MHBB 高橋努先生三回忌記念演奏会

お言葉

高橋努先生三回忌記念演奏会


プログラム


第1部  記念演奏

  • オーボエとピアノ   ピアノ 高橋 章子 オーボエ ABRAHAM IBRAHIM

 フランツ・シューベルト 1797−1828 
 オーボエとピアノの為のソナチネ,ニ長調Op.137/No.1より
 アンダンテ − アレグロ・ヴィバーチェ

 高橋 努
 オーボエとピアノの為のポエジー,No.1

 クロード・ドビュッシー 1862−1918 
 イマージュ I より  ピアノ・ソロ 
 水の反映

 高橋 努
  オーボエとピアノの為のポエジー,No.2

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト 1756−1791 
 オーボエとピアノの為のソナタ,ヘ長調KV370より
 アレグロ

 ジュセッペ・ジョルダーニ 1753−1798 
 カロ ミオ ベン−いとしいひとよ  オーボエ・ピアノ 

  • 金管五重奏
 トランペット 三澤慶 柴田紘子 ホルン 古江仁美 トロンボーン 藤原功次郎 チューバ 木村圭太

ウィリアムテル序曲
歌劇「カルメン」より
   アラゴネーズ
   ハバネラ
   トレアドール
「サウンドオブミュージック」より
   私のお気に入り
   全ての山に登れ
アメージンググレイス


  • サキソフォン独奏
 武田和大


第2部   みんなで合奏
 大草原の歌
 海へ
 吹奏楽のための第一組曲
 恋のカーニバル


ごあいさつ


 この度はなき父高橋努のために追悼演奏会を催していただきまして、まことにありがとうございます。早いもので、父が私たちのもとをさってから2年半が経ちました。
 その間に皆様より数々の暖かい励ましをいただきました。お陰様で、家族一同寄り添いながら、悲しみを乗り越えることができました。この場をおかりして、皆様に暑くお礼を申し上げます。
 今日の演奏会が実現したのは、特に役員の皆様の有形無形にわたるお力添えが会ったからこそだと思います。それぞれ社会的に責任の重いお仕事に就かれて、多忙な毎日を送っていらっしゃるにもかかわらず、皆様が力を合わせて企画にあたってくださいました。このような素晴らしい会を実現させて下さったおひとりおひとりに、家族を代表して心より感謝申し上げます。
 今日の会が都立武蔵高校ブラスバンド部新旧部員の交流の場となり、これからの活動に繋げる架け橋の役割を果たす事が出来れば、こんなに嬉しい事はありません。
 最後になりましたが、皆様の今後のご活躍をこころよりお祈り申し上げます。

2007年8月18日

高橋 章子



記念演奏会によせて


 時の経つのは早く高橋先生が旅立たれて早2年半を見変えようとしています。この3回忌の節目に高橋先生ご令嬢章子様をお招きし、追悼演奏会を開催できますこと大変嬉しく思います。章子様並びに皆様の想いをこのような素晴らしい形にできましたこと、関係各位の尽力の賜物であり改めて感謝申し上げます。
 武蔵の自由闊達な風土の中、時として未熟さを熱意で乗り切ろうとする我々に対し、先生は音楽への熱い思いを胸中に秘めつつ、常に部員の自主性を重んじ暖かい視線を注いでくださいました。卒業し社会で揉まれる中、先生の人生観、音楽と人を愛する心、懐の深さを改めて感じ、その偉大さに気付かされております。
 先生はまさに千の風ののごとく世界中の音楽の旅を続けておられことでしょう。本日もまた章子様の美しい音色や懐かしいブラスの響きに誘われ、必ずや会場に来られることと思います。先生の暖かな視線を共有した仲間達が、世代を超え交流を広げることが何よりのご恩返しになると信じております。
 ご家族の皆様並びにブラスバンド部OB,OG各位の益々のご健勝をお祈り申し上げます。

2007年8月18日
MHBB高橋努先生三回忌記念演奏会実行委員会 委員長 加藤 幸久


記念誌発刊にあたって

「10周年記念誌」昭和60年4月1日より

 私が武蔵高校吹奏楽部の顧問をお引き受けしたのは昭和53年度のからのことでした。
まだその頃は、発足してから三年ほどしか経っていない若いクラブで、少人数でささやかに活動をしており、合唱部と一緒に行った夏合宿も、六十数名という合唱部の人たちの横で、その半分以下の吹奏楽部の人たちが、なにか冴えない顔で寂しそうにしていたのが印象に残ってます。あれから七年、今では本校のなかでも押しも押されぬ大クラブに成長し、放課後の活動も、楽しそうな顔があちらこちらで見られ、練習も一段と精がこもっているように思えます。演奏のスケールもひろがって、かなりの難曲にも、挑戦できるようになってはきています。
 このような状況の中で入部してきた現在の部員の人たちは、かつての苦しかった時代をじっと辛抱しながら乗り越えてきた先輩達の心意気のようなものをしらないまま卒業してしまうかもしれません。そういう意味では、十周年を記念して、OBの人たちが企画したこの記念誌の発行はOBの人たち相互のきずなを確かめあい、強くしてゆくためだけのではなく、現役の人たちには、今日の楽しいクラブが一朝一夕に成り立ってきたものではないことえを、知らしめるための良いはたらきをしてほしいと願ってます。
 かつて、このクラブに在籍した卒業生たちは、社会人として現在の多忙な職務に専念していたり、学生としてのいろいろなスケジュールののため、普段はなかなか現役の人たちと接することもできませんが、それでも演奏会前の練習や、本番の日には、多くの人たちが駆けつけて、なにかと現役の人たちを励ましてくれています。そういうことが顧問としてはこの上なく嬉しいことです。皆さんにとっては、このクラブで過ごした日のことが土台となって、今後も益々いろいろな面でご活躍になるとこを祈ってます。

高橋 努
最終更新:2007年08月29日 15:44