんに到っては見えてても絆創膏で隠す気すらないしすごいよね」
「ちがうわ。あれは見える位置につける澪ちゃんが凄いのよ」
「なるほど…でもあの秋山さんが…」
「え?ムギちゃん、それってどういうこと?」
あれ?クラスのみんなはわかってるのかな。なんでそんな「え?」みたいな目で私を
見るの?
「それだけ澪ちゃんの独占欲が強いってことよ、唯ちゃん。本人は無自覚だと思うけど」
「えー。りっちゃんの方が独占欲とかは強そうだけど」
「まだまだ唯は子供ね」
「えっ、和ちゃんひどいよ~」
私が和ちゃんに抗議していると
「あっ、りっちゃんと澪ちゃんきたみたいね~」
その声に校門の方を見てみるとりっちゃんに引っ張られて走ってる澪ちゃんが。
「あーまたあの二人イチャついてるよ」
「手なんか繋いじゃって…」
「てか、手なんか引っ張るより二人で全力疾走したほうが速いよね」
「そもそも、秋山さんって田井中さんに引っ張られるほど足遅くないでしょ」
「どんとこいです」
ほんとにね。遅刻しそうな緊張感なんか伝わってこないよ。本人達には悪いけど。
ある日の朝の教室での私のそんな一言でクラス中がその二人の話題で盛り上がる
ことになっちゃった。
「ああ、またお泊りか」
「そうとも限らないんじゃない?あの二人ならどっちかが寝坊したりしても絶対
相手がくるまで待ってると思う。」
「あーありそう」
うんうん、絶対そうだと思う。この間も二人で遅刻してたしね。多分遅れるのは
毎回りっちゃんだと思う。私には憂がいるから大丈夫だけどね。
「澪ちゃんが毎日りっちゃんを迎えにいけばいいのに~」
いやいやムギちゃん、そこまでしないのが澪ちゃんらしいと思うよ。
「でもあれだけいっつもくっついててまわりには二人が付き合ってるってバレてない
って思ってるところがすごいよね」
あーそれは確かにそう思うかも
「そうそう。秋山さんなんか首元に絆創膏なんか貼ってね。あれって絆創膏貼らなき
ゃ襟に隠れて見えないと思うんだけど…」
「だよね。襟元から絆創膏の端っこが見えるとかかえって目だってエロイよね」
「田井中さんに到っては見えてても絆創膏で隠す気すらないしすごいよね」
「ちがうわ。あれは見える位置につける澪ちゃんが凄いのよ」
「なるほど…でもあの秋山さんが…」
「え?ムギちゃん、それってどういうこと?」
あれ?クラスのみんなはわかってるのかな。なんでそんな「え?」みたいな目で私を
見るの?
「それだけ澪ちゃんの独占欲が強いってことよ、唯ちゃん。本人は無自覚だと思うけど」
「えー。りっちゃんの方が独占欲とかは強そうだけど」
「まだまだ唯は子供ね」
「えっ、和ちゃんひどいよ~」
私が和ちゃんに抗議していると
「あっ、りっちゃんと澪ちゃんきたみたいね~」
その声に校門の方を見てみるとりっちゃんに引っ張られて走ってる澪ちゃんが。
「あーまたあの二人イチャついてるよ」
「手なんか繋いじゃって…」
「てか、手なんか引っ張るより二人で全力疾走したほうが速いよね」
「そもそも、秋山さんって田井中さんに引っ張られるほど足遅くないでしょ」
「どんとこいです」
ほんとにね。遅刻しそうな緊張感なんか伝わってこないよ。本人達には悪いけど。
「あ!そうだ!」
突然上がった大きな声にクラスのみんなが振り向く。
「今年の学園祭でやるロミオとジュリエットをあの二人にしたらよくない?」
「あっいいかも!ピッタリ!」
「むしろ他に誰がいるのかと」
「じゃあどっちをどっちにしようか」
「私、澪ちゃんのロミオとりっちゃんのジュリエットで脚本書くのが夢だったの~」
おぉーう、ムギちゃんが乗り気だ。でも私もジュリエットやってみたいなと思って
「えぇ~それもいいけど私もジュリエットとかやってみたいー」
なんていってみたら
「唯には無理でしょ。唯には木とかで十分よ」
「うん、唯は木とか似合ってる」
「悪いけど平沢さんはジュリエットってイメージじゃ…」
みんなに総ツッコミを入れられてしまった。ひどいよ~、ジュリエットってイメージ
じゃないのはりっちゃんだって一緒じゃん。あ、でもりっちゃんのロミオは似合いそう。
「唯のジュリエットは無理よ。あなた台詞覚えられないでしょ。」
和ちゃんまで…でも台詞覚えられないってのは否定できないかも…
「それに唯じゃ木だって難しいと思うわ」
「和ちゃん、さすがにそれはひどいよぉ~」
なんて話をしているとバタン!!と教室のドアが開く音がした。
