けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編16

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匿名ユーザー

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「いてて…澪大丈夫か?」
今し方階段を上ってる時に足を滑らしてしまい、その時後ろにいた澪を巻き添えにして落ちてしまった。
そんなに高くないところからだったのが幸いだ。
「いたた…大丈夫」
澪が大丈夫みたいで安心した。
冷静になってみて思ったが、この態勢はやばくないか。
私が澪を押し倒してるみたいじゃないか!!
澪の顔が近い。澪、綺麗になったな。
後数センチ近付いたら…って何考えてんだ私は。
何で今この状態で親友に欲情してるんだ。
「お、おい、律!」
「ほぇ?あ、わりー。今のく…」
現在の自分達の態勢に澪も気付いたのか頬を真っ赤にし、目を潤ませながらこちらを見ている。
その顔は今までに見てきた何よりも綺麗だと思った。
私の中で湧き上がった感情が体中を駆け巡り、理性を焼き切った。
「律?!んっ…」
気がつくと澪の唇に自分のそれを重ねていた。
何してんだ?どうしてこんな事…。
そっと唇を離す。
「…どうして?」
わからない。
自分でもわからない。
澪の顔を見ると泣いていた。
「ごめん、ごめんね」
上体を起こし澪から離れる。
私が上からどいた瞬間、澪が立ち上がり走り去ろうとした。咄嗟に腕を掴み制止する。
「離せ!」
「好き」
口をついて出た言葉に自分でもびっくりしたが、やっと納得できた。
「澪の事好きなんだ」
「えっ?」
「澪と一緒に居たいって思うし、澪に触れたいって思う。恋愛感情で好き…なんだ」
澪は後ろを向いてるから表情が読み取れない。
沈黙が続き、不安に押し潰されそうになった時声が聞こえてきた。
「さ、先に言ってよ…」
「…ごめん」
「律が急にあんな事するからびっくりした」
「ごめん」
「その、なんだ?私も……好き…だ」
「へ?」
「私もずっと律が好きだった」
うわっ!これは夢かな?
私は嬉しくて堪らなくなり、掴んでいた腕を引っ張り澪を私の胸へダイブさせた。
「ひゃっ」
「澪、もっかいしていい?今度はちゃんと恋人として」
「…うん」
小さく返事をしてくれた澪に今度は最大限の優しさと精一杯の愛情を込めたキスをした。


  • 素敵です…ッ!!暖かい百合ですね(*^^*) -- 名無しさん (2012-07-27 02:39:10)
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