VS最強のゆっくり 史上最低の戦い 8KB
「くっ。」
思わずひざをついてしまった。吐き気で頭がぐらぐらする。
「ゆっふっふ。つぎでさいごだよ。」
にやつくゆっくりれいむの顔がゆがんで見える。
くそっ、どうしてこんなことになったんだ。俺はただ公園にいただけなのに。
ふらふらの頭でなぜこうなったか考える。
そう、事の発端は30分ほど前にさかのぼる。
VS最強のゆっくり 史上最低の戦い
作、長月
「あー、ほんっとひなたんかわいかったなー。みすちーの歌もサイコーだったし。」
そうつぶやきながら恍惚の表情でベンチに座る男が一人。
やあ、こんにちは。俺の名前はフリーターお兄さんDA!初めての人は以後お見知りおきWO!
なぜ俺がこんなにもハイテンションなのかというと、ひなandみすちーのコンサートに行ってきたからだ。
「ひなandみすちー」
ゆっくりひな(胴つき)とゆっくりみすちー(胴つき)の2匹のゆっくりで構成される今人気急上昇中のアイドルユニットである。
今日はそのひなandみすちーのコンサートが地元の市民ホールであったのだ。
2匹の大ファンである俺は当然最前列のチケットを手にいれ、湯苦理飯店の仕事も休んでコンサートへ。
特に今回のバックバンドは、あのプリズムリバー3姉妹だから絶対に見逃すわけにはいかない。
声の枯れんばかりに、ひなたんコールをさせてもらった。
まあやりすぎて、警備員につまみだされそうになったけど全然気にしてないZE!
そう今日のコンサートを思い返して、にやにやしていたところ、奴は現れた。
「おいっ!!じじい!!」
その声に急に現実に引き戻された。なんだよ、せっかくいい気分だったのに!!
見るといつのまにかベンチの前にぶくぶくに太ったゆっくりれいむがいた。小汚いし、バッジもないので野良ゆっくりだろう。
「そのてにもってるごはんさんをれいむにわたしてね! でないといたいめあうよ!!」
どうやら俺の持っているビニール袋をいってるらしい。ちなみに中身は今日の夕飯の牛カルビ弁当(見切り品で380円)だ。
それにしても典型的なでいぶだ。加工所は仕事しろよ。
「ゆゆっ!!なにぐずぐずしてるの!ばかなの!?しぬの!?ゆっくりしないで・・」
バキッ
俺はトゥーキックでれいむを蹴飛ばした。靴先はれいむの顔面に食い込み「いじゃぃぃぃいい」と叫びながら転げまわった。
本当は持ち上げて叩き潰してやりたかったが、正直こんなばっちい野良、触りたくもない。
「じじい、よくもやってくれたね!!じごくへおくってやるからかくごしてね!!」
れいむが何か言ってるようだが関係ない。どうせゆっくりにはなにもできん。
案の定この後れいむは何度も攻撃してきたが、すべて簡単にいなされた。
逆にカウンターでダメージを食らうのはれいむばかりだ。
そう、ここまではよかった。ここまでは。
「ゆぐぐ・・こうなったら、さいしゅうおうぎをだすしかないんだぜ。でいぶしりーろーるを・・・」
いいかげんこのクソ万頭の相手も飽きたので帰ろうと思っていたところ、れいむが妙なことを言い始めた。
デイブシリーロール?なんじゃそりゃ?デンプシーロールなら知ってるけど。
「ゆふふ・・できればこのわざはつかいたくなかったよ。なんにんものゆっくりをえいえんにゆっくりさせたこのわざを・・・」
かっこつけてるつもりだろうが中2病丸出しだなこいつ。
「じじいもすこしはやるようだけど、さいしゅうおうぎにはかなわないよ!!」
そう言うないなやれいむは後をむいた。
えらそうなこと言っといて結局にげるのか?そう思った俺が甘かった。
れいむはぶりんとしりをだしてきたのだ。それにしても汚いしりだ。変なぼつぼつがある上、あにゃるにうんうんがこびりついてる。
しかしれいむはそんなことは委細かまわず、けつをぶるん、ぶるんと∞の形に振りはじめた。
ま・・・まさか
∞形のしり振り運動!!
高速の餡子移動!!
しりを振った反動であにゃるを見せ付けるあの動き!!
これは尻と拳、形は違えどデンプシーロール!!
そうかデイブシリーロールではなく、でいぶ、尻ーロールだったのか。
「・・・うげ・・」
などと思っていたが吐き気がしてきた。どんなに理屈づけようときもいものはきもい。それが宇宙の真理だ。
しかしそんな俺の都合などお構いなしにれいむはしり振りを加速させていく。
これでは攻撃できない。なぜならあんなきもいもんに触りたくないからだ。
「ゆふふ。こないのならこっちからいくよ!!」
ボヨーン
まぬけな効果音とともにれいむが俺の顔めがけて跳んできた。高速でしりを振りながら。
「ぐおっ」
間一髪かわす俺。危なかった。あんなもん顔面に喰らったらトラウマになってしまう。
しりを振った反動をつかったせいか?明らかにさっきまでとはジャンプ力が違うぞ。
「ちっ、つぎはないよ!!」
そう言いれいむはまたしりを∞に振りながら跳んできた。
なんとかかわすも体勢を崩す俺。
だめだ。このまま防戦一方じゃジリ貧だ。しかし攻撃しようにもあんなきもいもんに触りたくない。
「ゆっくりしないではやくしんでね!!」
ボヨーン ボヨーン ボヨーン ボヨーン
嵐のような連続攻撃。すべてかわすたものの、きもいケツ振りを見続けたせいで吐き気がもう限界にきている。
かわすのはもう無理・・・
認めたくはないがこいつは俺がいままで戦ったゆっくりの中で史上最強だ。キモさという意味でも。
そして話は冒頭のシーンへと戻る。
「さいごは100%のでいぶしりーろーるをおみまいするよ!!」
後ろを向き、しりを∞に振りながらそう叫ぶれいむ。
今まで以上にけつを振るスピードがはやい。本気で俺にとどめをさすつもりだ。
このままでは確実に負ける。具体的には俺の顔とれいむのケツがこんにちわしてしまう。
くそ、なにか、なにか策はないのか!?
