投稿日:2010/08/20(金) 00:53:50
ライブが終わった。
燃え尽きた。心にぽっかりと大きな穴が開いた気分だ。
喪失感ってこういうのをいうのかな。
燃え尽きた。心にぽっかりと大きな穴が開いた気分だ。
喪失感ってこういうのをいうのかな。
練習練習って熱心に頑張ってきたわけじゃないけどさ。
それでも私たちなりにやってきた。そして、その全部を披露する最後の場だった。
それでも私たちなりにやってきた。そして、その全部を披露する最後の場だった。
これ以上ないくらい、最高のライブだったと思う。
さわちゃんや和、クラスの皆も盛り上げてくれてさ。
Tシャツのサプライズは本当に吃驚したもんだ。
MCの時に言うはずだったこと、全部吹っ飛んじゃうくらいにな。
さわちゃんや和、クラスの皆も盛り上げてくれてさ。
Tシャツのサプライズは本当に吃驚したもんだ。
MCの時に言うはずだったこと、全部吹っ飛んじゃうくらいにな。
本当に、楽しかった。最高だった。思い残すことなんて……。
ない、はずなのに。
なんでかな、急に視界が歪んだ。
ぽたり、ぽたりと雫が手に落ちる。
なんでかな、急に視界が歪んだ。
ぽたり、ぽたりと雫が手に落ちる。
あぁ、だめだ。ここで泣いちゃ、ダメなのに。私まで泣いちゃ、ダメなのに。
私だけでも、明るく振舞ってなきゃいけないんだ。
だって、私は。
桜高軽音部の、放課後ティータイムの、部長だから。
私だけでも、明るく振舞ってなきゃいけないんだ。
だって、私は。
桜高軽音部の、放課後ティータイムの、部長だから。
でも。……どうしたら、どうしたらいいんだよ。
こんなにも悲しい気持ちと寂しい気持ちでいっぱいなのに。
何時もみたいに、笑えるわけがないんだ。
こんなにも悲しい気持ちと寂しい気持ちでいっぱいなのに。
何時もみたいに、笑えるわけがないんだ。
何時も……みたいに。
……あぁ、そうだ。
澪が、澪が笑ってくれたら。
何時もそうだった。どうしてかは分からないけど。
澪が少しでも笑ってくれたら、どんなに痛くても、どんなに悲しくても、私は笑うことが出来た。
澪が、澪が笑ってくれたら。
何時もそうだった。どうしてかは分からないけど。
澪が少しでも笑ってくれたら、どんなに痛くても、どんなに悲しくても、私は笑うことが出来た。
だから、だからさ。頼むよ、澪。
……笑って?
……笑って?
おわる