けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編169

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匿名ユーザー

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投稿日:2010/11/22(月) 00:15:35

唯の家の隣のおばあさんから、また町内会の演芸会のお誘いがあったらしい。
唯は以前ムギと考案してた新ユニット、『ゆいむぎ』を結成して出場する事になった。
そして私は、律と一緒に『りつみお』を結成するんだと内心期待していたら、
「じゃあ、ゆいむぎ、みおあずが出るんだな!いやぁ、美少女揃いでこりゃスカウトあるかもな!」
なんて言った。

なんでだよ。なんでそうなるんだよ。

結局、梓は受験勉強に集中したいらしく、みおあずはお蔵入りとなった。

それから、帰り道。
「なぁーみおー?何怒ってんだよー?」
…わからないのか、こいつは。
あの発言をしたあとの皆の表情。
「えっ」っていう顔。
なんでだよ。なんでそうなるんだよ。っていうのは総意だったのだろうか。
多分皆も私と律が組むって思ってたんだろう。
…ちょっぴり優越感。
なのにこのニブチンは。
「ちぇー…それにしても、ゆいむぎ楽しみだなあ」
ひょっとして確信犯か、こいつは。
今その話題出すとは…
「梓、残念だよなぁ。まぁ唯みたいに、どっちも頑張る!ってのはできないよな…うはは」
あぁ、残念だ。実に。
…梓、なんかゴメン。
「澪も残念だったな。まぁ来年もあるだろうし、それに出ればいいよな」
それを聞いて、私は歩みを止める。
「…りつは」
「へ?」
「りつはしないの?」
律がキョトンとした顔で私を見る。

「律はやりたくないの?」
「…そりゃあ、やりたいよ」
「じゃあ…」
「だって、澪が嫌だって言ってたじゃん」
なんだこいつ。私の照れ隠しに気付かないのか?
ほんと、ニブチン。

「まぁ、確かにりつみおって名前もイマイチだよなぁ。みおあず、とかはいいけど。」
何で今回はそんなに謙虚なんだ。
「私は、澪がほんとに嫌な事はやんないからさ」
それは、健気さとか優しさをアピールしたつもりなのか?
冗談じゃない。
お前が我慢することなんかない。
「だから私のことは気にせず来年は…」
「馬鹿りつ」
またキョトンとした顔してる。
間抜けな顔。でも、可愛い顔。

「私が律にされて嫌な事なんてない」
「…ほんと?」
なんだかほんのり顔が赤い。
おいこら、凄い可愛いぞ。
「じゃあ、もう一回、言うからな!」
目を泳がせながら、ゴニョゴニョとしゃべる律。
なんだ?そんな可愛い仕草して。
と思ったら律は私の肩に手を置き、そして
「りつみおでどうだ?」
とキメ顔で言った。

そして私は返事する。

「…ゆいむぎ、みおりつがいい」


結局、意見の食い違いにより、りつみおもみおりつも結成ならず。

END




  • 譲れない思いがあるのね澪タソ^^ -- 名無しさん (2010-11-22 13:13:58)
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