火柱

画像 レベル 攻撃力 HP 速度 能力
2 3 2 普通 ■使用効果:以下の2つから1つを選ぶ
(A)能力を持たないアタッカーに先攻を与え、攻撃力を1増やす
(B)能力を持たないアタッカーの攻撃力を2倍にする
バニラを鼓舞する火の怪物。速度かパワーを選ぶことができる。

能力を持たないクリーチャー、通称バニラを強化する効果を持つカード。
対象が限定される分コストパフォーマンスに優れ、条件を満たしているなら大抵のシーンで翼竜の上位互換となる。
ver0.37よりそれまでの先攻付与に加え、攻撃力を倍化する効果も選択できるようになった。
使用すると「A」「B」2枚のカードが現れ、どちらかを選ぶことで効果を選択する。
いきなり現れると少々驚くが、システムの都合ということで慣れておきたい。

(A)の効果は先攻付与。攻撃力+1はおまけと思っていい。
先攻の制圧力の高さは確認する必要もないだろう。
翼竜ゴブリン王と大きく異なるのはその速さ。初手アタッカーに2ターン目で先攻を付与できるのはほぼ火柱の特権である。
バニラのステータスの高さを活かして、2ターン目から崩されにくい速攻をかけることができる。
先攻5/1のサソリや先攻3/4のアルマジロなど、相手に除去手段がなければ十分に連勝を狙えるステータスになる。
相手がバニラの場合両方ともに先攻になるため、イニ無しで使う場合は相手がバニラでないことを確認すること。

単に先攻を付与するのが目的なら対象の広い翼竜の方が刺さるシーンが多く、大抵のデッキ構成ではそちらが選択される。
バニラに限れば翼竜より強力な効果になるとはいうものの、おおよそは2ターン目に使えるからこその火柱である。

(B)の効果は攻撃力強化
炎使いのように使うことができ、こちらもコストの軽さが光る。
重ねがけすると一気に攻撃力を上げられるが、過剰な攻撃力はピクシーゴブリンメイジと合わせないと活きない。
基本的に攻撃力は相手のHPを上回れば十分であるため、HPほどのインパクトを出すのは難しい。
注目するべきは力石とのコンボ。
攻撃力5を持つアタッカーに火柱を使えば、力石の条件である攻撃力10を満たすことができる。
バニラでは赤鬼青鬼ガーゴイルが該当し、力石を出した後にこれらを出すと大きなプレッシャーになる。
速度操作や河童で対抗しようとしてきた場合は、(A)に切り替えてやるとよいだろう。

条件には「能力を持たないアタッカー」とあるが、アタッカーは他のカードによって能力が付与されたり消されたりする。
先攻後攻は影響を受けないが、速度以外の能力追加が追加されると火柱の効果は得られなくなる。
頑丈半減不動擬態呪いといった能力が付くと、火柱の強化は受けられなくなる。
火の鳥ソーサレス仙人などで能力が付与された場合も同様の状態になる。
特にイニ無しでクラーケンを使われるとバニラを奪われるような格好になり、結果相手を強化してしまう。
イニ無しの場合にこれらのカードで火柱の効果を妨害されることがある、ということは押さえておきたい。
逆にケンタウロスの効果を受けたアタッカーや敗北後のスケルトンなど、バニラになったアタッカーには火柱が効くようになる。
メドゥーサワーエレファントのようなバニラを作る効果から繋ぐことも可能。
相手のケンタウロスリーダーの能力でもバニラにされる。受動的な結果ではあるが、タイミングが合うなら火柱のチャンスでもある。
素のバニラは最高でもレベル3なので、高レベルカードには直接的なシナジーはないが、
緑ゴーレム+ケンタウロスに絡めるなどして高ステータスアタッカーへの活用する手段もある。

自身のステータスは弱くはないものの、アタッカーとしては繋ぎ程度である。
初手サソリ→火柱をウミガメ見習い魔女で飛ばされると少々辛い。
火柱で何とか戦場を持たせつつ、なるべく早く次の手を用意したい。

以前はレベル1バニラとの併用がほぼ必須だったが、倍化能力の追加と力石の登場、レベル3バニラの強化に伴い、
中盤以降でも使える機会が増えた(と言うか以前はレベル3バニラが使われなさすぎた)。
サソリ赤鬼の強さを支えるカードの1枚で、単純かつ強力なコンボになる。
しかしながらこれらのカードは火柱に依存しているとも言え、これらのカードを出すだけで火柱の存在を警戒されてしまう。
効果の追加によりサメへの耐性が消失、メドゥーサワーエレファントの弱体化など、更新による逆風もある。
しかしながらバニラに厳しいゲームシステムの中、バニラを取り巻く環境そのものは確実に良くなっている。
同じくバニラとシナジーのある緑眼と併用したり、ステータスの高さを生かして他の補助と組み合わせたりして戦いたい。
サソリ→火柱(先攻付与)→力石→火柱(攻撃力倍化)で僅か4ターンでのスピード決着の流れがあり、それほど非現実的でもない。
同色の鬼火もバニラに味方してくれるので、鬼火で焼く、火柱で叩くを織り交ぜる戦法もいいだろう。

