PC鯖

MHF-GのPC版サーバー。しかしながらGGにてPS3鯖を吸収合併している。
詳しくは1鯖を参照のこと。ここではPC版の特徴などを記す。

元々は3つのサーバーに分かれており行き来も出来なかったが、MHF-G1で大コケした代償の過疎化を補うため
(とされているが、無関係だったという説もある。統合自体はサービス開始当初からの念願でもあったらしい*1 )
サービス開始から6年目にして3つのサーバーが統合された。

入り口はCOG(旧ダレット)とハンゲーム。さらにDMMが加わわった。
いずれもサーバーは同じだが、プレイヤー個人のデータを別のアカウントに移動させることはできない。
両者では課金やログインの仕方が微妙に異なるので注意されたし(金額自体はどちらも同じ)。

ハンゲとDMMはブラウザ立ち上げ必須で、過去には(ハンゲの)メンテ中はFにもログインできなかったので推奨されなかったが、
COGはCOGで過去に大事件の被害に遭っている。ただしそれ以降は大規模なやらかしは無い。
何より、開発元の直営なのでサービス終了まで安泰というのは大きい(ハンゲからの撤退によってアカウントが移行されずに削除されたRO等の例がある)。

また、かつてCOGでは同社の別ゲームとスマホで連動するコミュニケーション機能(カプリンク)があり、
条件を満たすことでそれぞれのゲーム内に特典アイテムが送られる「カプトロフィー」というシステムもあったのだが、
いずれも現在では終了している。とはいえ、今後も連動キャンペーンが行われないとは言い切れない。

DMMについては、COGやハンゲームとは異なるクライアントをDMMのサイト経由でDLする必要がある。
評価、民度に影響する部分があるとすれば、ハンゲ同様にPC版専用であるという点、
またDMM側規約にてオンゲを利用するアカウントは18歳以上に限定されていることぐらいか。
ただ、実際は18歳未満も多いらしい。特に○○者と呼ばれるタイプの人はヤバイらしい…!?
DMMでは「艦これ」に代表される、いわゆる美少女ゲームが主力であり、
それを踏まえてか狩猟解禁キャンペーンはMHFの独自防具(公式曰く「おしゃれ装備」「セクシー装備」)や、
イメチェンによるボイス変更に関するものといった、そちらのプレイヤー層を意識したものが揃っている。
なお今から始める人には無関係だが、サービス開始以前であるG7以前のパッケージのコードを使用できなかったりもした。

今からスタートするのであればCOGがおすすめ。
一応ハンゲームとDMMの利点としては、ブラウザ上でアカウント認証後にゲームを起動する仕組みになっているため、
キャラクターを切り替える際にパスを再入力する必要が無いという点が挙げられる。
ついでにハンゲームとDMMではブラウザにIDとパスワードを記憶させることもできる。
いずれにせよクライアントの再起動が必要なので時間としては大して短縮できるわけでは無いが。
また、現行のCOGではIDとしてランダムな文字列を割り当てられるが、ハンゲームとDMMは他人と被らなければIDを自由に選べる。
もちろんハンコインやDMMポイントをMHFと他のサービスで使いまわせるのも利点と言えば利点だろう。

なので該当アカウントを一切持っていないならCOGで始めるのが一番無難であると言える。
ハンゲ、DMMアカウントがある、もしくは両アカウントでMHF以外のサービスも利用するつもりがあるのならそちらでのスタートも選択肢に入るか。
なおMHFクライアント自体は3者で明瞭な違いはなく、
PC性能や回線にもよるが入り口の違うプレイヤーが混ざることが原因の動作の遅延なども全く発生していない。

ちなみに、コンフィグ設定はアカウントやプラットフォーム問わずPC本体に保存されているものが適用される。
インストールフォルダの中の「mhf.ini」「keyconfig.cfg」がそのファイル。
(後述の多重起動を行う場合は、上記に「2」が付くファイルが2つ目に適用される)
PC移行時やネカフェでプレイする場合にはこれをバックアップすれば良い。

なお、COG・ハンゲームに続くチャネリングサービスについては2013年の時点で発表されており、
当初は同年中の実施とされていたのだが年明け頃から音沙汰が無くなったので一旦立ち消えた模様?
COG全体の不調(MHF以外のソシャゲも含む。これは実際に2013年度決算で指摘されている)もあってか、
同社のゲーム同士を連動させてプレイヤー人数の確保に努めている現状、
チャネリングのみとはいえ他社を介入させにくくなったという事情があるのかも知れない。
その後スピンオフである「メゼポルタ開拓記」がDMMと提携することが発表され、MHF本体への影響も予想されていたが、
2015年8月からは正式に提携を開始することが電撃発表された。
当初の「第3のチャネリング」発表から2年ほど経過しているが、もともとDMMだったのか否かは不明(それなりに大規模なところとは当初から言われていた)

