けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

たまにはいいよね?

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集

「律!ちゃんと練習するぞ!」
「えー、もうちょっとお茶にしようよー」
「・・・・・さもないと」
「!!あー、お茶は飽きたな!練習するか!!」
ある日から、律先輩の様子が何かおかしいというか、
律先輩と澪先輩、二人の立場が逆転したというか
とにかく、最近の私たちの前には、いつもと違う二人ばかりがいました
「あの、澪先輩。」
「なんだ?梓」
「あの・・・律先輩と、何かあったんですか?」
「・・・・え?」
思い切って聞いてみた。
いつかの学園祭の時のように、何がなんだかわからないまま
二人の仲が険悪になったりしてると、見てるこっちまで寿命が縮むようで。
そうすると、返ってきたのは意外な答えだった
「ああ・・・・ちょっとこの写真見て」
「ん・・・えっと・・・これ、弟さんか何かで・・・」
「ふふ、やっぱりわからないよな。これ・・・律だよ?」
「・・・・・・えっ?!」
そう言われればわかる。確かに律先輩
いつもと違って、というより、むしろ男性に間違える程
…その・・・か、かっこよく写っていた
それが何故かと思えば、明らかな違和感
「髪下ろしただけでこんな変わるもんなんだな。」
「はい・・・びっくりしました」
律先輩といえば、明るい性格と、おでこ、黄色いカチューシャが特徴
そのうち視覚的特徴が二つ欠けていれば、一瞬誰か判断が付かなくても仕方ない
「・・・実はさ、律が言うこと聞かないときは、皆にこれを見せるって言ってあるんだ」
「へ・・・?じゃあ、その・・・・言い方は悪いですけど、脅し用・・・ですか?」
「まあ、そんなところかな。律ったら髪下ろした姿には全然自信ないみたいで。凄い恥ずかしがるんだ」
「はぁ・・・」
こんなにカッコいいのに・・・と少し思ってしまった自分に恥じらいを覚えた
同時に、脅すためという口実を持ちつつも、お互い写真を持ち歩いている二人に
何かこう・・・言葉で表せない恥ずかしさというか・・・背中がむずむずした。
「あれ、でも私には見せちゃったじゃないですか。」
「うん・・・だから、律には内緒な!」
「・・・・了解!」
安心した、というか、かえってなにか幸せになれたというか・・・・
この二人の関係には、一筋縄の出来事じゃ全く傷などつきそうには無い。
そう、まるで・・・・夫婦のよう


私が律を写真をネタに脅すようになって三日ほど、最近は練習もスムーズに進む。
もちろんお茶の時間も取るけど、それを少し切り詰めて練習に割くとこれがあら不思議、
アメとムチ効果というか、唯やムギや梓もモチベーションが上がってるみたい。
律も・・・練習に身が入ってきてはいるけど、今日はちょっと、ふてくされてる。
「・・・・りつー、何怒ってるんだよー」
「・・・・・バカ澪・・・」
毎日、ことあるごとに写真をちらつかせていれば、流石にヘソも曲げるか。
でもね、私はまだ降りないよ。律
「なんで怒ってるんだってー」
「澪が・・・・いじめるんだもん」
自分は人をいじるけど、いじられるとふてくされちゃう。まだまだ子供だね
「そういう律は私のこといつもいじめるじゃん。」
「・・・・そーだけど」
律が足を止めた
「・・・・・なんつーか、澪に優位に立たれるって、結構きつい」
「・・・・は?」
振り向いた律は、少し涙目になっていた。
「泣くなよ・・・」
「な、泣いてなんかっ」
「ふぅ・・・こっちおいで」
「・・・・・やだ」
そう言いながら、足をこちらに運ぶ。なにこれかわいい
私の目の前に立ち、うつむきながら口をとがらせている律
ほんとはこんなに小さいんだね。
「何で私が優位に立つときついんだ?」
「・・・・わかんないけど・・・何か、勝てるものがないっていうか・・・」
変なこと気にしてるなあ。
「ふふ・・・ばか律。」
私は律の背中に手を回し、強く・・・それでいて優しく抱きしめた。
いつも律が私にしてくれる抱きしめ方
「たまにはいいだろ?こういうのも」
「・・・・・・・」
私のコートの胸倉を弱々しく掴み、胸に顔をうずめてくる律
その頭に私も顔を付けると、女の子の香りがした
「私が写真のこと言って、焦ったり、恥ずかしがってる律、凄い可愛いよ。」
「っ~・・・・・ば、ばか!ばかばか!!」
私の胸をてしてし叩いてくる。痛くないし、むしろくすぐったい。
随分長いこと付き合ってて、新しい彼女の一面に気付いた気がする
彼女は少し大人ぶろうとしている、純粋な少女
腕の中でもがく姿は小動物みたいで、本当に可愛い
…ごめんね、まだしばらくこの立場でいさせて。
この可愛い律を、独り占めにしていたいから・・・


  • りっちゃん可愛いすぎ -- 律オタク (2010-12-28 20:34:40)
  • こりゃホレるわ -- 名無しさん (2012-04-21 19:28:15)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

記事メニュー
目安箱バナー