冬の日 どんなに寒くても 私は幸せ
って言いたいとこだけど
寒いものは寒い
って言いたいとこだけど
寒いものは寒い
「あぁもう律はまだか!」
そう、私がこんな寒い中、外で待っている理由
それは律が待ち合わせ場所にまだ来ていないから
まぁ、遅刻というやつだ
それは律が待ち合わせ場所にまだ来ていないから
まぁ、遅刻というやつだ
いつも学校に行く時は待ち合わせとかしてなくて
登校中にあったら一緒に行くっていう感じだった
登校中にあったら一緒に行くっていう感じだった
それで今日は一緒に行こうって律から誘われたものだから、それはもう楽しみにしていたわけで
まさか遅刻だなんてな、百年の恋も冷め・・・いや、まだまだ頑張れる
…って何言ってるんだ私は
きっと寒さのせいだ、そうに違いない
まさか遅刻だなんてな、百年の恋も冷め・・・いや、まだまだ頑張れる
…って何言ってるんだ私は
きっと寒さのせいだ、そうに違いない
「まだかよ、ばかりつ」
「朝っぱらから馬鹿はひどいなぁ」
冷たくなった手に息を吹きかけながらボソっと呟いた言葉に
待ち人から返事がきた
こっちは寒い中待っていたというのに、なんて呑気な返事だろう
待ち人から返事がきた
こっちは寒い中待っていたというのに、なんて呑気な返事だろう
「遅いぞ!」
「へへっ、待った?」
「今来たばっかり!とか言わないからな」
「ちぇ」
頬を膨らませて拗ねる律
かわいいなぁ・・って私は待たされて怒ってるんだった
かわいいなぁ・・って私は待たされて怒ってるんだった
「まったく、誘っておいて待たせるとはどういう了見だ?」
「だって、すっげーいい夢みてたんだもん」
私は夢に負けたのか
いや、でも夢だしなぁ
いや、でも夢だしなぁ
「どんな夢なんだ?」
「聞きたい?」
そりゃあ聞きたい
律の問いに頷いて返す
律の問いに頷いて返す
「じゃあ澪、耳貸して」
普通にいえば良いだろうに、なんで
いや、でもそれで聴けるならまぁいいか
そう思って私は律に耳を近づける
いや、でもそれで聴けるならまぁいいか
そう思って私は律に耳を近づける
「あのな・・」
律の吐息がかかってくすぐったい
「澪が寒い中、外で私を待っていてくれる夢」
は?
こいつは何を言っているんだ
意味が分からず律の方をみるといたずらっぽく笑っている
…まさか!
意味が分からず律の方をみるといたずらっぽく笑っている
…まさか!
「お前、影でみてたな!」
「だって!鼻赤くして、手に息吹きかけながら待ってる澪、かわいかったんだもん!」
「あほかー!!」
正真正銘ばかだ!
あーもう!・・待ってる間ずっと見られてたとか・・は、恥ずかしい!
あーもう!・・待ってる間ずっと見られてたとか・・は、恥ずかしい!
「寒かったんだぞ!」
「悪かったって!な、あっためてやるから!」
「いらん!」
「りっちゃんホッカイロは世界一だぞー!」
「だぁぁくっつくな!」
こいつは!こいつはもう!
…でも、本気で怒れないのは惚れた弱みというやつなんだろうか・・
…でも、本気で怒れないのは惚れた弱みというやつなんだろうか・・
おしまい
- いちゃいちゃしてるなぁw可愛い -- 名無しさん (2010-11-17 19:30:54)