システム面ではいずれのチャネリングにおいてもネットカフェ特典を得られる。
DMMも順次対応開始しているが、ペイネットカフェはDMM版では使用不可能なので要注意。
何だかんだ言って6年連続ネットカフェ稼動ランキング1位を記録している。
他のプラットフォームにはNコースという代替コースがあるが、NPレートを考えると・・・
その他、自宅のPCや回線が不調だったり外泊の際でもネカフェからプレイできるというのは大きい。
出張の多い社会人ハンターなどにとっては、外泊先のwifi環境が必ずしもネトゲに対応している訳ではないこともCS版よりもオススメできる理由の1つである。
長らくPC版の専売特許だったが、2014年にPS3アカでもVita版で対応が開始された。
ただ全ての店舗が対応しているわけではない。行きつけの店舗がVita版込みで対応しているかどうかは要確認。

また、2コア以上のCPUを持つPCであればクライアントを2つまで起動させることができるのも特徴。
公式に認めている(オンラインマニュアル参照)のはネトゲとしては珍しい部類である。
かつてサーバーが分かれていた頃は同一アカウントで2つの鯖に同時ログインできた
(キャラはそれぞれ異なる。ちょうど現在のPCとPS3同時ログインの関係に近い)のだが、
統合された現在ではそれは不可能となっている。
兄弟とかの別々のアカウントを1台のPCで同時に動かす時などに役立つ。自演ラスタ育ててもいいのよ?

通信関係や動作速度はお使いのPCにマトモに依存するようになっている。
SSD導入など、PCスペックを上げることで処理速度の高速化を図ることができる。
とはいえMHF自体は通常仕様では3Dアクションとしてはかなり低スペックでも動作するようになっているため、
あまり恩恵は無いかもしれない。
また、グラフィックボードもといGPUを搭載していない、いわゆるオンボードでも、
近年はオンボードグラフィックスの性能向上が著しく、満足に動くものは増えている。あくまで近年の製品に限ってだが。
ちなみに64bit版OSにも対応はしているのだが、64bitネイティブサポートではないため、32bitと基本的な動作速度は変わらない。
後述のHigh Grade Editionで、全画面高画質化設定はそれ相応の高スペックが要求されるので、
今からPCを買い換えるつもりなら要注意。

2015年9月30日以降はWindows10への正式サポートが行われている。
GameGuard(チート検出ツール)の初期化がWindows10で失敗することがあったらしく、
その解決までに多少の時間が必要だった模様。

なお、GPUドライバー側の設定で、アンチエイリアスでジャギー(ぎざぎざ)を無くすことができる。
ガッツリかければ後述のHigh Grade Edition公式機能としてのアンチエイリアス以上の効果も見込める。
また、High Grade Editionにも反映させることも可能な模様。
しかし、このドライバー設定でのアンチエイリアスは公式サポート対象外。やるなら自己責任で。
High Grade Edition公式のアンチエイリアスはサポートされているので、
心配なら十分なスペックという条件が必須になるが、それでやったほうが良い。
HighGradeEditionと併用することで遅延が発生するという例もあるようである。

ゲームパッドも基本的に自分の好きなものを選べる。
サービス開始当初はDosからの移行者が多く、強度面と信頼面よりPS2コン&USBコンバーターが主流だったが、
PS2が2世代前のゲーム機となった今コントローラー自体は絶滅、あっても中古品であることが多い。
また、かつては特典付きの推奨ゲームパッドが販売されていたが長らく行われていない。
そのため詳しいことがわからないのであればPCゲームパッド、耐久性を求めるならそれの高耐久タイプ、
知識があり、更なる安定性を求めるならば現行世代であるPS3、PS4コントローラーを選択するとよい。
値段はパッド<耐久パッド<PSコントローラーで耐久度と信頼度も同じような感じである。
知識があるなら、と前置きしたのはPS3コントローラーはPCで認識させるためのドライバが必要、
PS4コントローラーは初期でPCでの動作に対応している(ただしサポートされていない)ものの、
L2、R2ボタンの挙動が特殊になる可能性があり、それの解決をするにはやっぱり別手段のドライバインストールが必要になるため。
ドライバ云々については各自検索した方が速い。
通信については有線LANが大安定だが、最近は家庭用無線LANも大幅に性能向上しているので
電波状態最悪ということでもなければMHFにおいては基本的に問題はない。詳しくはPingや応答速度などでぐぐってみるといい。

なおPC版のロード速度は(推奨スペック以上であれば)他CSプラットフォームは勿論、モンハン全シリーズでも最速を誇る。
これはPS4版にも破られておらず、High Grade Editionでも基本的に速度低下やロード時間の遅延は起こらない。

