ミナ


基本情報


略歴

帝国に存在する隠密組織「暁の守人」の家系に生まれ、幼き頃からルディ直属の裏工作のプロとして育てられる。しかし、ルディに 「謀略より政治、軍略を学んでほしい」といわれ、彼女は裏の道を捨てる。 こうして帝国軍師となった彼女は後の帝国内乱戦争時に神聖帝国の中心人物となる。
1253年3周期14日目、ラグライナ帝国とガルデス共和国の間で起きたモンレッドの戦いには、軍師として出陣し、戦場にてアリスを見出し将軍に推薦、この戦いでの勝利にも貢献する。
1255年、9周期23日目フェルグリアの戦いでは軍師として参戦し、エルを補佐してこの激戦に勝利をもたらし、翌年の第3次モンレッドの戦いクァル・アヴェリの戦いにも引き続き参戦した。
更に、ガルデス共和国首都を目指して進軍したが、その最中ノスティーライナの戦いにおいてラヴェリア自らが指揮する部隊による奇襲を受ける。かろうじてこれを撃退したが、その直後にラヴェリア事件がおきた為、共和国攻めは一旦中断され、帰国する。

1257年、セルレディカ崩御により勃発した帝国内乱戦争においても、当然の様にルディを擁護して神聖帝国の一員となった。
1258年、ハルバートの戦いにおいて、戦いの前に密かに帝都グラディエストに姿を現し、キリカが反乱を起こしたと偽情報を流してセリーナに撤退を決意させている。
1259年、帝国内乱戦争を終結させるべく暗躍。まずはラディスに帝国再統一をセリーナに説得する様に仕向ける一方で、水面下でキリカと接触。ラディスがその実直な性格で、正面からセリーナを説得し、怒りを買って投獄されるが、それはミナにとって「本命」であるキリカの動きから目をそらす「囮」であった。
セリーナを、視察目的で帝都から離れさせ、その隙にキリカにリングオブクラウンを奪取させ、密かに待機させていた部隊を帝都に進める。
既にセリーナは暴君と化していた為、軍備増強による無理な搾取により、ラグライナ帝国の将兵、民衆はルディの帰還を望んでいた。その為国境部隊はミナの説得により簡単に道を開け、帝都とリングオブクラインという、セリーナが帝位を主張する根拠を全て奪い取る。
こうして、ルディを再び帝都に迎え、帝国内乱戦争は終わりを遂げる。

帝国再統一後、組織の内情を今でも知っている事からセリーナ率いる暁の守人に狙われるが、その裏を突きセリーナに打撃を与え、1260年5周期には煌槍の彩音を討ち取る。
だが、その報復としてによって捕われ、セリーナによる激しい私刑を受ける。この時セリーナは、あえてミナの命を奪わず、一歩手前まで痛めつけて解放し、その姿をルディに見せることで精神的なダメージを与えるという冷酷な手を実行している。
しかし、セリーナが次はキリカを狙う事を読んでいた為、先手を打ちセリーナのアジトを見つけ出し、ついにセリーナ一派の殲滅に成功する。
ただし、セリーナの遺体が見つからなかった為、ミナは「セリーナ生存」を唱えた。これは、ラグライナ帝国、ガルデス共和国、クレアムーンの共通の敵となるセリーナが居てくれた方が、ルディが目指す三国和睦には都合がよかった為である。
この様に、ルディに謀略を捨ててほしいと言われたミナだが、生来の性格もあり、その謀略は彼女の経歴と切っては切れない存在であった。

セリーナとの戦いで受けた傷のこともあり、表舞台からは身を引き、引退という形になっていたが、旧帝国貴族との戦いにおける内紛の謀略等、見えない所から様々な手を使い、勝利に貢献した。
アレシア連邦の歴史が安定すると、本当に引退、以後は静かな余生を送った。

人物

  • 帝国内乱戦争終結の最大の功労者であるが、同時に様々な謀略を行い、友人であったラディスすら道具として利用した。本人はこの事に関しては心を鬼にする相当の覚悟で望んだ為、「いずれ罰が下されるだろうが、できれば帝国内乱戦争が終わるまでは待ってもらいたい……」と漏らしたという。

関連項目



最終更新:2011年04月22日 20:21