戦闘のテーマI部

せんとうのテーマいちぶ

収録作品:ラストハルマゲドン
作曲者 (PC88, PC98, X68k):葉山宏治
編曲者 (MSX2, PCECD):不明

概要

獲物がいたぜ

物語前半に戦闘シーンで流れるBGM。
同作では戦闘開始前に上記のメッセージが表示されることが有名で、併せて印象に残っているプレイヤーも多いと思われる。

衝撃的な曲開始のあと、高密度な重低音が畳みかけるロックな一曲。
初出のPC88版などでの作曲者は葉山宏治氏であることが本人などの証言から明らかになっている。(コメント欄を参照のこと)
ループは短く明確なメロディが無いながらも、葉山氏の初期の担当作としてそのエネルギッシュさを存分に予感させる仕上がりとなっている。
ちなみに初出であるPC-8801版でのエンカウントメッセージはカタカナの「エモノがいたぜ」である。

PCエンジンCD-ROM²版では大幅にアレンジされて収録。
アレンジと言っても原曲を踏襲しているのは開幕とコード進行程度のもので、原曲部分がイントロ扱いの別物と言っても過言ではない。ただし、PC88・PC98版の原曲を忠実にアレンジしたものは、PCE版ではゲーム後半で使われているため、単に「戦闘のテーマ1部」と言った場合、パソコン版なのかPCE版なのかを明言しないと混乱をきたしやすい。
また、パソコン版の前半と後半の戦闘曲を入れ替えてPCE版にアレンジしたと考える場合、パソコン版の後半で使われている曲とは全く共通点を見いだせず、新規の曲と考えて差し支えないため、そういった意味でも後述するアレンジャーが不明な点と合わせて、PCE版は高い知名度の割に謎が多い曲と言える。
まるでエレキ三味線とでも言うような高く弾けるような音使いが特徴で、CD-ROM²の高品質の音源を活かしたものになっている。
曲調もスピーディーかつアグレッシブなので、戦闘曲にはうってつけの曲だろう。
なおPCエンジン版のサントラは発売されておらずバージョン名は不明であるため、使用シーンに則りPC版サントラと同名で呼ばれている模様。
またアレンジャーも判明しておらず、葉山氏も共作者である猪瀬勝幸氏も把握していないとのこと*1

作品自体の知名度は低いが、戦闘画面のインパクトなどから本バージョンの人気は非常に高く、ランキングでも上位に食い込む常連曲となっている。
ちなみに先に発売されたFMタウンズ版ではPCエンジン版での「~II部」にあたる戦闘のテーマしか収録されておらず、ゲーム開始直後に流れる戦闘曲はPCエンジン版と異なる。

投票時は曲名と機種名の表記に注意。

過去ランキング順位

※特に記載がない場合、PCエンジンCD-ROM²版のランクイン記録
第2回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 67位
第3回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 48位
第4回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 38位
第5回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 21位
第6回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 11位
第7回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 10位
第8回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 18位
第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 28位
第10回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 108位
第11回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 121位
第12回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 84位
第13回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 66位
第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 45位
第15回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 49位
第16回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 60位
みんなで決めるランキング・マイナーレトロ機種限定ランキング 32位
第2回 みんなで決めるランキング・マイナーレトロ機種限定ランキング 10位
第3回 みんなで決めるランキング・マイナーレトロ機種限定ランキング 4位
みんなで決める和風曲ランキング 50位
みんなで決めるRPGバトルBGMランキングベスト100 36位
みんなで決めるゲーム音楽歴代ベスト100ランキング 51位
みんなで決める1990年代の名曲ランキング 23位
みんなで決める通常戦闘曲ベスト100 7位

サウンドトラック

ブレイン・グレイ・ミュージック シーン・ワン ラスト・ハルマゲドン全曲集

X1版(X68000による録音)音源を収録

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最終更新:2024年04月04日 13:37

*1 音の使い方に当時の「T's MUSIC」の担当作品と共通性が見られるため、ここが関わっている可能性がある。