PC版独自の機能はハンターの「表情変化」と、後述のHigh Grade Editionの2つ。
表情変化はMHF-G7で実装され、内容は攻撃やアクションなどで表情が変化する、というもの。
これはオリジナル、High Grade Edition問わず実装される。
多少なりとも負荷に繋がるためかOFFにすることも可能。

かつて存在した2鯖3鯖についてはリンク先を参照のこと。

High Grade Edition

長年あった高グラフィック化の要望の実現、
及びコンシューマゲーム機でもサービスが開始され、PCならではの差別化要素として*2 、2014年12月10日に搭載された。
よく使われる略称はHGE。以後、HGEと表記する。

HGEはゲームプログラム側の標準機能であり、ランチャーの環境設定から有効にすることで稼働する。
つまり、PCであれば誰もが利用可能(オプションコースではないので追加料金は一切不要)である。
推奨スペックは公式サイトに記されているが、これはフルHD(1920×1080)かつ全画面時のもの。
当然環境(同時に起動しているソフトの有無、デュアル/トリプルディスプレイの有無、など)でも大きく変わる。
推奨スペック以下でも解像度や下記の各種オプションの調整によっては快適に動かすこともできる。
自分のPCスペックにあった設定、解像度をチョイスしていこう。
なお、解像度はウインドウ表示での調整になり、変更は同じくランチャーの環境設定で行うので注意。
無論(低スペックなどで)最初からHGEを稼働させないということもできるので、
今までMHFサービス開始当初等、低スペックのPCでプレイしていた人が今後プレイ出来なくなるということは一切ない。

HGEはモンスター、狩場を専用の高グラフィックで描画し、それ以外については光源の使用、彩色の変更、
及び各種オプション(リアルシャドウ、ゴッドレイ、ブルーム、被写界深度、アンチエイリアスなど)による質感の強化、
という形で高グラフィック化を実現したものである。
なお、各種オプションはそれぞれゲーム内オプションにて個別でON、OFFの切り替えが可能である。
また、標準搭載されているため力技でアンチエイリアスを設定しなくても良くなり、
実質アンチエイリアスが公式にサポートされる形になったとも言える。
なお、なんで質感の強化という形を取り入れたのかというと、「長年のアップデートで既に実装されている物が膨大な数になり*3
一個ずつHD化すると膨大な開発期間を要してしまうため」である。ちなみに公式インタビューでもよく触れられている。

公式サイトの推奨スペックは某14の推奨スペックと同じであるが、
このスペック、またはそれ以上のスペックでも設定によってはカク付きが発生するという報告が挙がっている。
これは、高グラフィックス化が古今のPCゲームと別の手法が取られており、
その内容故に他高グラフィックPCゲームより処理が重いためである模様。
なお、処理が重い云々についてはインタビューにて判明しており、
たとえば影は「光源をハンター・モンスター等のオブジェクトに当てて描画する」という力技と言える方法で描画している。
他ゲーで言えば「影MOD」が公式機能として存在するような感じである。詳しくはggr

また、流石に設定、解像度で調整しようとしてもオンボードグラフィックスや、
かなり古いGPU(MHFサービス開始初期辺り)でも一応動くが、カク付きが激しくプレイどころの話ではない。
そういったPCを持っている人や、上記設定で対応できるけどやっぱり全画面でHGEを楽しみたい!という人は、
PCパーツの換装をしてスペックアップするか、HGE推奨パソコンを購入するのが良い。今なら新しい特典もあります^^v
逆に2015年現在ハイエンド中のハイエンドと言えるGTX980、TitanX&Zでカクついている場合、
HGE実装前に少しでもグラフィックを良くしたいとNVIDIAコントロールパネル側(以下ドライバ側)でアンチエイリアスの設定をし、
HGE切り替え後もそのままの状態と言う可能性が高い。その場合ドライバ側のアンチエイリアスを切ると解決する。
ただし重複は可能(わかりやすく言えばグラボ側の機能とHGE側の機能はそれぞれ独立している)。
そのため、高額になってでも「更なる高グラフィックを!」という人はドライバ側のアンチエイリアスを軽くに留めたり、
マルチGPUでパワーを確保してからにするといいだろう。

意外な負荷軽減法として、WindowsVista、7ユーザーの場合Aero機能を調整するというのがある。
WindowsAeroはウィンドウの部分が窓ガラスのように透明になり、後ろの画面が見える機能だが地味に重かったりする。
一方でディスプレイの垂直同期機能に関わる。これはディスプレイの性能に合わせて描画数を決める機能で、
わかりやすく言えば、60F上限のディスプレイに倍の180Fの描画をさせるとチラつきが発生することがある。
それを防止することで見やすくし、更に無駄な描画を避けるため負荷も落ちるという仕組みである。
これをOFFにすることで改善されるというわけだが、それでも変化なしの場合グラボの設定を弄ることになるが、
その場合逆に負荷が増大してしまうという可能性がある。両方試してみるのが良いか。

