けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編135

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mioritsu

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だれでも歓迎! 編集
投稿日:2010/09/03(金) 18:34:06

チュン チュンチュン
「朝か…」
私にしては珍しく早く目が覚めた
隣で気持ち良さそうに寝息を立てている澪を起こさないようにそーっと起きて腕のストレッチ
さすがに一晩中腕枕はかなりキツイ…
澪が喜ぶからついついしちゃうんだけど
「ん…りつ…?」
「あ、起こしちゃった?」
「んー、律枕無くなったから…」
可愛いなぁ、もう
「もっと寝てなよ」
「律も寝ようよ」
甘えんぼな澪は珍しい
そうとなれば、リクエストに応える他私には選択肢が無い
「…さすがに裸だと寒いな」
「あー、パジャマあるけど着る?」
「律がくっついてくれたらいらない」
照れとか嬉しさでどうしようもなくなって
萌え萌えキューン!と叫びたい衝動を抑え澪の胸に飛び込んだ
「みおー!」
「ふふ、なんだよりつー」
「大好き」
「うん、大好き」
恥ずかしがり屋の澪がこんなにもストレートに気持ちを言葉にしてくれるのが嬉しくて自然と顔が綻んでしまう
今の私、ずいぶん締まりの無い顔してんだろーなー
それにしても
「今日の澪しゃん、積極的」
羨ましいくらいの豊満なバストの間から澪の顔を見上げる
すると澪は私の背中に回した腕に力を込めて、これでもかってくらいぎゅーっと抱き締めた
「み、澪しゃん?」
「だって、日曜日」
日曜日
誰にも訪れる休日の終わり
でも、私にとっては澪とのお別れも意味する
また澪のいない一週間が始まる
そう考えただけで目頭が熱くなった
「りつ…」
「…」
澪と私の瞳にお互いを映しあって
そっと目を閉じれば存在を確認するようにゆっくりと深く口付けた

「じゃあ、またな」
「うん、また」
「着いたら電話するから」
「ん、待ってる、気を付けて行けよな」
「新幹線だし大丈夫だよ」
「澪は完璧なようで危なっかしいから、りっちゃん心配で心配で…ヨヨヨ」
「う、うるさい!私だって色々心配なんだからな!」
「ん~?何が?」
「り、律が、浮気しないかとか」
「だはっ!バーカ、お前こそ浮気したらただじゃおかないぞ!」
「しないよ!」
他愛も無い言い合いも、やっぱり私にはこいつしかいないって思えて
それは澪も同じのようで自然と二人で笑い合ったら別れの辛さも和らいだ
「それじゃ」
「おー、じゃあな」
手を振りながらホームに消える澪を見届けて私は深呼吸
「よし!一週間頑張るぞー!」




「大袈裟だよね、澪ちゃんもりっちゃんも。たかが二ヶ月研修で地方行ってるだけなのに毎週末逢引までして」
「唯ちゃん、恋とはそういうものよ。特に澪ちゃんとりっちゃんは二人で一つ、一心同体なんだから」
「はぁ、そういうもんなのかなぁ」
「なんだか先輩達が卒業した時の自分を思い出していたたまれないです…」



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