その時俺は上着の胸ポケットにあるアレの存在に気が付いた。
今日のコンサートにも使ったアレの存在に。
そしてひらめく。
勝利への秘策を。
俺はれいむに気づかれないように胸ポケットに右手をいれ、それを握り締めた。
やつの攻撃は同じパターンの動きしかしていない。
一瞬でも尻振りを止められれば、奴のあにゃるに、これを使うことができるはずだ。
チャンスは1回。危険な賭けだがやるしかない。
「しねっ!!じじい!!!」
空高くケツをぶるん、ぶるんいわせながら飛翔するれいむ。
なんてジャンプ力だ。とてもゆっくりとは思えない。勝てるのか?こんな化け物に?
いや、勝つんだ。俺の青春のメモリーに、れいむのあにゃると熱いキッスなんて1ページ残してたまるか!!
その為に慎重にタイミングをはかる。
今だ!!
「あっ、あんな所にあまあまおちてるー。」
「ゆっ、あまあまどこ!?」
あまあまを探しケツ振りをやめるれいむ。馬鹿め、孔明の罠だ!!
「うおぉぉぉぉおおお!!!」
右手に握りこんだもの、ペンライトをれいむのあにゃるに突き刺し、一気にそのままえぐりこむ。
今日のコンサートの為に買ったペンライトだ。てめえのようなクソ万頭にはすぎた品だがくれてやる!!
「ゆぎゃぁぁあ#ああありんhgぢんbk@mxぺ*!!!」
意味不明の言葉を叫びながら、発狂したように転げまわるれいむ。
人間で言えばしりの穴に杭をぶちこまれたようなもんだから当然か。
ベンチやゴミ箱にぶつかりながら転げまわる様は、まるでねずみ花火のようだ。
ぶるん、ぶるん チッカ、チッカ
それにしてもなんだありゃ?
れいむがケツを振るたびに、それに呼応するかのように赤いペンライトの電球がチッカチッカと光ってやがる。
いったい体内でどういう仕組みになってんだ?
そんなことを思っていたらいつの間にやられいむがいなくなっていた。どうやら転げまわってるうちに公園の外へ出ていったらしい。
俺も帰るとするか。明日も早いし。
まだ少しふらつく足取りで俺は家路を急いだ。
後日談
カップル女 「ねえ、この辺ってさぁ人魂が出るって聞いたんだけど」
カップル男 「なに言ってんだよ。そんなことあるわけ・・・なんだあの光は!?」
カップル女 「まさか本当だったの!?」
カップル男 「おい、こっちに近づいてくるぞ!!」
ぶるん、ぶるん、ぶるん チッカ、チッカ、チッカ
ケツ振りれいむ「どっでぇぇぇぇぇぇぇぇええ!!このぼうさんとっでぇぇっぇぇ!!!!!」
カップル男・女「ぎゃああああ!!!!バケモノォォォォ!!!」
完
今日の希少種?
ケツ振りれいむ
希少度 F−(突然変異の個体なので普通のれいむと同じ扱い)
希少度 F−(突然変異の個体なので普通のれいむと同じ扱い)
ケツを振ることに特化した突然変異の個体。まるまると肥えておりテンプレ的でいぶな性格。
デイブシリーロールという技を習得しており、それを使えば最大5mまで飛ぶことができる。
またしりが汚く、見ていると気持ち悪くなるので注意が必用。
デイブシリーロールという技を習得しており、それを使えば最大5mまで飛ぶことができる。
またしりが汚く、見ていると気持ち悪くなるので注意が必用。
あとがき
ケツ振りれいむの挿絵、自分で書こうと思いましたがラフの段階で断念しました。自分には文才以上に絵心がないようです。
ケツ振りれいむの挿絵、自分で書こうと思いましたがラフの段階で断念しました。自分には文才以上に絵心がないようです。
今まで書いた作品
ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編)
ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり
ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編
ふたば系ゆっくりいじめ 208 ゆっくり見ていってね
ふたば系ゆっくりいじめ 218 またにてゐ う詐欺師てゐの日々
ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編)
ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり
ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編
ふたば系ゆっくりいじめ 208 ゆっくり見ていってね
ふたば系ゆっくりいじめ 218 またにてゐ う詐欺師てゐの日々
- ちゃんと風呂入れよ -- 2012-02-26 14:52:02
- ちゃんと尻ふけよ -- 2010-11-12 08:30:34
- ちゃんと、潰しとけよ -- 2010-06-27 21:38:55
このwikiの更新情報RSS