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kyakuhon

母   「ちょっと香憐(かれん)、早く起きなさい!編入試験に遅れるよ!」
香   「もう、ちょっと~」
母   「香憐~!」
香   「・・・・。はーい」
香心の声「私、朝月香憐。私は今日、日本で1つしかない魔法中学校の編入試験日です。
         私は、5年前までは、魔力は強かったけど普通の笹山小学校の2年生として、普通に暮していました。
         私が魔法を自在に使えるようになった理由は、すごく大切にしていたペットが、私のせいで車にはねられて死んでしまった時から。その時の私はもう放心状態でした。そんな絶望の中にいる私に、
         変な男の人が、
変な男 『「犬をよみがえらしてあげましょうか?」
         と言いました。私はもちろん、それに
香   「はい!お願いします」
         と答えました。でも、その時に死んだはずのコロが、
コロ  「香憐ちゃんダメー」
         て言ってくれました。コロが変な光を放った瞬間もう変な男はいませんでした。その後、私はもちろんコロと話しました。
コロ  「香憐ちゃん、そんなに悲しまないで香憐ちゃんの悲しむ姿は見たくないの、お願い」
香   「で、でも」
コロ  「お願い香憐ちゃん。」
香   「わ、わかった。」
コロ  「ありがと。香憐ちゃんさっきの男はね、私たち幽霊の世界でもとても、やばい人たちの仲間なの、気をつけて。」
香   「ど、どうやばいの?」
コロ  「とにかくやばい人達なの!だから、気をつけて」
香   「どうすればいいの?」
コロ  「私の力を香憐ちゃん全部あげるから。私の力は、望むままに変化する力だから。香憐ちゃんにこの力をあげる。大丈夫香憐ちゃんなら出来るよ。だって香憐ちゃんは私の知っている人のなかでは最      高クラスの魔力をもってるんだから」
香   「コロ・・・・。わ、わかった。私がんばる」
コロ  「香憐ちゃんなら出来るよ。学校は魔法学校に編入して、魔法のいろいろな使い方を覚えて。さっきも、言ったけど、力は香憐ちゃんの思うとおりに変化するよ。忘れないで。後、力をどうやって手に     入れたかは、あなたが、信じた人にしか言ったらダメ。」
香   「わかった」
コロ  「香憐ちゃん・・・。バイバイずっと見守ってるから・・・・・・・」
香   「コロ・・・」』
     こんな感じで、私は力を手に入れちゃいました。コロの言うとおり、私の力は私の思うとおりに変化しました。私は試験までに魔法のいろんな練習をして、いろいろ・・・・あったけど、今日、試験     にのぞみます。」
母   「試験がんばってね!昔の事は振り返ったらダメよ。あなたは、あの頃とは違うんだよ。」
香   「うん。がんばるよ。コロとの約束だし。待っててね、お母さん」
     試験会場に向かった私は試験内容を知りません。実技をするのか筆記テストをするのか、まったく謎です。
香   「私は、朝月香憐です。お願いします。」
奏   「私は試験官の茨条奏(しじょう そう)だ。試験内容は簡潔に言うと30分以内に俺を捕まえれば合格だ!では、始める」
香心の声「捕まえるだけ?よかったぁ」
     香憐は縛術魔法(ばくじゅつ)の下位ランクの魔法をそのまま使わず、オリジナルで精霊を従えて使いました。
香・呪文 (我に従う水の精睡蓮(すいれん)よあの者を捕らえよ!)
