寒い。
布団の中にいるというのに、寒い。
律はどうだろうと隣を見れば、目を閉じて規則正しい呼吸。
ぐっすり寝てる、羨ましい。
布団の中にいるというのに、寒い。
律はどうだろうと隣を見れば、目を閉じて規則正しい呼吸。
ぐっすり寝てる、羨ましい。
「どうせだからゆたんぽがわりにしても、いいかな」
「・・・だめ」
「・・・だめ」
あ、起きてた。
「ごめん、起こしたか?」
「んーん。起きてた」
「んーん。起きてた」
聞かれていたっていうのは、ちょっと恥ずかしいぞ。
っていうか、ダメなのか。真横にいるのに。
っていうか、ダメなのか。真横にいるのに。
「なんでダメなんだよ」
「知らない」
「知らない」
ゆたんぽという表現が悪かったのか、それとも抱きしめちゃいけないってことだろうか。
前者ならまだしも後者だとちょっと、いやかなり傷つくんだけど。
前者ならまだしも後者だとちょっと、いやかなり傷つくんだけど。
「・・だって、寝れなくなるもん」
どうやら、後者だったらしい。でも、これは嬉しい理由。
「大丈夫、律は背中とんとんってすると寝るから」
「こどもか、私は」
「こどもか、私は」
だいたいあってると思う。
「どうしても、ダメか?」
「・・・澪はずるいよ」
「・・・澪はずるいよ」
その言葉は肯定かな。
ま、ダメって言われても、無理だけど。
ぎゅっと律を抱きしめたら、顔を近づけてきた。
ま、ダメって言われても、無理だけど。
ぎゅっと律を抱きしめたら、顔を近づけてきた。
「どうした?」
「ゆたんぽになったげるから、ちゅー」
「ゆたんぽになったげるから、ちゅー」
まさかの要求。
とりあえず、律の髪をかき揚げておでこにキスをする。
とりあえず、律の髪をかき揚げておでこにキスをする。
「・・違う」
呟きとともに、不満げな顔。まぁそう言われると思ったけど。
あんまりにそれが可愛らしくて、クスリと笑うと余計不満げな顔になった。やばいかな。
あんまりにそれが可愛らしくて、クスリと笑うと余計不満げな顔になった。やばいかな。
「ごめんごめん、わるかっt」
最後まで言う前に唇を塞がれた。
「っおやすみ!」
結構恥ずかしかったらしく、胸に顔を埋めてしまった。
律の言った通り、確かに、寝れなくなっちゃったかも。
律の言った通り、確かに、寝れなくなっちゃったかも。
おわる。