けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編69

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匿名ユーザー

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投稿日:2009/12/28(月) 09:19:01

私はベッドに寝転がり、澪はその横に腰をおろす。
これが、私たちの定位置。
いつもこうして、私は漫画、澪は雑誌を読む。

「ね、律。・・これ、みて!」

雑誌を指差し、こちらを向く澪。
音楽雑誌を読んでる時の澪は、何時もより子供っぽくて。
生き生きとしたと言うか、無邪気な目をする。
その目を見るのが、私は大好きで。
だから、いくら楽しみにしていた漫画の新刊を読んでいようとも、ついつい反応してしまう。

「お、なんかいいのあったか?」

何時もならポテチ食べながらベッドに寝転がってたら、怒られるんだけど。
雑誌に夢中の澪はそんなこと、気にもとめていない。

「これ!良いと思わないか?」

若干興奮気味の澪はやっぱりかわいくて。
あーもー、顔がニヤけるの、抑えらんない。

「あ・・漫画、読んでたんだっけ。ごめん、邪魔しちゃった」

ちょっと正気に戻ったらしい澪が、しゅんとしながら謝ってくる。
澪が邪魔なんてこと、あるわけないってのに。・・わかってないなぁ。
どんな白熱したシーンだろうと、澪のあの目にゃ勝てないと思う。

「別にへーきだぞ。・・・それよりも、さ」
「なんだ?」

首をかしげて聞いてくる姿は、なんていうか、ヤバイ、うん。
あー、抱きしめたい。・・いや、我慢我慢。

「それ。明日、見に行こうぜ」

衝動をセーブして、お出かけの提案。
澪は、一瞬ポカンとした顔をした。
…そして。

「うん!」

キラキラとした、私の大好きな目で、頷いた。
そんな澪が、かわいくてかわいくて。
結局、衝動を抑えることが、出来なかった。




おわる。



  • ああ、本当に好きなんだなぁってのが凄く伝わってきます。 -- 名無しさん (2011-12-21 00:01:46)
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