けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

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mioritsu

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だれでも歓迎! 編集
投稿日:2010/11/01(月) 23:18:09

今日は大変だった。

大学の友達との付き合いで飲み会に行ってきた。
そしたら男がいてびびった。
あいつら合コンってことを黙っていやがったな。
もう誘われても行かん。
唯も一緒に行ったからもしもの時は大丈夫…なはず。

それから久しぶりにさわちゃんに会った。
ちょっと老けたんじゃないって言ってたら絞め技を喰らった。
まぁ、実際はずっと美人になってた。でも、うちの嫁ほどじゃないがな!
それから世間話なんかしてたら帰るのが遅くなっちゃった。
愛しの彼女は起きているのかな。
流石に寝てるかな…
そしてマンションに到着。
…あ、電気点いてる。

「おかえり、律」
「…ただいまーみおー!うぇへへへへ、あーさみぃさみぃ」
「ほら、コート脱げ」
これって新婚気分ってやつか。
会社帰りの父はこんな気持ちだったのかな。
悪くねぇな。


「…お酒臭い…飲んだのか?」
「うん、ちょっとだけだよ」
「お前のちょっとは絶対ちょっとじゃないぞ…明日が日曜だからいいけど」
「あはは、まぁ、一気飲みとかはしてないから」
当たり前だ。なんて言いながらリビングに進む澪。
「ご飯作ってるから一緒に食べよう」
「え?先に食べててよかったのに」
「律と一緒じゃないと意味ないよ。」

うあぁぁぁぐらっときたぁぁぁ
酔いと目が一気に覚めたよ。今夜は眠れないな。
と、リビングには澪が作ったであろう料理が並べられていた。
おおう、エビフライ!!揚げ物ができるようになったのか…器用だな…
そしてやっぱりご飯。お米最高。
いい嫁さんを持った。私は。本当に。
椅子に座り、パクリと一口。

美味いな…私も料理できるけど澪のには負ける。
家庭の味?みたいな?
練習しよう。ムギにでも聞こうかな。
すると澪がリビングにやってきた。
「澪、これ美味しいなぁー。また腕を上げたん…」
澪の顔が曇っていた。

え?怒ってる?
えぇ?私なにかしたか?
あ、まさか唯の奴合コンの件しゃべりやがったのか?なんと口の軽い奴か!!
いや、流石にこの短時間じゃ流石の唯も無理だろ。
澪もさっきまで普通だったしな。
じゃあ何が…
おや?コート持ったまんまだな…
「律…これ…コートについてたんだけど…」
そう言って澪は一本の長い毛を取り出した。長さからして髪の毛かな。
「これは、誰のだ?」

え?澪しゃん?
「長さとか色からして、私や律じゃないよな。唯だって違う。」
「おい、澪、ちょっと…」
「お酒の匂いに混じって、香水の匂いもする」
「みおー…」
「律。誰と一緒にいたんだ?唯とサークルの人たちだけじゃないのか?」
「いや、まぁ飲んだのはそいつらだけじゃないかったけど…」
「!!…だ、誰だよ!誰と何してたんだよ…」
「み、澪!落ち着けって!」
「うぅぅぅ…嫌だよ…浮気しないでよ…飽きちゃ嫌だよ…
確かに律はカッコよくて可愛くてスレンダーでテクニックだってあるけど
嫌だよ…」
しまった…澪の嫉妬深さを忘れていた…。なんか恥ずいことも言われたけど。
最近知ったことなんだけどな。
以前は唯と遊びに行くだけでも嫉妬してたなぁ。
いやいやまずいぞ。澪が泣きそうだ。
澪を悲しませることだけは駄目だ!
でもどうしよう。あの髪はたぶんさわちゃんのだ。
ちくしょう、今度会ったら絞め返してやるぞ…
「澪、聞いて」
「やだよ…聞きたくない…別れたくない…」
はぁ?澪が寝言を言っているぞ?
馬鹿だなぁ。そんなことありえねぇーっつーの。
信頼感が足りてねぇぞ?
ふぅ、じゃあそろそろ起こしてやりますか…

「梓がさ、新歓ライブでボーカルやったんだってさ」

「…え?」
「新入部員も入ったってさ」
「…」
「さわちゃんから聞いたんだ」
「……じゃあこれって」
「さわちゃんのだな」

そう言うと澪の目から涙がこぼれた。
あ、やばい。
「わ、私…何を言って…」
ん、でも冷静になったみたいだ。
「ごめん…ごめんなさい…」
「あーうん。いいよ。気にすんな」
「でも…」
「それより早くご飯たべようぜ!」
いまいち納得してない感じだったけど澪は立ち上がった。
正直、澪の嫉妬は嬉しい。
愛されてるって実感できるから。
「…みーお。そんな顔してんじゃないよ」
「…私、律に酷いこと言ってた…」
「うーん」
自己嫌悪の強いやつだ。気にするなって言ったのに…
どうやったら元気出してくれるかなぁ…
ん、そうだ。
「じゃあさ、澪。一緒に寝よう。」
「へぇ!?な、何いってんだりつ!」
「んー?明日休みだからいいじゃん?ほらほらーりっちゃんが慰めてあげちゃうぞー?」
「………お酒臭いからやだ」
うん、軽口を言えるようになった。
少しは元気出たのかな。
「りつ」
「うん?」

「ありがとう。ごめんな。大好き。」
3つもまとめて言ってきた。
おいおい、どれから返事すればいいんだよ。
まぁ、決まってるんだけどな。

今日は、大変な日だった。



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