基本情報
略歴
1257年、
セルレディカ崩御により勃発した
帝国内乱戦争においても、当然の様に
ルディを擁護して
神聖帝国の一員となった。
1258年、
ハルバートの戦いにおいて、戦いの前に密かに帝都
グラディエストに姿を現し、
キリカが反乱を起こしたと偽情報を流して
セリーナに撤退を決意させている。
1259年、
帝国内乱戦争を終結させるべく暗躍。まずは
ラディスに帝国再統一をセリーナに説得する様に仕向ける一方で、水面下で
キリカと接触。ラディスがその実直な性格で、正面からセリーナを説得し、怒りを買って投獄されるが、それはミナにとって「本命」であるキリカの動きから目をそらす「囮」であった。
セリーナを、視察目的で帝都から離れさせ、その隙にキリカに
リングオブクラウンを奪取させ、密かに待機させていた部隊を帝都に進める。
既にセリーナは暴君と化していた為、軍備増強による無理な搾取により、ラグライナ帝国の将兵、民衆はルディの帰還を望んでいた。その為国境部隊はミナの説得により簡単に道を開け、帝都とリングオブクラインという、セリーナが帝位を主張する根拠を全て奪い取る。
こうして、ルディを再び帝都に迎え、
帝国内乱戦争は終わりを遂げる。
帝国再統一後、組織の内情を今でも知っている事から
セリーナ率いる
暁の守人に狙われるが、その裏を突きセリーナに打撃を与え、1260年5周期には
煌槍の彩音を討ち取る。
だが、その報復として
紅によって捕われ、セリーナによる激しい私刑を受ける。この時セリーナは、あえてミナの命を奪わず、一歩手前まで痛めつけて解放し、その姿をルディに見せることで精神的なダメージを与えるという冷酷な手を実行している。
しかし、セリーナが次は
キリカを狙う事を読んでいた為、先手を打ちセリーナのアジトを見つけ出し、ついにセリーナ一派の殲滅に成功する。
ただし、セリーナの遺体が見つからなかった為、ミナは「セリーナ生存」を唱えた。これは、ラグライナ帝国、ガルデス共和国、クレアムーンの共通の敵となるセリーナが居てくれた方が、ルディが目指す三国和睦には都合がよかった為である。
この様に、
ルディに謀略を捨ててほしいと言われたミナだが、生来の性格もあり、その謀略は彼女の経歴と切っては切れない存在であった。
セリーナとの戦いで受けた傷のこともあり、表舞台からは身を引き、引退という形になっていたが、旧帝国貴族との戦いにおける内紛の謀略等、見えない所から様々な手を使い、勝利に貢献した。
アレシア連邦の歴史が安定すると、本当に引退、以後は静かな余生を送った。
人物
- 帝国内乱戦争終結の最大の功労者であるが、同時に様々な謀略を行い、友人であったラディスすら道具として利用した。本人はこの事に関しては心を鬼にする相当の覚悟で望んだ為、「いずれ罰が下されるだろうが、できれば帝国内乱戦争が終わるまでは待ってもらいたい……」と漏らしたという。
関連項目
最終更新:2011年04月22日 20:21