概要
戦闘に至るまでの背景
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ラグライナ帝国は、優勢を守りながらも、
ガルデス共和国首都へ続く2本の街道(
モンレッド、
クァル・アヴェリ)をいまだ占拠できずにいた。
そこで、共和国軍を誘い出し野戦で決着を付けようとした。
守りを固める共和国軍を誘い出すのは容易なことではなく、たとえおびき出したとしても、決戦に敗れれば逆に敵軍を帝国領土に深入りさせることとなる。
危険な賭けではあったが、
ミナはあえてその策を採用した。
共和国軍では、議長である
ラヴェリアが自ら出陣する。これに対して、帝国軍も皇帝
セルレディカ自らが出陣する筈だったが、体調の不調から軍師エルが総司令官となって出陣する。
ラグライナ帝国軍と
ガルデス共和国軍は、7周期に
モンレッドの地にて激突(フェルグリアの戦いの中の一部だが、これが第2次モンレッドの戦いとされている)し、互いに一進一退の攻防を続けつつ、帝国軍はわざと後退していく。
最初は警戒していた
ガルデス共和国軍だが、虚虚実実の駆け引きにより、徐々に帝国領土に侵入、両軍は
カルスケート地方南部のフェルグリア平原で9周期23日目、正面から激突する。
両軍の戦力
戦闘経緯
これまでの反帝国軍は、兵力で劣っていた為、正面から戦いつつ、帝国軍本陣を狙う戦法をとっていた。今回もその手を使うだろうと予期した
エルだが、その通りに本陣に火をつけようとした工作部隊
ミズハがひそかに南方を移動する。
アリサ、
キリカがこの工作部隊を食い止めている間に、北部戦線でもカオスがオーディスを押し込みはじめ、
ミナが援護に回る、帝国本陣を守る両翼部隊が離れた瞬間を見逃さず、ラヴェリアの号令の元、中央戦線は一気に共和国軍が押し込み始める。
だが、この戦いの後、戦女神と呼ばれることとなる
アリスが、共和国軍を貫き、ラヴェリアに突撃を仕掛ける。
攻勢に入るはずだった共和国軍は、これにより足並みが乱れ、南部戦線は元々少数部隊だったミズハが撤退。
北部戦線はカオスが帝国軍を突破して、エルに迫るものの、続く部隊が現れない。
ユウ部隊を押していたゲイル部隊が、ここを突破すれば戦局はまた変わっただろうが、それよりも先に南部戦線で共和国軍が総崩れとなり、キリカ、バーネット、アリサが一気にラヴェリアに肉薄する。
互いにやりたいことは同じであったが、帝国軍の方がほんの少し先に目標に到達した。
ラヴェリアはすばやく撤退を決意し、両軍の決戦はここに終わりを告げた。
戦いの結末
フェルグリアの戦いは、結局両軍共に多大な損害を出しながら、「形に見えた結果」を手に入れることができずに両軍撤退した。
先に戦場から撤退したのはガルデス共和国軍だったため、ラグライナ帝国軍の勝利といえるが、ガルデス共和国軍を壊滅させるという目的は達成できず、悪戯に損害をだしたことから、両国の内政官が建て直しに頭を悩ますこととなる。
最終更新:2011年04月22日 16:00