投稿日:2010/02/14(日) 00:13:10
「すっげー量だな、おい」
「・・・律」
「・・・律」
箱が山のように積まれて、凄まじいことになってる机をみて放心状態の澪に声を掛ける。
流石にファンクラブが出来てるだけのことは、あるなぁ。
澪もチョコ大好きだし、何時もなら喜ぶ。
ただ問題は量が凄まじい。そりゃ、ある程度は予想してたけどさ、これは想定外だって。
流石にファンクラブが出来てるだけのことは、あるなぁ。
澪もチョコ大好きだし、何時もなら喜ぶ。
ただ問題は量が凄まじい。そりゃ、ある程度は予想してたけどさ、これは想定外だって。
「まぁ、消化するのは手伝ってやるよ」
「・・悪いな」
「・・悪いな」
いつもなら「お前が食べたいだけだろ」とか言ってくるのに、なんだか拍子抜け。
澪の荷物があまりに多いんで、今日は部活なし。
私も持つのを手伝って、澪んちにいく。
私も持つのを手伝って、澪んちにいく。
「あぁ、つかれたぁ~」
「ありがとな、律。なにか飲み物持ってくるよ」
「さんきゅー」
「ありがとな、律。なにか飲み物持ってくるよ」
「さんきゅー」
澪が台所へ出ていくのを確認すると、鞄をあさってある物を取り出す。よし割れてない。
今までバレンタインデーだからって、特別に何かプレゼントってのはしてなかった。
でも、澪んちに遊びにいくとホットココアがでたり、ガトーショコラがでたりして。
でも、澪んちに遊びにいくとホットココアがでたり、ガトーショコラがでたりして。
だから、私がするのはホワイトデーにお返し。
だってさ、バレンタインデーとか、なんかキャラじゃない気がしたんだもん。
そう、これだって商店街歩いてたら変なの売ってると思って、買っちっただけだもん。
だってさ、バレンタインデーとか、なんかキャラじゃない気がしたんだもん。
そう、これだって商店街歩いてたら変なの売ってると思って、買っちっただけだもん。
「律、飲み物もってきたぞ」
「おー」
「おー」
澪が戻ってきた。渡すのなら今っきゃねーかな。
「澪ー」
「ん?」
「ほい、これ」
「なんだ、それ」
「ん?」
「ほい、これ」
「なんだ、それ」
なんだはねーだろ、なんだは。
「いや、バレンタインデーだろ?」
「・・・え?」
「・・・え?」
目を見開く澪。なんだよ、そんなに変かよ!
「開けてみ」
「う、うん」
「う、うん」
開けた途端噴出す澪、予想通り。
「あははははっ・・なんでっ、お煎餅・・しかもっ・・ハート型って・・」
笑いながらもナイスツッコミ。
私も店で見たときはビックリしたもんだよ。
私も店で見たときはビックリしたもんだよ。
「だって、澪チョコいっぱいもらうだろーなって、したらそういう塩っぱいモノのほうが良いだろ」
「・・・はぁ、笑った。・・ありがと、律」
「・・・はぁ、笑った。・・ありがと、律」
へへっなんか、くすぐったいや。
「一応チョコは買ってあるけど、流石に貰ったものもあるからアレかなと思って・・なにか欲しいものあるか?」
「んー、じゃあ。ホワイトデーにお返しくれよ」
「いいけど。・・・なんか今までと逆だな」
「いーじゃん。そういうのもさ!」
「んー、じゃあ。ホワイトデーにお返しくれよ」
「いいけど。・・・なんか今までと逆だな」
「いーじゃん。そういうのもさ!」
今からホワイトデーが楽しみになってきた、早くこないかな!
「にしても、律がバレンタインデーに物くれるなんてなぁ」
「い、いーだろ、別に!」
「律のやつ、照れてるぞー」
「なっ!くっそー澪のくせに!」
「あ、赤くなってる。かわいい」
「うっせーうっせー!」
「い、いーだろ、別に!」
「律のやつ、照れてるぞー」
「なっ!くっそー澪のくせに!」
「あ、赤くなってる。かわいい」
「うっせーうっせー!」
おわる。