投稿日:2009/12/28(月) 01:50:09
―――――――澪の動く気配で目が覚めた。
あれ?目が覚めたって、さっきまで澪と話してたような…。
上手く働かない頭でぼんやり考えると、やっとさっきのは夢だったんだと気付く。
あれ?目が覚めたって、さっきまで澪と話してたような…。
上手く働かない頭でぼんやり考えると、やっとさっきのは夢だったんだと気付く。
「ねえ」
いまだ覚醒しきらない意識のまま言葉を紡ぐ。
「夢に澪が出てきたよ」
寝呆けたまま、ただそれだけを伝えた。
「本物が目の前にいるだろ」
顔が一瞬で熱くなる感じがして布団に潜った。
こんなクサイ台詞を吐かれるなんて思ってなかったから、澪の顔が見れない。
こいつ無自覚かよっ…!
顔を上げないままでいたら強く抱きしめられた。
もういいや、澪に身を委ねたまま眠ってしまおう。
こんなクサイ台詞を吐かれるなんて思ってなかったから、澪の顔が見れない。
こいつ無自覚かよっ…!
顔を上げないままでいたら強く抱きしめられた。
もういいや、澪に身を委ねたまま眠ってしまおう。
――――――――「夢に澪が出てきたよ」
起き抜けに何を言いだすんだ、こいつは。
「目の前に本物がいるだろ」
至極当たり前の返事を返すと、律は寝惚け眼を一瞬驚いたように開いて
そのまま布団に潜ってしまった。
布団の隙間から冷たい空気が入り込んで寒い。
せっかくの冬休み、いまだ顔を出してくれない律を抱きしめて二度寝しよう。
そのまま布団に潜ってしまった。
布団の隙間から冷たい空気が入り込んで寒い。
せっかくの冬休み、いまだ顔を出してくれない律を抱きしめて二度寝しよう。