けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

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mioritsu

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夜、急に澪に会いたい衝動に駆られた。
ちょっと前まで会ってたろ、と自分でツッコミ。
あぁ、意識しだしたらソワソワしてきた。

澪。まだ、寝てないよな。
声だけでも聞けば、収まるかな。
うん。よっしゃ、電話してみよ。

『なんだ?』
「やぁマイハニー」

お互いの電話番号なんてとっくに登録済みだから「もしもし」なんてなし。

『・・・切るぞ』
「ちょ!待った待った!」

澪のことだから、ほんとに切りはしないとおもうけど。

『で。どうかしたのか?』
「ん、特に何もないんだけどな!」
『なんだそれ』
「い、いやぁ。そ、その。あ、会いたいなぁって」
『・・・』

受話器の向こうからため息をつく音がした。
うぅ、やっぱムリかな。夜遅いし。

「や、でも声聞いたら、さ!もう、大丈・・」
『わかった。大人しく待ってろよ』
「あ、おい!澪」

電話、切れちった。
マジでか。こーしちゃ居られん、外で待機だ!
慌てて上着をひっつかみ外にでる。
うっわ、さっびー!お、息真っ白だ。


「律!」
「おー」
「大人しく待ってろっていったろ?」

んなこと言われても、大人しくできるわけがない。
澪は走ってきたようで息が上がってる。へへっ、急いでくれたのかな。

「いやー流石に夜遅いから危ないかなって」
「そりゃ、お前もだ。ばかりつ」

ばかってそりゃないよ、みおしゃん。
あからさまにしょんぼりしてみせたら、頭をぽんぽんと軽く叩かれる

「ほら、いくぞ」
「あ、おう!」


部屋でのんびりする。外と違って中はほんとにあったかいなぁ。
なんてボケっとしながら考える。
あ、そういえば。

「澪」
「んー?」
「なんでさっき頭ぽんぽんってしたんだ?」
「なんか、犬みたいだったから」

なんだそれ、納得いかねー。
思っていたことが顔に出てたのか、澪はくすりと笑って更に続けた

「だって、私が律に声かけた途端、すっごい嬉しそうな顔してた」
「なっ!えっと、んなことないやい!」
「え、嬉しくなかった?」

こんにゃろー、こっちが強く言ってこれないとわかってて。
でも。嬉しかったのは、確かだから。

「嬉しかったに、決まってんだろ!」

そういって澪に飛びついてやった。

おわる。


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