ちなみに換装について軽く触れると、グラフィック処理を重点的に担うのはGPU(グラボ)であってCPUではないので、
これを高性能のもの(推奨スペックのGeForce GTX660以上の物)に換装すると良い。
CPUは公式サイトのスペック以下でもCore-i5なら問題ない。メモリも4GB以上積んでおくと良い。
なお、PCゲーム全般に言えるがCPU、GPU、メモリのどれか1つ以上の性能が悪いと他パーツの足を引っ張ることになり、
高性能パーツのパフォーマンスを思うように発揮できない、ということになるので注意。
また、4GB以上メモリを積んでも、32bitOSだと4GBまでしか認識、使用出来ないので注意が必要。
これ以上詳細を述べると長くなるので、詳しく知りたい人は自分で調べると良い。
そういうのがわからない!とか、そもそもノートPCのように換装が出来ない機種の場合は大人しく買い替えるのが無難。
推奨PCでもデュアルモニタやアプリの複数起動でもたつくことがあるので、買う前に環境について店員と相談するのも吉。

ちなみに、ノートPCでも最近のモデル(勿論ゲーミングPC前提の話だが)はデスクトップPCと性能に差はあまりない。
これはHGEでも通用する。大体のノートPCはNVIDIA GPUをOptimus機能(必要な時だけGPUを稼働させる)にて稼働させており、
HGEは12/10時点ではそれに対応しておらず、オンボードグラフィックスでの動作になってしまっていたが、
12/17アップデートで対応され、ノートPCでもスペックが充分あればちゃんと動くようになっている。
ただし、パーツ換装の将来性云々の面、及びノートPCでHGE動作で問題が発生しても、
(2014/12/17現在)ノートPCではサポート対象外(=自己責任)となるため、デスクトップPCの方が有利なのは今までと変わらない。

なおNVIDIAのGeForceを使っている場合、GeForce Experienceをインストールすると、
MHF-GをPC(グラボ)に適した設定にカスタマイズしてくれる。
(元々非対応だったが、2015年10月末頃から正式対応した模様)
必ずしもこれが最適という訳ではないかもしれないが、よく分からなければ試してみるのも手か。

ちなみにメゼポルタ広場内は負荷が大きすぎるため難しいと言われていたが、上記の設定は広場内でも反映される。
ただしリアルシャドウだけはランド内のハンターの数に比例して負荷が激増するため、
推奨スペックのPCでも表示数(オプションの「キャラクターの表示範囲」で変更可能)やランド内の人数が多すぎるときついことも。
そのため、リアルシャドウはロビーとクエスト個別にON・OFFの設定ができるようになっている。

また、HGEの光描画については上記の例通りだが、それによって光が反射する
そのため、ガルバダオラの体色等、光を反射しやすい色だと眩しく見えるので注意したい。
これらは光関連の個別オプションをOFFにすることで緩和できるが、
HGE自体光源が変わっているため、それでも少しは反射して眩しく見えるというのはあるので注意。

なお、処理負荷が一番かかるのは画面いっぱいに動態エフェクトが描画されている時
雨も降ってないのにヴァルサブロスのナパームに飛び込んだり、
雨降ってるディオレックスの大咆哮を内部で回避する際かなり負荷がかかる。
性能にあった調整という理由で解像度、オプション機能を調整するなら、
上記環境を手軽に用意できるディオレックスのクエストがオススメ。
HRが低いなら夜の密林も負荷が高めなのでオススメ。HR71以上なら夜の峡谷や降雨時の高地(の屋外)でもいい。
一方でリアルシャドウのテストをする場合、動いているキャラが多い場所を選ぶと良い。
アイルーを最大まで呼び込んだマイトレ、アクティブ人数が非常に多いメゼポルタ広場がおススメである。

注意事項として、最高品質と同等、あるいはそれ以上とも言えるグラフィックを持つMHFベンチマークだが、
あちらはわかりやすく言えば「MHFを最初から高画質化して作り直した」に等しい環境であるため、
スコアはPCスペックの指標にはなるがMHFの動作指標にはならずあてにならない。注意すべし。
(MHFのベンチマーク自体はゲーミングPCの性能算出によく使われている)

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最終更新:2019年04月19日 21:46

*1 ちなみにオープンベータ開始は共通サーバーだったが、ログイン障害多発から急遽サーバーを3つに分割したという経緯が存在する。

*2 ギウラス曰く、「PCはPCでハードの良い所を引き出せるよう頑張りたい」とのことらしい。また当時PS3/Wii U版の発表が行われ、PC版はほったらかしかという声があった。

*3 特にハンターの装備数が顕著