けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

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mioritsu

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律「澪、ゲーセン行こうぜ!」
澪「―こんな寒いのに行くのか…?」

律が声をかけてきた。こんな季節に、よくそんな元気でいられるな。
ああ、早く家に帰ってこたつへ潜り込もうと思っていたのに…

律「いいじゃんどうせ暇なんだろ~?」

律は不満そうな顔を近づけてくる。
微妙に背伸びしているのが可愛い。

澪「…仕方ないな」

何だかんだで私は律に甘い。
気がつくと、いつものゲームセンターに入っていた。
この騒がしさが、微妙にテンションを上げる。

律「さあって、何やろっかな~」
澪「転ぶなよ…」

嬉しそうにクレーンゲームのコーナーに駆けて行く律。
私も急いで追いかける。

律「あ!!」
澪「な、何?」
律「見ろよコレ!私たちのぬいぐるみだ!」

そこには確かに、小さくなった私たちが居た。
いや、冷静になってつっこむと…

澪「人形だろ」
律「どうでもいいじゃん!それより、これ狙おうぜ!」
澪「金は貸さないからな」
律「うるちゃい!」


―そして

律「自分ゲット~…」
澪「1600円も使ってこれか…」
律「くそ~、全員取るつもりだったのにな…これじゃあ金足りねえよ」
澪「…」

私は後悔した。
今になって、律の人形が欲しくなって来たのだ。
好きな人の人形を持っているって、その…こ、恋人っぽいし。
そんでもって律が私の人形を…

なーんて妄想を繰り広げていると、頭にふぁっとした感覚。
…律の人形だ。


律「何だよー、欲しいなら欲しいって言えよなー」

にひひっと笑う愛しい人。
思わず「好き」の言葉が出た。
律はそれを聞くと、満足そうな笑みを浮かべた。


―そして私達はお互いの手の温もりを感じながら、ゆっくりと、歩きはじめるのだった。


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