けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

朝チュン

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
投稿日:2010/09/20(月) 19:14:13

今が、きっと一番幸せなとき。

カーテンの隙間から朝日が差し込み、私の目を突付く
時計の針は朝の6時半を指している。ああ、もう朝になってしまった
薄着で寝ていたことと、少し冷えた空気に身震いをするが、
ベッドの一人分空いた空白を手でゆっくり撫でると、かすかにぬくもりが残っている
耳をすませば、台所のほうからはトントントン・・・とリズム良く包丁を叩く音が響き、
優しい味噌汁の香りが漂ってくる

軽く戸をあけて隙間から覗き込むと、寝巻きにエプロン姿で
少し癖のついた栗色の髪を揺らしながら、せっせと料理にいそしむ彼女の姿があった
冷蔵庫から漬物を取り出すとき、彼女も私に気づき、声をかけてくる

「なーに覗いてんだよー。」
「え?いや・・・初々しいなって。」

なんだよそれとクスクス笑い、彼女は熱いコーヒーを注いだカップを私に差し出してきた
今日は朝から少し冷えるもんな。ありがたい気遣いだ
少しだけそれを飲み、洗面所に向かう
昨日干したばかりのタオルからは、いわゆるお日様の匂いが香る
せっせと顔を洗い、髪を梳かし、トイレも済ませ、台所に戻ると
白米と味噌汁、玉子焼きで彩られた食卓が目に入る

「律って昔はすごく朝弱かったのに、こんなに余裕もってきちんと朝ごはん作れるようになったんだな。」
「ふふふ、もっと誉めなさい!」

手招きされて食卓に着き、いただきます!きちんと挨拶もして、味噌汁を一口
これがまたかなり美味しい・・・毎朝こんな味噌汁が飲める私はなんて恵まれているんだろう・・・

「みおどうしたー?なんかボーっとしちゃって」
「んー・・・」

律にそう聞かれ、ありのまま・・・今の気持ちに言葉を乗せた

「幸せだな・・・って。」



  • かやまゆうぞう? -- 名無しさん (2011-04-17 23:17:53)
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