関連項目

バニラ一覧表
名前 レベル 攻撃力 HP 速度 備考
サソリ 1 4 1 普通
赤鬼 3 6 4 普通
タツノオトシゴ 1 2 3 普通
青鬼 3 5 5 普通
コウモリ 1 3 2 普通 吸血鬼の能力源になる
ガーゴイル 3 6 5 後攻 メドゥーサで作れる
アルマジロ 1 2 4 後攻
ゾウ 3 3 8 後攻 ワーエレファントで出せる
各色レベル1・レベル3が1枚ずつという構成である。
ver0.30で記念カードである王4体それぞれに使用効果が付いたため能力を使える対象が減った。
+ コラム的なのを少々(ver0.37)
火柱の効果が選択式になり攻撃力2倍の効果を得た。
上にも書いてあるとおり、火柱の効果は両者がバニラだった場合どちらも効果を得る。
そこでバニラ同士のシンプルな戦闘結果をまとめてみた。
わかりきってるいるが、実際にはもっと複雑な選択肢や駆け引きがある。
あくまで条件を整えた場合だと思って欲しい。

戦闘結果は表としてまとめた。表中に使われる数字は以下の結果を表す。
イニ有り被ダメ無し勝利 イニ無し被ダメ無し勝利 7 イニ有り被ダメ有り勝利 イニ無し即敗北 3
イニ有り被ダメ無し勝利 イニ無し被ダメ有り勝利 6 イニ有り与ダメ有り敗北 イニ無し与ダメ有り敗北 2
イニ有り被ダメ有り勝利 イニ無し被ダメ有り勝利 5 イニ有り与ダメ有り勝利 イニ無し即敗北 1
イニ有り被ダメ無し勝利 イニ無し即敗北 4 イニ有り即敗北 イニ無し即敗北 0
基本的に数字が高い方が有利と考えていいだろう。

まずシンプルに、「レベル1バニラ同士の対決」をまとめると以下のようになる。
レベル1 結果
サソリ 4 4 4 7 19 1勝3分
タツノオトシゴ 4 3 4 5 16 1勝3分
コウモリ 4 4 4 2 14 1敗3分
アルマジロ 0 2 5 3 10 1勝2敗1分
結果欄には合計点数と勝敗数を記載した。
合計点数は目安として貰いたい。また勝敗は7~5が勝利、4と3が引分、2~0を敗北としている。
この時点で、タツノオトシゴの戦績が意外と高いことに驚いた人もいる?

次に、「レベル1バニラ同士の対決、火柱1枚使用」をまとめる。
表の左側が「先攻と攻撃力+1」を選択、右側が「攻撃力2倍」を選択した場合である。
戦う両者が同じ効果を受けている点に注意して見てほしい。
レベル1 先攻+1 結果 攻撃2倍 結果
サソリ 先攻5/1 4 4 4 4 16 4分 8/1 4 4 4 7 19 1勝3分
タツノオトシゴ 先攻3/3 4 4 4 1 13 1敗3分 4/3 4 4 4 7 19 1勝3分
コウモリ 先攻4/2 4 4 4 4 16 4分 6/2 4 4 4 7 19 1勝3分
アルマジロ 先攻4/2 4 6 4 3 17 1勝3分 4/4後攻 0 0 0 4 4 3敗1分
火柱無しのときの戦績と比較して欲しい。
簡潔にいうと、以前の火柱の先攻+1の恩恵を一番大きく受けていたのはアルマジロと言える。
後攻から先攻になり、イニシアチブがあれば勝利出来るようになれる点が大きかった。
ver0.37からの火柱の能力、攻撃力2倍では速度差が埋まらないのでアルマジロは不利と言える。
タツノオトシゴは以前の火柱の効果で戦績が下がったが、攻撃力2倍で持ち直した。地味だけど。
どちらの効果でも戦績が上がるのはコウモリである。

次に「レベル3バニラ同士の対決」をまとめる。
表の左側が「カード無し」、中央が「先攻と攻撃力+1」、右側が「攻撃力2倍」である。
こちらも対戦する両者が同じ効果を受けている点に注意してほしい。
レベル3 結果 先攻+1 結果 攻撃2倍 結果
赤鬼 4 4 7 3 18 1勝3分 先攻6/4 4 4 4 4 16 4分 10/4 4 4 7 4 19 1勝3分
青鬼 4 3 2 3 12 1敗3分 先攻5/5 4 4 4 3 15 4分 8/5 4 4 7 4 19 1勝3分
ガーゴイル 0 5 4 2 11 1勝1敗2分 先攻6/5 4 4 4 6 18 1勝3分 10/5後攻 0 0 4 0 4 3敗1分
ゾウ 3 3 5 3 14 1勝3分 先攻4/6 4 3 1 3 11 1敗3分 6/6 4 4 7 4 19 1勝3分
素の状態では青鬼が最も分が悪いが、火柱のどちらの効果でも戦績が上がる。
以前の火柱の効果の恩恵を一番得られるのはガーゴイルであった。
火柱の攻撃力2倍では速度差を埋められずガーゴイルには不利である。
ゾウは以前の火柱では戦績が下がるだけだったが、攻撃力2倍で戦績を上げれるようになった。