     香憐は水魔法を使いました。その瞬間、香憐の瞳の色が青色に変わりました。しかし、
奏   「こんなんで、俺を捕まえられると思ってんのか?」
     奏は軽くよけました。
奏   「お前、試験で、手をぬいてんじゃねーよ。本気で来い」
奏心の声「今一瞬、朝月の瞳の色が青色に変わったような気がした。でも、まさかなこんな子供がありえるはずがない・・・・・でも、水の精って・・・・・・」
香   「・・・・・・ムカ」
香心の声「シアン、ごめんね。私が半分以下の力でやっちゃったせいで、『こんなん』なん
     て言われちゃって・・・・・・・」
シアン 「いいのよ、そんなこと。私はもう帰るけど次頑張ってね」
香心の声「うん。ありがとう、シアン。おやすみ」
奏   「来い!」
香   「セイ!起きて、いくよ」
     セイとは、香憐が使う精霊の1人でした。香憐は他にもたくさんの精霊を持っています。
香心の声「あの人捕まえるよ」
セイ  「うん」
     セイは香憐の鎖となり相手を束縛し、時には剣となり戦う精霊獣でした。元の形は、狐によく似た形をしています。香憐と召喚獣は心の中でも、普通に他の人とも声を出して会話をする事が出来まし     た。
奏心の声「呪文なしに精霊獣の召喚!?」
奏   「・・・・・・それがお前の基本の戦い方か?」
香   「違います!今はセイがいいと思ったから。」
奏   「?」
セイ  「香憐、リーク」
香   「分かった!」
香・呪文 (我に従う電気精リークよこの鎖に宿れ)
     鎖に電気精のリークとリークに仕えている電気の精が宿りました。香憐は、鎖を茨条奏に向けて、呪文を唱えました。
香・呪文 (我は命令するセイよ、リークとリークに従う者たちよ
                  共に協力し誰も触れぬ戒めの鎖となり茨条を捕えよ)
     奏はギリギリよけました。
奏心の声「今は瞳が金色に変わったような・・?どうなっているんだ」
香   「よけられた。」
セイ  「いや、まだだ」
     セイは自分の意思を持っているので、奏のよけた方へと曲がり腕に巻きつき捕
     えました。
奏   「うわ~」
香   「!!!リーク!STOP!!」
リーク 「えっ!うそ、なんで」
     リークは鎖から離れました。
香   「茨条さん」
     香憐は奏に駆け寄りました。
香   「茨条さん!大丈夫ですか!!!」
奏   「なんてな(笑)」
香   「えっ!?」
奏   「そんな、しびれてないぞ。」
香心の声「なんで?リーク達が宿ってたはずなのに・・・」
リーク 「セイに香憐の事情を聞いて怪我をしない程度にしたんだ」
香心の声「リーク、セイありがとう。」
香   「茨条さん。立てますか?」
奏   「もちろん」
     香憐は座っている奏を立たせようと両手を引っ張りました。
奏   「痛っ!」
香   「えっ!?」
     奏は立ちましたが、腕の内側のところを捕まえられたときに少しやけどしてしまったようです。
香   「・・・・・!すみません!ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
奏   「!?」
セイ  「香憐!!落ち着きな!大丈夫だよ。お前はあの頃とは違う。治癒魔法だって使える。これぐらいだったら。治療できるから。大丈夫だよ。大丈夫」
香   「・・・・・。
     セイありがとう。おやすみ
     リークもありがとう、またよろしくね。おやすみ」
奏   「朝月大丈夫か?」
香   「・・・・・大丈夫です。」
奏   「そうか、よかった。ちょっと聞いてもいいか?」
香   「はい」
奏   「お前は、ちゃんと呪文を唱えてるよな?」
香   「!・・・・・・・は、はい」
奏   「そうか、ありがとう。もう1つ言いか?」
香   「なんですか?」
奏   「戦っている時に「基本の戦い方」て聞いただろ、その時君は、『セイがいいと思ったから』て答えただろ、どういう意味だ?」
香   「それは、簡単ですよ。茨条さんはセイと同じタイプの人に見えたから。だから、セイとやれば勝てると思っただけです。それだけの事です。」
奏   「なるほど。で、結果俺は、セイと同じタイプだったか?」
香   「はい。」
奏心の声「朝月香憐は一見なにも考えてなさそうだが、判断力がいい。魔力の大きさは普通。でも、精霊獣や精霊を使っていたときは桁外れの大きさだ。この学校でいろんな使い方を学べば本当に、誰よりも強     くなるぞ。あと気になるのは瞳の色だな。これはまた聞こう」
奏   「あと、『茨条さん』ではなく。これからは『奏先生』と呼ぶように。」
香   「えっ!じゃあ」
奏   「合格だ!明日から学校に来てくれ。あと、この学校は寮制だから、荷物を持って来い。では、魔法学校セリティア学園へようこそ。歓迎します。」

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