「間にあったーー!!」
「まったく、律が悪いんだからな。昨夜遅くまでライブDVD見てて寝坊して待ち合わせ
に遅れるから。」
「ごめんな澪」
あー、これは昨日はお泊りだったパターンだね。ほら、クラスのみんなも…
「これはお泊りね」
「間違いないわね。いきなりあの白々しいいいわけとかないよね」
「秋山さんの棒読みぶりがもう…あれなら何もいわない方が…」
「んーどうしたんだ?みんなでヒソヒソ話して。私もまぜろー」
「なっなんでもないよ」
突然上がった大きな声にクラスのみんなが振り向く。
「今年の学園祭でやるロミオとジュリエットをあの二人にしたらよくない?」
「あっいいかも!ピッタリ!」
「むしろ他に誰がいるのかと」
「じゃあどっちをどっちにしようか」
「私、澪ちゃんのロミオとりっちゃんのジュリエットで脚本書くのが夢だったの~」
おぉーう、ムギちゃんが乗り気だ。でも私もジュリエットやってみたいなと思って
「えぇ~それもいいけど私もジュリエットとかやってみたいー」
なんていってみたら
「唯には無理でしょ。唯には木とかで十分よ」
「うん、唯は木とか似合ってる」
「悪いけど平沢さんはジュリエットってイメージじゃ…」
みんなに総ツッコミを入れられてしまった。ひどいよ~、ジュリエットってイメージ
じゃないのはりっちゃんだって一緒じゃん。あ、でもりっちゃんのロミオは似合いそう。
「唯のジュリエットは無理よ。あなた台詞覚えられないでしょ。」
和ちゃんまで…でも台詞覚えられないってのは否定できないかも…
「それに唯じゃ木だって難しいと思うわ」
「和ちゃん、さすがにそれはひどいよぉ~」
なんて話をしているとバタン!!と教室のドアが開く音がした。
「間にあったーー!!」
「まったく、律が悪いんだからな。昨夜遅くまでライブDVD見てて寝坊して待ち合わせ
に遅れるから。」
「ごめんな澪」
あー、これは昨日はお泊りだったパターンだね。ほら、クラスのみんなも…
「これはお泊りね」
「間違いないわね。いきなりあの白々しいいいわけとかないよね」
「秋山さんの棒読みぶりがもう…あれなら何もいわない方が…」
「んーどうしたんだ?みんなでヒソヒソ話して。私もまぜろー」
「なっなんでもないよ」
あっというまにクラスの輪の中に入っていってみんなともりあがるりっちゃん。
それをやれやれといった感じで、でも嬉しそうに見る澪ちゃん。
クラスのみんなはなんだかんだいって二人をやさしい目っていうかいい感じで見てる
と思う。私だって二人のことは大好き。なんていうか見てて楽しいしあったかな気持ち
になる。部活だって楽しいしね。二人が軽音部を始めてくれたからみんなで演奏できて
こんなに楽しいことが一杯できるんだしね。おかげでギー太とだって出会えたんだから。
私はかげながらだけど二人を応援するよ!
でも水くさいなあ。ちゃんと付き合ってるっていってくれれば私がばばーん!!っと応援
してあげるのに。そんなに心配しなくていいんだよって。悩む必要なんてないのに。
「私も同じ気持ちよ」
えっ!?ムギちゃん!?
「うふふふ」
もう、こころよまないでよー。でもムギちゃんもやっぱり同じ気持ちなんだね。きっと
あずにゃんもそうだと思う。だから、いつか二人が付き合ってるって打ち明けてくれた時、
あの時りっちゃんがいってくれた言葉を返そうと思うんだ。
それをやれやれといった感じで、でも嬉しそうに見る澪ちゃん。
クラスのみんなはなんだかんだいって二人をやさしい目っていうかいい感じで見てる
と思う。私だって二人のことは大好き。なんていうか見てて楽しいしあったかな気持ち
になる。部活だって楽しいしね。二人が軽音部を始めてくれたからみんなで演奏できて
こんなに楽しいことが一杯できるんだしね。おかげでギー太とだって出会えたんだから。
私はかげながらだけど二人を応援するよ!
でも水くさいなあ。ちゃんと付き合ってるっていってくれれば私がばばーん!!っと応援
してあげるのに。そんなに心配しなくていいんだよって。悩む必要なんてないのに。
「私も同じ気持ちよ」
えっ!?ムギちゃん!?
「うふふふ」
もう、こころよまないでよー。でもムギちゃんもやっぱり同じ気持ちなんだね。きっと
あずにゃんもそうだと思う。だから、いつか二人が付き合ってるって打ち明けてくれた時、
あの時りっちゃんがいってくれた言葉を返そうと思うんだ。
みんなりっちゃんと澪ちゃんが大好きだよ