最後にレベル1とレベル3の関係も見たい。
下の表は「レベル1バニラの対レベル3バニラ戦績」である。
当然ながら、敗北するのが前提である。
対レベル3
5/4

4/5

5/5
後攻

3/6
結果 先攻
攻+1

先攻
6/4

先攻
5/5

先攻
6/5

先攻
4/6
結果 攻撃
2倍

10/4

8/5

10/5
後攻

6/6
結果
サソリ 4 1 2 1 8
3敗1分
先攻
5/1
4 4 4 1 16
1敗3分
8/1 4 4 7 4 19
1勝3分
タツノオトシゴ 1 1 2 1 5
4敗
先攻
3/3
1 1 1 1 4
4敗
4/3 4 1 2 1 8
3敗1分
コウモリ 1 1 2 1 5
4敗
先攻
4/2
4 1 1 1 7
3敗1分
6/2 4 4 7 4 19
1勝3分
アルマジロ 0 0 1 2 3
4敗
先攻
3/4
1 1 1 1 4
4敗
4/4
後攻
0 0 1 0 1
4敗
火柱の先攻+1で最も戦績を上げたのはサソリである。
攻撃力2倍で最も戦績を上げたのはコウモリである。
攻撃力2倍でサソリコウモリはレベル3バニラとほぼ五分の戦績を上げれるようになった。
タツノオトシゴは微増。ここでも地味に。

そして下の表は「レベル3バニラの対レベル1バニラ戦績」である。
上記の表でレベル1の対レベル3戦績が火柱で上がっているため、こちらは下がることになる。
対レベル1
4/1

2/3

3/2

2/4
後攻
結果 先攻
攻+1

先攻
5/1

先攻
3/3

先攻
4/2

先攻
3/4
結果 攻撃
2倍

8/1

4/3

6/2

4/4
後攻
結果
赤鬼 4 6 6 7 23
3勝1分
先攻
6/4
4 6 4 6 20
2勝2分
10/4 4 4 4 7 19
1勝3分
青鬼 6 6 6 7 25
4勝
先攻
5/5
4 6 6 6 22
3勝1分
8/5 4 6 4 7 21
2勝2分
ガーゴイル 5 5 5 6 21
4勝
先攻
6/5
4 6 6 6 22
3勝1分
10/5
後攻
0 1 0 6 7
1勝3敗
ゾウ 6 6 6 5 23
4勝
先攻
4/6
6 6 6 6 24
4勝
6/6 4 6 4 7 21
2勝2分
攻撃力2倍で最も被害を受けたのはガーゴイルである。速度差が埋まらないのが響いている。
ゾウは先攻+1で戦績が上がっている。

総評
以前の火柱の効果「先攻+1」は、主にアルマジロガーゴイルの後攻持ちは速度差を埋められるため恩恵は大きかった。
反面、バニラ同士の実力差を大きく埋めるものではなかったと言える。
ve0.37からの火柱の新効果「攻撃力2倍」は、レベル1がレベル3に拮抗できる程度に戦力差を埋めれるものになった。
特に恩恵を受けているのはコウモリだと思われる。
コウモリは対レベル3バニラの戦績が大きく上がっている。また、同レベル対決でも火柱で戦績が上昇する。

逆に後攻持ちのアルマジロガーゴイルにはツライと言える。
以前なら後攻持ちは「イニシアチブがあれば相手の火柱は気にしなくていい」状況だった。
もちろんイニシアチブ持ちが有利なのは他のバニラも同様で、イニシアチブの無い側はそもそも戦闘をスルーする選択肢が強い。
だが、後攻持ちはイニシアチブが無い状況だけでなく「イニシアチブがあっても攻撃力2倍を懸念する」必要が出来た。

もちろんこれらの結果は、限定的なものであり実際の対戦で必ずしも言えることではない。
不利な方は他のカードを使用して勝利することや、負けを気にせず次の強力なアタッカーを用意することなどが行われるだろう。
ただ、後攻持ちが少々不利なのは否めない。
別の話になるがver0.37で後攻持ちの守護神ガーディアンの仕様変更も後攻持ちバニラにはツライ変更になっている。
以前の環境なら「イニ有りならガーディアンでHP+2。火柱の影響は受けれないが、相手は攻撃力+1なので勝利」も不可能に。
むしろガーゴイルこそ火柱を持っておいて、主導権を握っておきたいところである。

他、ver0.37から新カード緑眼はバニラデッキ用である。
また同じく新カード力石は攻撃力10を超え易い赤鬼ガーゴイルと火柱にシナジーが大きい。
バニラデッキは大きく変更があったと言える。

タツノオトシゴ青鬼非常に地味にだが恩恵があったのでたまには使ってあげて

意見所
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イニ無しで使うとそれで阻止されることが多々あるように
更新されていくにつれ、相手に能力を与える効果持ちが増えた

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最終更新:2016年02月27日 01:59
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